帰ってきたにわとりトシ子?

2022-05-07 09:19:19 | 独り言&拾いもの

 アカウントもすっかり忘れていたトシ子です。

 日記代わりのブログも、2012年からFacebook中心となり、2013年以降「にわとり~」はほったらかし…。十年ひと昔と言いますが、去年、キジトラのあさりさんが、八年間の闘病生活の果てに旅立ちました。私自身は変わりなく過ごしています。

 どういうわけか、Facebookの自分のアカウントにアクセスできなくなりました。最初はPCから、続いて携帯からも…。知人は見られるそうですが、私自身はアクセスできません(色々やり方あるので、復帰できるでしょうが)。バックアップを取らないため、パソコンやスマートフォンが壊れるたびに貴重なデータ(ほぼ写真)を失ってきました。Facebookの投稿と写真は電脳空間に保存されているので、消えることはないと思っていましたが…。

 最初にパソコンが壊れたとき、猫のくるみさんの子猫時代の写真&動画や、鹿島鉄道&くりでんの貴重な写真を失い、 バックアップ用のファイル(ハードディスク)を購入しましたが、先延ばしにしている間に、猫(あさりさん)が机から床に落とし、動かなくなってしまいました。それ以来、何度もデータを失いましたが、その都度、「残すのではない。そのとき感じるのだ」と、『燃えよドラゴン』の台詞を少し変えて呟いては、現在に至ってます。それを教えてくれるために、彼女(猫)はわざと落とした?

 データを失っても、思い出は消えません。逆に美化強化されていく。否、過去の思い出ではなく今その瞬間を生きよ…。話が大げさになりましたが、唯一残っていた「にわとりトシ子」にログインすることできました。良かった~。

 偶然にも、再放送されることのなかった連続テレビ小説『芋たこなんきん』が4K放送(すんごく綺麗!)されている今、ブログに戻ろうか試運転中…というか、投稿しては添削の繰り返し。昔もそうでした…。FBは投稿が簡単でしたが、よそ行き用というか、あたりさわりのないことしか綴らなくなり、ここ二年間は非公開の日記が中心になっていました。半世紀以上前から、日記はちょくちょく書いていたものでね…。だからまた沈黙するか、ここは残しておいて他ブログにお引越しするかもしれませんが、ご挨拶代わりに「I will be back!」


迷宮映画館その2 ~『ザ・ディープ』

2013-05-07 21:39:00 | 映画&ドラマ


 一年前に書いたのですが、ほったらかしにしてました。外出ばかりしているせいか、「迷宮映画館」は開店休業中です。映画に関するコラムは、それこそかなり「ディープ」だから、興味のある方以外は適当に読み飛ばしてくださいませ。これからもう一回観ようかな?


 迷宮映画館の2本目は、『ザ・ディープ』(77)です。原作者はピーター・ベンチリー。デビュー作の「JAWS」がベストセラーになり、二作目の「THE DEEP」もベストセラーになりました(それ以後書いてるの?)
 「JAWS」は〈ユニバーサル〉が映画化権を獲得し、テレビ映画『激突』(71)が話題になるもまだ無名に近かったスティーヴン・スピルバーグが監督に起用されました。
 『ジョーズ』(75)は、ブルーレイの国内盤が発売されましたね。恐怖映画の教科書と言ってもいいくらい見事な映画です。たった一つの欠点は、(こうした映画に必須とも言えるし無駄とも言える)「エロ」が入っていないこと。原作には入ってたんですよ。海洋学者と警察署長の妻の不倫が…。女優に全く興味がないスピルバーグだから、仕方ないけどね。「インディアナ・ジョーンズ」四部作や「ジュラシック」二部作(三作目は監督違うので)も、お色気が足りません。あっ、話が逸れました。
 「THE DEEP」の映画化権を獲得したのは〈コロンビア映画〉でした。『ブリット』(68)のピーター・イェーツが監督することになり、スタントマン出身で本物志向の監督は、舞台となるバミューダに実物大の巨大水中セットを造った上に、半年以上も世界中の海で水中撮影ロケを敢行しました。
 そのため『ザ・ディープ』は、実は低予算映画だった『ジョーズ』とは比較にならないほどの製作費を計上していて、費用対効果は芳しくありません。でも「全て本物」であるが故に(サメのシーンもね。数出せば怖くなるわけじゃないけど、出演者たちは相当怖い思いをしたでしょう)、個人的には『ブリット』のカーチェイスと同じくらい『ザ・ディープ』の水中撮影が好きなのです。

