向井君と(ゲゲゲの)家族に乾杯! 

2010-05-31 23:57:15 | 連続テレビ小説


 今日は長~い一日でした。まず、夜勤後の仕事を早く片付けて11時から会議でしょ。長い会議が終わってからも雑談みたいな形で、本年度から始まった「農場」(7m×4mの家庭菜園だけど)に関して意見を交わし(結局、丑年のニワトリさんが木曜日に「牛」になって畑を耕し畝を作ります)、さらには来週の誕生日会の打ち合わせをしてようやく解散となったのですが、その足で急いで帰宅するとネコのトイレの砂を全部入れ替え、3時のおやつに(昼抜きでした・・・)カップラーメンを待ち時間も含めて5分間で平らげるや慌ただしく外出、明日の仕事の予習を終えると、『RAILWAYS』を観るため国立駅まで走りました。その甲斐あって、上映5分前の16時35分に座席に着くことができました。

 先ほどまでかなり強い眠気に襲われていましたが、ウトウト居眠りしている最中に、タイマー録画をかけておいた『石井正則の珈琲学』の放送が始まり、珈琲の香り?に刺激されたのか目が覚めました。
 で、時計の針をもう少し戻すと、夕食後は「ながら」で見ていた『クローズアップ現代』が終わってテレビのスイッチを切ろうとしたら、『鶴瓶の家族に乾杯』の「番宣」が流れました。それによれば、今日のゲストは『ゲゲゲの女房』の茂役でブレイクした向井理さん。ぶらり訪ねるのは、妻(布美枝)の実家がある島根県安来市です。
 「これは面白そうだぞ」と思ったニワトリさんは、場所を変えてクルミさんと遊びながら『家族に乾杯』を見始めたのですが、向井さんって、いい男だし、役柄と同じようにでんと腰が座って落ち着いていて、(屁をこいても)上品で物腰が柔らかい、と良いことづくし!ではありませんか。
 妻(布美枝)と仲の良かった兄嫁や義兄に対面したときは、確かに自分も不思議なタイムトリップ感覚を覚えたし(実家に上がりこんで「セットと全く同じだ!」と無邪気に感動する向井さんを見ていると、昭和36年の村井茂が何十年後の未来を訪ねた・・・みたいな感じで面白い)、ドラマの中では赤ちゃんだった娘(布美枝と川原で話している最中に兄嫁は産気づいてしまう)の道案内で、近所を歩いているときの嬉しそうな表情や、キラキラした瞳の輝きにも好感を抱きました。
 本当に母方の田舎を初めて訪れたかのような自然な振舞いは(最初は少々緊張しているところまでリアルだけれど、あるがまま素直に受け入れているうちにすっかり馴染んでいる)、茂と全く同じではありませんか。前にも書いたけれど、ヒロインの(未来の)旦那さんになる人が視聴者に支持されるか否かは、ある意味ヒロインの支持率より重要です(『風のハルカ』の猿丸さん(もしくは幼馴染の彼)しかり。『純情きらり』の達彦さんしかり。『芋たこなんきん』の健次郎さんしかり。『ちりとてちん』の草々さんは、途中から「???」に・・・)。セットの飯田家が本物と全く同じ寸法で作られていたことにも、正直驚かされました。
 来週の『家族に乾杯』は今日の続きということで、実に楽しみです! 今日の放送も録画しておくべきだったかも?  『ゲゲゲの女房』のDVDの特典映像として、今回&次回の『家族に乾杯』を収録してくれると嬉しいのですが・・・。

 『RAILWAYS』の主役の「バタ電」(一畑電鉄)も、島根県(出雲)を走るローカル線です。今年は「サンライズ出雲」に乗って、安来&境湊&出雲巡りもいいかもね~♪(クルミさんが留守番できればの話だけど・・・) 


変わってゆく風景と、変わらない銀座の置物?たち

2010-05-30 12:00:00 | 日常&時間の旅


 シャンテは東宝系の映画館なので、ここにゴジラがいるわけだけれど、個人的には銀座4丁目の旧服部時計店(現和光)の近くにもいてほしい~♪


 久しぶりの連休です(これを書いてる日曜日はまた夜勤で、明日は会議もあるので長~い一日になりそうです・・・)。二日目の土曜日は、Angela あんこさんが素敵なレビューを書いてくれたドリュー・バリモアの初監督作品 『ローラー・ガールズ・ダイアリー』 を観ることに決めていたのですが、7時少し前にクルミさんの目覚ましで起床したニワトリさんは、まずパソコンに向かい中央線のダイヤ情報を確かめました。
 今日(29日)の201系は【43T】という運用で、直近の動きを調べてみたら、7時45分に高尾駅を発車して東京駅に向かうことがわかりました。これに乗ると東京着が8時56分。『ローラー・ガールズダイアリー』の初回は10時50分ですが、良い席を確保するには10時頃までに日比谷の窓口に着いていた方がいいでしょう(『レスラー』のときは長蛇の列。シャンテは初回のみ先着順の自由席)。余った時間は201系に乗り続けてもいいし、朝の銀座を散歩してもいい・・・ニワトリさんは速攻で朝食をかきこみ、外出を察知したクルミさんに手首を噛まれて、7時45分に家を出ました。



