懐かしいLPレコードからまた1枚。 当時の「ベルリン・フィル」のトップ奏者で結成された「ベルリン・フィルハーモニー・ゾリステン」のモーツアルト「クラリネット五重奏曲イ長調K.581」と「オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370」を収めたアルバムである。(写真/DG国内盤ーMG1391)因みにこの国内盤LPの初出は1967年だった。クラリネットとオーボエの各ソロはカール・ライスターとローター・コッホがつとめている。またそのほかこのレコードでは第一ヴァイオリン=トマス・ブランディス、第ニヴァイオリン=ハンス-ヨハヒム・ヴェストファル、ヴィオラ=ジークベルト・ユーベルシェール、チェロ=ヴォルフガング・ベットヒャーといったメンバーが参加している。いうまでもなくトップ奏者による緻密で見事なアンサンブルが美しい。またライスター、コッホ共にその後に同作品を再録音しているがこの1965年盤も忘れられない。