 毎日が潜水合宿だった『ザ・ディープ』(監督もメガホン片手に潜ってます…)、撮影の最後の方(半年後)になると水温がかなり下がってしまい、ビセット嬢も大変な思いをしたそうです。有名な冒頭シーンはいつ頃の撮影だったのでしょう? 笑顔で泳いでますが・・・。女優魂でしょうか、尊敬します。サイレント映画『東への道』(1924)の有名なエピソード(リリアン・ギッシュの髪が完全に凍って凍死寸前?)を思い出しました。 
 プロ根性といえば、デビューしたばかりのニック・ノルティも、危険なシーンだろうと代役を立てずに自ら演じてくれました。さすがタフガイですね。
 トリース船長を演じたロバート・ショウは、『ジョーズ』のクイント船長と「かぶる」のですが、最初から彼に演じてほしいと原作者のベンチリーから申し出があったそうです。何でも、『ジョーズ』のクイント船長の最期に関して、ベンチリーは大変不満だったそうで(原作だと『白鯨』のエイハブ船長のような最期を遂げる)、『ザ・ディープ』が「かたき討ち」というわけ。
 ヒロインのゲイル役にもエピソードがあって、最初はキャサリン・ロス(『卒業』『明日に向かって撃て』)にオファーしたそうです。「泳げないから」と断られてしまい、監督が駄目もとで(『ブリット』に出演した)ジャクリーン・ビセットに声をかけたら、意外にも二つ返事で引き受けてくれたとのこと。
 海に潜ったことはおろか、プライベートでは水着にも着替えない彼女の、奇蹟としか言いようがない魅惑の巻頭シーンは、このような偶然から生まれたのですね・・・。もしもキャサリン・ロスがゲイルだったら、今も語り継がれる「幸せは白いTシャツ」の場面はなかったかもしれないし、あったとしてもビセットほど見栄えがしなかったでしょう。
 完成した『ザ・ディープ』のプレミア試写会は、(東京ドームになる前の)後楽園球場を借り切って大々的に行われました。宣伝にも、かなりお金をかけたんですね~♪

 心臓が口から飛び出るのではないかと思うくらい怖かった『ジョーズ』と比べると、『ザ・ディープ』はハラハラドキドキさせられるけれど、安心して観ていられる点がいいですね~。
 観客は「安心して観られる」かもしれませんが、水中撮影は常に危険と隣り合わせで、本物の鮫の群れが出てくるシーンは、グレートバリアリーフで撮影されました。ウツボ君に関しては、彼を大きく「魅せる」ために二分の一の縮尺セットを作って、その中を泳がせるアナログな特撮をしました。その昔、ただでさえ大柄なジョン・ウェインをより大きく見せるために、小型のポニーを用意したり、実物の4/5の大きさのライフル銃をわざわざ作ったそうですが、それと同じエピソードですね。

 音楽はジョン・バリー。『ジョーズ』のジョン・ウィリアムズ(あのテーマ曲は怖かったねえ~)ほどインパクトはないけれど、さすがジョン・バリー、いいスコアです。先日惜しくも他界したドナ・サマーが、エンディングで歌っていたのですが、版権に問題があるのか、ブルーレイでは(DVDでも)この場面が丸ごとカットされていて、歌なしのBGMでお茶を濁しているのが何とも残念です。でも、Amazonでこの曲を見つけてしまったので、早速クリックしてしまいました。 【You tube】でも聴けるので、興味ある方はどうぞ・・・。『ブリット』のラロ・シフリンといい、ピーター・イェーツは音楽のセンスもいいですね~♪


 