 8時5分ぐらいには201系が国立駅に到着する筈です。ホームの一番後ろに立ちオレンジ色がやってくるのを待ちました。何本かE233系を見送り、8時10分に201系がやってきました。東京駅まで至福の時間が流れていきます・・・最終的には10号車から先頭の1号車まで移動しました。自分と同じ201系ファンが数名乗り込んでいて、東京駅でも10名ほどが入線してくる201系を待ち構えていました。自分も彼らと一緒に折り返そうかと思ったのですが、十字型のポイント(正式名称は知りません)を通過する201系の写真が欲しかったので、ホームから見送りことにしました。





 東京駅を降りたニワトリさんは、前売券を買おうと京橋の「オフィス・デポ」に向かったのですが、いつの間にか他店に変わっていました。前売券をあきらめたニワトリさんが、そのまま中央通りを銀座方面に歩いていくと、京橋の交差点で大がかりな解体工事が行われているではありませんか。この一帯は数年前から地上げが行われていたのですが、ようやくまとまったのでしょう。以前勤めていた会社が入っていた片倉ビル(今は落ちぶれてしまいましたが、富岡製糸工場で知られる戦前の大企業です)も含めて数棟のビルをまとめて解体しています。
 片倉ビルは昭和の名建築の一つで、佇まいに惹かれて「映画美学校」が1Fと地下を借りていました。映画のロケにも使われ、黒沢清や塚本晋也といった監督さんにもお目にかかれたのですが・・・跡地には地上24階地下4階のビルが建設される予定です。この再開発は、道路二か所を廃道にした上で3ブロックを一つにまとめて高層ビルを建てようというものですが、商業ビルができたところで採算が取れるのか、私にはわかりません・・・。
 そのまま銀座通りを歩いて行ったのですが、たった数年で景色がずいぶん変わってしまいました。帰りに東京駅まで丸の内口を歩いたときは、「ぬりかべ」と化した東京中央郵便局の残骸も目撃しましたが、変貌する街並みの中で変わらないものといえば・・・


    

天賞堂の天使君。誰のハートに恋の矢を射ようとしているのしょう?


    

 宝くじ売り場で有名な数寄屋橋の交差点広場には、長崎の「平和祈念像」で知られる北村公望の銅像彫刻「燈薹」が関東大震災被災十周年に設置された記念塔の上に飾られました。


    

 その裏には「はぐれっ子」の彫像が・・・後ろの桜も「はぐれ桜」と呼ばれているそうです(写真左)。晴海通りを挟んだ向かいの公園には、岡本太郎さんの作品が立っています(写真右)。実をいうと、長年ここを通りながら「灯薹」と「はぐれっ子」に気がつきませんでした。


    

 最後に日比谷「合歓の広場」のゴジラの勇姿を。小さいけれど躍動感に溢れています! ここには、スターの手形も飾られてます。そのうち紹介しようかな?

 もう1本観る予定でしたが、『ローラーガールズ・ダイアリー』がとても良かったので余韻に浸ることにして、近くの普通においしい中華料理店でお昼を食べてから、201系が来るまでに待たずに真っすぐ帰宅して(携帯から検索すればいいのに・・・)、クルミさんと昼寝しました。でも頭の中は、やせっぽちのことが気になって・・・。


ゲゲゲの女房(第9週) ~視聴率上昇中

2010-05-29 22:08:08 | 連続テレビ小説


 先に、第9週「私、働きます」の感想から書かせてもらいます。
 今朝(29日)の新聞(東京新聞)の「放送&芸能」欄に、『ゲゲゲの女房』の視聴率がジワジワ上昇しているという特集記事が組まれていました。朝ドラ史上ワースト(14.8%)の初回視聴率でスタートしたものの、その後じわじわと視聴率を上げてきていて(27日までの全話平均視聴率は16.6%で、前作は13.5%と最低記録を更新)、今週25日には過去最高の18.8%を記録したそうです。ニワトリさんは視聴率など気にしませんが、「じわりじわり」の上昇が水木しげる漫画の世に認められるまでの経緯とシンクロしているようにも思え(実際は、前のドラマのハンデを背負っていたのでしょうが)、大いに溜飲が下がりました。