『ザ・ディープ』撮影中の宣伝用スチール写真。否応なしに目が釘付けになりました。


パンフにも掲載されていた水中シーンのスナップ


ジャクリーン・美セット(面白い変換しました!)は、服を着ていても一番好きな女優でした・・・。
 

バミューダの青と白が似合う女神サマ・・・


 『ザ・ディープ』も通しで5回も見てしまいました。水中シーンが多いため、動きに関しては、ジェットコースタームービーにはならないのですが、一歩間違うと命を落としかねない危険なシーンの連続で、水中シーン以外にも屋外エレベーター上で行われる危険なスタント、火薬の量を間違えたのではないかと思うくらいの爆発、本物の鮫の大群が出て来るなど見どころ満載で、スリルとサスペンスに満ちた宝探しの物語は、これから訪れる夏にうってつけの正しく納涼映画です。
 彼女のサービスショットは冒頭だけでなく、あんなこともこんなこともされていたんですね・・・ブルーレイを観返すまですっかり忘れてました。
 わざとヘンな書き方をしましたが、ギリギリの挑発がたまりません(エロとは見せないことなのね)。衣装だけでも、シンプルな白のTシャツ&開襟シャツ、黒のビキニ、胸元が大きく開いた(でも下品ではない)パーティー・ドレス、水色のブラジャー、素肌に鶏の血でペイント(衣装じゃないけど)などなど、枚挙にいとまがありません。後半着ていた黒と赤のウエットスーツもステキでした。
 ブルーレイの特典映像では、削除されたシーンが結構あって、本編と同じ高画質で観ることができます! 主役二人のラブシーンも長かったんですね~。ラブシーンについては、公開時は同じように長かったような気もしますが・・・。船長の素性についてイーライ・ウォラックと話すシーンの彼女は、シネマスコープのスクリーンいっぱいに横たわっているではありませんか! シネマスコープと女優といえば、『素直な悪女』のブリジット・バルドーが草分けだけど、当時から横長スクリーンを有効利用してたんですね。サムネイルで表示したので、お好きな方はクリックしてください。1280ピクセルまで拡大されます。

 全編彼女のサービスショットとも言える映画でした・・・。

 すっかり忘れてましたが、こんなシーンもあったんですね・・・。

 屋根が吹き飛び、破片がバラバラ降ってくる・・・二人もびっくり仰天?

 ブルーレイで蘇った「横たわるヴィーナス」。なぜ削除したのでしょう? 


じぇじぇじぇ! BSは、朝ドラ天国です!

2013-04-13 08:11:39 | 連続テレビ小説


 久しぶりに、ブログを更新します。FBでは頻繁に更新しているのですが、昔から『にわとりトシ子~』を読んでくださってる皆様、ごめんなさい。私は元気です。
 視聴者の期待をことごとく裏切るという意味では、前回の『純と愛』も面白かったけれど(さすが『家政婦のミタ』の脚本家でした)、四月にスタートした連続テレビ小説『あまちゃん』が最高です。二週目が終わりましたが、この調子で行くと最強の朝ドラになるでしょう。

 ところでBSでは、『純情きらり』の再放送が始まっています。思えばこのドラマ、私がブログを始めるきっかけになった作品で、来週からいよいよあの「達彦さん」(福士くん)が登場します。ヒロインの桜子を演じる宮あおいさん、今ももちろん可愛く美しいけれど、7年前(になるんですね、もう)はこの世のモノとも思えないくらい可愛い! 
 もっともこの後桜子さんは(脚本家の暴走により)朝ドラ史上最も物議を醸したヒロインとなり、その一方で空前の「達彦さん」ブームが起こるのですが…。

 あっ、もう時間なので、出かけます! それにしても、7時15分から『純情きらり』、7時30分から『あまちゃん』が見られるなんて、ほんとにほんとに最高です~~♪



くるみ&あさり(もうすぐ一ヶ月!)

2013-03-17 22:53:25 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


 三月もすでに後半。真冬と初夏を行ったり来たりの異常気象に、毎日バタバタしていたこともあって、季節感を感じないまま春本番を迎えそうな今日この頃・・・。ブログの更新も久しぶりです。
 上の写真は、とある日のくるみ&あさりさんの朝ごはん。言わなくてもわかると思うけれど、左がくるみさんです。これでもあさりさんのごはんは減らしてます。
 倍以上食べてるのに、まだ足りない感じです。そのくせ全然動かないので、あさりさんは日に日に太っているような気が・・・。遊び道具にも寝転がって飛びつく程度なので、明らかに運動不足だよね。今のところ、あさりさんを走らせることができるのはくるみさんだけなので、良い意味で遊び友達になってほしい~♪ 


 今では同じカーペットの上で食事をしていますが、最初の頃くるみさんは警戒していたのか、あさりさんの近くで食べようとしませんでした。仕方なく、大好きな?コオロギハウスの近くに食器を置きました。
 食い意地はってるあさりさんはご飯しか眼中にありません。気持ちいいくらいの食べっぷりです。家に来て間もない頃は、背後を気にして(写真のように)ときどき振り返っていました。
 ちなみに、必要経費は×2ではなく倍に増えました。あさりさんは、よく食べるだけあって出る方も半端じゃなく、くるみさんの三倍以上! くるみさんって、省エネ猫だったんですね・・・。


 FBにUPした対決?写真。見合って見合って、ハッケヨイ~♪


 数日後の夕ご飯の後、くるみさんが「みゃあ~」と鳴きながらあさりさんに近づくと、やはり「しゅ~」とやられました。するとくるみさんは、何を考えたのか床にバタンと転がると、伸びをしたり丸まったり寝返りを打ったりし始めました。攻撃する意思がないことを示し、なおかつおどけているように見えたのですが、実際はどうなのでしょう? ネコの心理学に詳しい方、教えて下さいませ。


 

 基本的に、くるみさんの方があさりさんに関心があるみたいで、恐る恐る近づいていきます。二匹が文字どおり鼻をつき合わせたことが数回ありました。
 あさりさんの方が依怙地と言うか、くるみさんを近寄せない感じがしますが、「しゅ~」と威嚇しても手は決して出しません。くるみさんはじゃれてるつもりなのかもしれませんが、さっと近寄ってパンチを繰り出すことがあります。あるとき、あさりさんがリビングから二階へ上がりかけると、くるみさんが追い立てるように後を追ったものだから、逃げるあさりさんと追うくるみさんの二匹が互いの部屋に駆け込む騒動になりました。写真は、抜き足差し足忍び足であさりさんの目の前を横切るくるみさんです。


 カーテンの影に隠れているように見えるけれど、クルミさんの目的はお気に入りの緑のリュックだったようで、その上にしばらく坐っていました。マーキングしてたのかも? 日曜日の今日、書斎で寝てると何度もくるみさんが入ってきました。同居生活に少しずつ慣れてきた二匹のネコとニンゲンです。

 コオロギのストックが残りわずかになりました。餌がなくなり次第、ヤモリを自由にしてあげればいいだけの話だけど・・・。


あさり&くるみ ~その2

2013-03-03 07:46:00 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


 一気に書こうと思ったのですが、猛烈に眠かったので二回に分けました。写真は、書斎のあさりさんを固まったまま見つめるくるみさんです。このブログの元になった曲『君の瞳に恋してる』ならいいのですが・・・。
 さて、二日目の夜を独りで過ごし(初日も一緒に寝たわけじゃないけど)今頃どうしているかなと、家に戻って玄関の扉を開けた途端、二階から臭気が降りてきました。「よしよし、きちんとトイレに行っているな」
 階段を上がって書斎の扉を開けると、部屋の中が凄いことになってました。緊張のせいか便が柔らかく、しかも尿共々大量にしていたので、トイレに入るたびに足についてしまったのでしょう。そこらじゅうがあさりさんの糞尿で汚れていました。くるみさんは小食のせいか、便もかわいいのをコロコロするだけでしたが、大食いのあさりさんはその三倍? いや、ニンゲンの子供並みにしてたので、まあ仕方ないよな…。水の容器も空っぽになっていました。空腹を紛らすために水を飲んでいた?
(食事中の方がいたら、申し訳ございせん)