 そういえば、昨日(28日金曜日)の飲み会でも『ゲゲゲの女房』と『龍馬伝』の話題になり、朝ドラを見たことがない友人が『ゲゲゲ~』にはまっていたり、奥さんが毎日泣き笑いしているなど、いつになく評判が良く、ニワトリさんもにこやかに頷いたものです。そこにいた全員が、このドラマを作っている40代半ばのスタッフと同年代であることとも関係あると思うのですが、「昭和の風景は学術的な正しさよりも、こんなんだったなあ、と思う記憶の中の昭和を再現している」という記事を読んで、そういったところも琴線に響いているのだろう、と思いました。主演の二人は、昭和世代のおじさんたちにも非常に好評で、このドラマで初めて二人を知ってファンになった人もいるほどでした。
 人気の理由は記事の中でも分析されていたけれど、朝ドラの定番だった「夢に向かって突き進む若い女性」の物語があまりにもステレオタイプになってしまったことに加えて、今までのヒロインや、(例にひいて申し訳ないけど)最近宇宙に行かれた女性宇宙飛行士のように、いかなる犠牲を払っても夢に向かって突き進み夢を叶えた女性に対して、世の中の女性たちが昔ほど共感しなくなったところに、それとは正反対の受動的なヒロインを登場させたことにあることは間違いなさそうです。でもそんなことよりも、見出し書きのとおりに「優しい物語が共感を呼んで」いるのだと思います。
 昭和を描いた「優しい物語」といえば、(町子さんは夢を叶えて作家になりますが、やはり朝ドラの主旨からは外れていた)『芋たこなんきん』があります(『てるてる家族』もいい線いってましたね)。未だにDVD化されていないこの傑作ドラマが、『ゲゲゲ~』効果で再評価されてくれると非常に嬉しいのですが、いかかでしょう、NHKさん!

 東京新聞では、朝ドラヒロインによる「スタジオ便り」が毎週掲載されています(今だから言うけど、前回は「スタジオ便り」もつまらなくて・・・前々回の『つばさ』は放送こそおざなりでしたがここだけは欠かさず読んでいました)。第9週は視聴者にとっても辛い週になりましたが、松下奈緒さんが「スタジオ便り」で綴ってくれた「偶然降ってきた雪の中での切ないシーン」と、そのあと二人でコーヒーを入れるシーン(そこに、もう一人お邪魔虫が加わったのも良し)が特に素敵でした。これ(コーヒー)があるから辛いシーンも耐えられる? 茂の「漫画が描けるなら、名前なんてどんどん変わったっていい」という言葉にも深くうなずきました。ちっぽけなプライドなんていりません。茂とはちょっとニュアンスが異なるのだけれど、「覆面レスラーのような生き方」って、実は自分の理想なんだよなあ~♪


一年後のやせっぽち

2010-05-28 23:50:15 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


木の上にいた「やせっぽち」


 28日は3時50分に起きて、4時半に家を出ました。毘沙門湾に直行するなら、観音崎や浦賀を通らずに横須賀から久里浜へ抜けた方が速いのだけれど(日中は道が渋滞するので、海岸回りの方が速いかも。急がば回れ?)、海を見ながら走っても6時20分に毘沙門湾に着いてしまいました。早朝出発すれば、2時間かからずにここまで来れてしまうのですね~。
 それにしても、寒気団が日本列島に入っているせいで、長袖にウィンドブレーカーを着込んでいても寒い! 我慢できないほどではなかったけれど、毘沙門湾に着いてアオガエル君から降りると、しばらく震えが止まりませんでした。冷却水の温度ゲージがLOWレベルを差したまま上がってこなかったので、そのことからも空気が相当冷えていたことがわかります。

 先日じゃれついてきた猫には会えませんでした。どうしたのだろう? その代わり、去年一年何とか生き抜いてきた「やせっぽち」と、先週に引き続いて会うことができました。一週間前に目撃したときは、「一年前より恰幅がよくなった」と思い、ブログにもそう書いたのですが、間近で見る「やせっぽち」の無残な姿にショックを受けました。
 「やせっぽち」はチェシャ猫みたいに木の上に座っていました。近づいても逃げるようなことはないのですが、そこから全く動こうとしません。ここが一番安全で落ち着く場所なのかな? 
 トレーに入れたドライフードを木の上の「やせっぽち」の顔の前にかざしてあげると、鼻をぐしゅぐしゅ言わせながらきれいに食べました。首の左後ろの毛が抜け露出した肌は肉がえぐれるほど傷ついていて、傷口から血が赤く滲んでいます。右首下と脇の下から肢にかけては皮膚病でしょうか、ところどころ毛が抜け落ちて肌が露出していました(こちらの方は肌が乾燥していて、それほど痛そうには見えませんが・・・)。相変わらず鼻風邪をひいているようだし、四肢やお腹の汚れ具合から、一年間の苦労を思い知らされました。