 布団やタオルケットを洗い、部屋を掃除しました。便は検便として、二軒隣の動物病院に持っていくことにしました。片付けが終わると、あさりさんをキャリーバッグに入れました。
 体温38度9分、体重3.6kg、歯から推定して年齢は3歳。くるみさんとほぼ同じです。
 去年の12月、米袋に入れられて発見されたときは痩せこけていたそうですが、その後沢山餌をもらえたこともあって、健康状態は良好というか少し太り気味・・・。検便の結果、虫は発見されなかったけれど、軟便が続くようだったら、採取してまた持ってきてくださいと言われました。
 採血も静かにでき、昨日「異状なし」との結果が出ました。よかった~!
(一か月後に猫エイズ等の検査をします)
 声を出せないのは、例えば「うるさいからと言って狭い場所に閉じこめられ、声を限りに泣いて声帯が涸れてしまった」のかもしれないとのこと。犬の場合は声帯をつぶす手術をするけれど、ネコの場合は去勢してしまうと大抵静かになるので、その手の手術は殆ど行われないそうです。年がら年中うなり声が出ているのも呼吸器系とは関係なく、呼吸器系は正常。脱臼については、その状態が続いたままだと靭帯が切れてしまっているだろうから、切れた場合は元には戻らないけれど走ることはできるので心配しなくて良い、と言われ、本当に胸を撫で下ろしました。
 嬉しかったので、その日の晩はステーキを食べてしまいました!

  
 

 

 書斎であさりさんとゴロゴロしてると、くるみさんはこのようにずっとこちらを見ています。焼きもち焼いている? あさりさんは、くるみさんと違って抱かれたままになるネコなので、あさりさんを抱いてくるみさんの部屋に連れていくと、くるみさんは狭いところに逃げ、それでも健気にそこから顔を出して「みゃあ~」と、かぼそい声を発しました。すると、あさりさんから「しゅ~」と、威嚇されてしまいました・・・。あさりさんも警戒してるのでしょう、部屋から出ようとしません。朝食も終えた今現在、あさりさんは書斎のトンネルの中に、くるみさんはベッドの上と、二匹の距離はなかなか縮まらないようです。少しずつ、慣れていこうね!


 大きさはほぼ同じなのに、小食&大食漢、世界一気が弱い&たくましい、俊敏&動かない(まだ緊張してるのかも)と、対照的な二匹です。「あさり」の名前は、出会ったときに、アサリみたいな柄だと思ったから。全てのドアを開放していますが、あさりさんは書斎から出ようとしません。今日の夕方で、ようやく一週間だもんね。くるみさんはいい奴だから、きっと仲良くなれるよ~♪


 この子も、元気です! 霧吹きすると、決まって糞をします。気持ちいいんだろうね!

150g×2=880円のオージービーフ。昨日二枚目を食べました。なかなか美味しかったよ~♪

 あさりさん、便が固くなってきました。やはり、くるみさんの倍はしてます。寝てばかりなのに、これじゃまずいかな? 今朝、ちび三毛(このはと勝手に呼んでます)が手術を受けに行きました。彼女も飼い主募集中です!


あさり&くるみ ~その1

2013-03-02 21:01:09 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


 早くも三月に入りました。今週はバタバタしているうちに終わってしまいましたが、これからしばらくさらにバタバタしそうです。痛めた足が完治せず走れないのが一番辛い?
 FBで実況中継しましたが、あさりさんが我が家の一員になりました。これも運命と言うか、「縁」ですね。「縁」は大事にしたいものです。
 先住者のくるみさんと毎日面会していますが、今のところ、くるみさんが気にして遠くからじ~~と見つめているだけで、あさりさんは無関心を装ってます。動揺しているのはくるみさんだと思いますが、あさりさんも遠慮しているのか積極的に動き回ることもなく、書斎でごろごろするばかりで部屋の外に出ようとしません・・・。


 

 FBとは違う写真を・・・。最強の寒波が来ていた24日の17時。仕事を終えてあさりさんに会いに行くと、冷たい北風の中、彼女だけがいつもの場所にいたそうです。車で我が家に来ました。
 写真のような大型のケージもお貸りしてリビングに置いたのですが、マックス緊張していたので、ケージを二階の書斎に移動しました。2時間後にようやく餌を食べましたが、トイレには行かず・・・。ようやくトイレに入ったかと思ったら、写真のとおり落ち着いてしまいました。タオルケットよりそっちの方がいいの? 


 あさりさん、ナウ。今はこのようにリラックスしてますが、ケージから出したとき、狭い場所を必死で探してここにもぐりこみました。段ボールがトンネル状の空間を作っていたんですね。バスタオルを敷くとその上で香箱すわりをしました。朝になって様子を見に行くと、トンネルから出てカーテンの影に隠れてお座りしていました。朝食後に大きな伸びをしてようやく緊張がほどけたのか、畳や掛布団の上でごろごろし始め、冒頭の写真になりました。
 二時間後、トイレに行き、大量の便と尿をしました。ずっと我慢していたんだねえ・・・。


  食べて寝て出すことができて、ひと安心!


『ムーンライズ・キングダム』 ~『小さな恋のメロディ』または『トリュフォーの思春期』!

2013-02-24 23:39:30 | 映画&ドラマ


 『ムーンライズ・キングダム』は12歳の少年少女が駆け落ちする物語だというので、(70年代に大ヒットした)『小さな恋のメロディ』や『リトルロマンス』に胸躍らせたニワトリさんは、無条件で喰いつきました。
 とはいえ、監督が『ロイヤル・テネンバウムズ』や『ファンタスティック Mr.FOX』のウェス・アンダーソンだから、ストレートに投げてはこないぞと、ワクワクしながらキャッチャーミットを構え、吉祥寺バウスシアターの客席に身体を沈めます。
 いつものように、ドールハウスのような魅力的な家(というよりお屋敷かな)を真っ二つに縦割りにして、カメラが部屋から部屋へパンしていくのですが、今までの作品だと、自分の部屋が安全なゆりかごみたいな存在で、傷ついた登場人物が還ってゆく場所だったのに対して、最新作の『ムーンライズ・キングダム』はそこから飛び出して新たな王国を築こうというお話だから、決定的に異なっています。それを象徴している小道具が、ヒロインがいつも首にかけている双眼鏡。何だか急に双眼鏡が欲しくなりました。
 三者凡退で始まり、回を追うごとに三振の山を築いていくアンダーソン。終わってみれば、パーフェクト・ピッチングでした!

 『小さな恋のメロディ』(71)の主役は、女の子のような美少年マーク・レスターと、どこにでもいそうな可憐な少女でした。『リトル・ロマンス』(77)の少年は小生意気なガキだったけれど、ヒロインは文句なしの美少女ダイアン・レイン。
 対する本作の少年サムは、『天才マックスの世界』(97)でジェイソン・シュワルツマンが演じていた生き急ぎ高校生マックスと、天才ファミリー『ロイヤル・テネンバウムズ』(99)でベン・スティラーが演じた天才長男を足して二で割った感じのクールで強い意思を持った小学生です。
 そんな彼と気持ちの通じる少女スージーもまた、頭の良さではダイアン・レインが演じた天才少女に近いけれど、『小さな恋のメロディ』の可憐なヒロインとは程遠い、ゴス&大人びた女の子で(彼女のピアスが最高)、グウィネス・パルトロウが演じたテネンバウムズ家の天才次女の小学校時代そのものといった感じ。

 もちろんこの映画は、ウェス・アンダーソンの過去の作品や『ちい恋&ロマンス』を見ていなくても楽しめる作品です。ビスタサイズの収まりの良い画面と、90分そこそこという上映時間の短さもGOOD!
 映画初出演の主役二人を支えるのが、全てのアンダーソン作品に出演しているビル・マーレイ。奥さんを演じているのがフランシス・マクドーマンド。素晴らしいコンビです。
 それから、小さな島のたった一人の警官でトレーラーハウスに暮らす独身男を演じているブルース・ウィルス。同じ警官でも、『ダイ・ハード』のマクレーン警部より、好きになってしまうでしょう。
 さらに、変幻自在のエドワード・ノートンが、「隊長の本当の職業は何?」と子供たちから聞かれて、一度は「数学教師」と答えるが「いや、数学教師が仮の姿でボーイスカウト隊長が本職だ」と言い直す、生真面目だけどどこか抜けているボースカウトの隊長を演じてます。
 そして、ハーヴェイ・カイテルやティルダ・スウィントンといった大物が、出番は少ないながらも存在感たっぷりに出演してくれるから、キャスティングだけで贅沢な気分になってしまいます。何でも、ハリウッド中の役者がアンダーソン作品に出たがっているとか・・・。すごいですね。
 そのしわ寄せなのか、唯一の不満が、96年のデビュー作『アンソニーのハッピーモーテル』から出演してきた盟友オーウェン・ウィルソンの不在。エドワード・ノートンに何の不足もないけれど、ボーイスカウト隊長は彼に宛書きされた役だと思います。そうそう、もう一人の盟友ジェイソン・シュワルツマンは、怪しげなボーイスカウト隊員役で今回も出演してます。

 脚本は友人のロマン・コッポラと一緒に書きました。ロマン・コッポラは大好きな映画『CQ』(02)の監督で、この作品はボンクラにしかつくれない愛すべき奇蹟の一本(オンリーワン)で、個人的には、映画史に名を残す偉大な父コッポラや監督しての力量は遥かに上の姉ソフィアより好きな人なのです。
 これまでアンダーソンは、父と息子の確執を面白おかしく描いてきたけれど、コッポラが加わったことで今回はそれを封印(主人公のサムには両親はいない!)、また天才故に角が立っている感があるのですが、ボンクラの血が混じったことにより、ふわ~といい感じに抜けてくれました。

 好きな映画作家の話になると止まらなくなっていきます。三大アンダーソン(ポール・トーマス・アンダーソンの新作は?)の一人、ウェスの一番の魅力は、ずば抜けた趣味の良さでしょう。色彩も美術も装置も小道具も音楽も、全て魅力的です。最近は「情感」も、以前に増して心地良くなりました。蛇足だけど、エンドロールで決して席を立たないでね(耳を澄ませて)!
 彼の映画の題名は邦題にし難く、今では開き直って原題のカタカナ表記になりました・・・。そこで、『ムーンライズ・キングダム』を直訳すると「月が昇る王国」。どういう意味でしょう?
 この物語は寓話であり、同時にまた、変えることのできる現実でもあります。ドールハウスの外に出て、子供たちが見い出した王国の素晴らしさ・・・。ふと、ゴダールの『気狂いピエロ』(65)のワンシーンを思い出したのですが、そこまで行くと背伸びしすぎかな? いやいやどうして・・・。

 そうなんです、この映画は確かに『小さな恋のメロディ』(前半の60分をアンダーソンはたったの5分に凝縮)+『リトルロマンス』(ローレンス・オリヴィエがたった一人の協力者だったが本作だと・・・)だけれど、私の大好きなフランソワ・トリュフォーの『大人は判ってくれない』(59)+『トリュフォーの思春期』(73)でもあったのです。
 あのキスシーンなんか、まるでトリュフォーが撮ったみたいじゃない! ああ、彼がこの作品を見たら、何と言うだろう? それは叶わぬ夢だけれど・・・。
 長々書きましたが、百聞は一見にしかず、是非ともご覧くださいませ。


 『ムーンライズ・キングダム』の公式HPは、 →ここをクリック
 ところで、土曜夜のニュースで、銀座シネパトスと最後の上映映画『インターミッション』が取り上げられてました。嬉しいけど無くなるのは悲しい・・・。


座椅子のネコ

2013-02-23 23:40:00 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


  簡単にUPできるものはFBに任せているのですが、久しぶりに映画レビューを書こうと思ったものの、いきなり言葉に詰まってしまい渋滞中。FBの方は先ほど「やもり」ネタで更新したばかり。そんなわけで、くるみさんをだしにお茶を濁すアホなニワトリです。
 ヤモリハウスへアタックしていたクルミさん、飼い主に注意され、腹いせに?座椅子を占拠しました。何を見つめているのかと言えば・・・。


録画していた『相棒』を鑑賞中。仕方なく飼い主は固い床に寝転がってます。床暖入れようかな?


今日の夕食は手抜き。あさりの酒蒸しをクルミさんにもおすそ分けしたけど、食べません。不味かった?


幸せは、朝ご飯、昼寝、夜ライブ!

2013-02-22 12:30:20 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


 同僚が教えてくれた「スペシャル卵かけご飯」です。
 普通の卵かけご飯に、ラー油を垂らして刻んだザーサイをトッピングしただけですが、絶品でした! ほんの少し手を加えただけでご馳走になってしまう優れ技・・・料理もまた芸術ですね。急に、『バベットの晩餐会』を観たくなりました。ブルーレイ出ないかな? 今度、滅茶苦茶美味しいスパゲッティ・ミートソースの作り方を教えてくださいな~♪

 立っているとつま先から凍っていくような寒い朝でしたが、ネコたちは至って元気でした。「教授」と朝食を見守った後だからか、今日もご飯が美味しい!
 気になっていた「あさり」の足ですが、左後肢の脱臼だったそうです。今ではかなり回復して走ることもできるようになった、と「教授」が教えてくれました。医者の話によれば「元どおりに回復するだろう」とのこと。良かったネ!

 今日から連休です。山に登るつもりでしたが、足首が痛いので今週は控えることにしました。ランニングも今週中は禁止かな? 今夜、吉祥寺【MEG】まで「寺村容子トリオ」のライブに行くので、午後は写真の布団でクルミさんと昼寝をします。あっ、その前に掃除ですね。早く取りかからないと・・・!


 ひと足先に日光浴中。ちらっと写っているリュックで、クルミさんを輸送しました。懐かしいのか、ときどき上に乗ってます。


(左)今日の朝ごはん。「バランス良いね」と褒められ、以来心がけてます。こうしたことも、今の職場で学びました。
(右)クルミ2号を発見。こちらは綺麗な「はちわれ」です。


 「日光浴」モード? クロもとても可愛く、「教授」が一番愛するネコです。


気になるキジトラ猫

2013-02-18 23:44:33 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


  
 今日はカメラを持ってなかったので、先日の写真を・・・。お腹の毛が剃られていて、手術の跡があります。最近誰かが手術させた? それとも、何かの事情で手術してから捨てられた?
 ここまで人に慣れていると、飼い猫だったとしか思えません。

 早朝走っているときは一度も見かけなかったけれど、遺跡見学会に行った途中で見かけた人なつこいキジトラ猫がどうにも気になって、夜勤帰りの今日の午後寄り道してきました。予報が外れて、忘れた頃に雨が落ちてくる程度の天気で助かりました。あさりちゃん(勝手に名づけました)いるかな?

 例のキジトラは・・・この間見かけた場所に座っていました! 近づいていくと、立ち上がってこちらに向かってゆっくり歩いてきます。喉を鳴らしながら足に体をこすりつけ、その場に寝転がりました。
 常にゴロゴロ喉を鳴らしているのですが、ゴロゴロではなくて、モーターが唸るような「くるるる」という鳴き声も少し気になります。声帯に不都合があるのでしょうか? 歩き方も極めてスローで、足を引きずるような感じも気になります。ここで生きてゆけるのかな?
 試しにキジトラを抱いてみたのですが、抱かれたままいつまでもおとなしくしていました。クルミさんだと一分もたないのに・・・。ウチのあさりさんにしてしまおうかしら?


 とても可愛い三毛(左)と、きなこさんより茶が多いツートン(右)。


 カメラを向けると、歩み寄ってきました。見た目は健康です。今日は自分一人でしたが、その日はネコおばさん以外に、家族連れや、大学教授風の男性にとても甘えていました。


 手袋を枕に寝てしまいました・・・。少し警戒したポーズを取っているのは、子供が無造作に接近してきたため。今日は、おとなしく抱かれてくれました。嫌がる素振りは全くなし・・・。クルミさんと同じくらいの体重です。
 そうしていると、ますます情が移っていくけど、彼女を連れて帰るには、いくつかの要件をクリアしなければいけません。
 まず、病気の有無。クルミさんにうつし兼ねない病気を持っていないこと。それからクルミさんとの相性。自分は留守がちだから、二匹の相性はとても大事になります。その上で、ここで生きていくより幸福だと断言できるならば、家猫にしてもいいのですが・・・。

 可愛いでしょ!(クリックすると大きくなるよ)


 すぐに連れてくるつもりはないけど、まだ何も知らず眠るクルミさん。二匹が「ねこ鍋」してくれると最高なのですが・・・。
(FBとの連動がうまくいかず、二重投稿も・・・すみません)