 

(左)偶然、木の上にいる「やせっぽち」を発見しました。AFが後ろの草に合焦しています・・・。
(右)とても人なつこしい「やせっぽち」だけれど、降りるつもりはなさそうです。他に2匹の猫が姿を見せましたが、すぐにUターンしてしまいました。


(左)1時間後は城ヶ島にいました。メタボ猫!を発見・・・。
(右)ここの生活も決して楽ではないのですが、何とものどかに見えてしまいます。9時に毘沙門湾に戻りました。


 毘沙門湾に戻ると、やせっぽちは日当たりの良い岩陰に移動してうずくまっていました。自分が近づくと、小さくひと声鳴きました。


 苛酷な環境下でよく一年頑張ったと思いますが、一年前と比べると(家に戻ってから写真でも確認)、格段に弱っているような気がします。キャットフードの缶詰を開けたら、むしゃむしゃ食べてくれたのは良かったけれど、心配です・・・。そのままずっと隣にいたのですが、「やせっぽち」が起き上がり、先ほどの木の上に戻ったところで
(9時50分)、自分も家に帰ることにしました(どこにも寄らず、逃げるように帰った?)。帰りもわりかし順調で、
12時20分に家に着き(今回燃費=31.44km/ℓ)、クルミさんが床に転がって自分を迎えてくれました。あの日、観音埼灯台近くの山中でクルミさんと出会わなければ、「やせっぽち」が家で留守番していたかもしれません。それが「縁」なのだと割り切ることができればいいのですが、実際は・・・。

 夜は、中学&高校時代の友達と居酒屋で月例会? 午前様にはならなかったのだけど、もう2時! そろそろ寝ないと・・・(日付は昨日にしておきます)


叶神社は面白い!

2010-05-27 23:50:50 | 日常&時間の旅

 見事な二本の蘇鉄(樹も狛犬に見える)が南国ムードを醸し出している西叶神社。海に面している壱の鳥居が見えるかな?


 「神社が面白い!」なんて言うとひんしゅくを買うかもしれませんが、叶神社は実にいいですね~(叶姉妹には何の興味も覚えませんでしたが・・・)。ニワトリさんの好みをわかっているというか、ツボを心地よく刺激してくれます。二度目の参拝で、いよいよ気に入りました。というのも・・・

① 考え方次第では「ぼったくり」(500+500=1000円は高い?)とも言えるが、東叶神社で購入したお守り袋に西叶神社で購入した勾玉を入れて完成、という(スタンプラリー的な)手続きがマニア心をくすぐる。
②両神社が海に面していて、渡し船に乗って両神社をお参りすることができる。(船賃=往復300円かかるけれど)優雅で趣がある。
③両神社の神殿の造りが面白い。西は装飾が凝っていて東はシンプル。
④両神社の狛犬が面白い!
⑤まだまだ面白いものがありそうな予感・・・。


(左)仮船着き場(現在工事中)で船を待ちます。どちらから乗船してもいいのですが、浦賀の駅から近いのは西叶神社。
(右)渡し船は12時~13時の休憩時間を除いて休みなく行き来しています。回転の良さは山手線並み?


(左)客を降ろすとすぐに出航します。着座位置が低く、ワンボックスからスポーツカーに乗り換えた感じに海面が近くなります。180度ターンして走り出すと風が起こり、心地の良い風を浴びながら向こう岸に向かうのですが、水に近いことがこんなに気持ちがいいとは・・・カヌーやヨットに乗りたくなりました。画面中央にある東叶神社のうぐいす色の屋根が判別できるかな?
(右)乗船時間は2分以下? 150円の乗船賃は時間換算すると割高な気もしますが、爽快感ではお釣りがきます。画面中央より左にある西叶神社の屋根は殆ど判別不可能だけれど、岩肌がむき出しになっている向かって左の崖の下が西叶神社です。


渡し船から見た東叶神社の神殿の屋根


対岸の船着き場から見た西叶神社の大鳥居と神殿の屋根


(左)11時半過ぎに乗船したので、休憩時間に入る前に向こう岸に帰れるようにダッシュで東叶神社にお参りして船着き場まで戻りました。でも、渡し船は片道約2分かけて休みなく往復しているので、その心配は杞憂だったかも?(11時49分に戻ってきた)。写真の人は仲間に浦賀案内をしていました。ものすごく詳しいので、ニワトリさんも耳をダンボにしてました。
(右)我々を降ろすと、直ちに向きをかえて向こう岸に渡ります。働き者の船ですね~。また乗りたいな!


 

 西叶神社の神殿は、非常に凝った彫刻が施されています。写真はありませんが、神殿内部も豪華絢爛でした。


   

 左右の狛犬と立派な蘇鉄。右写真の蘇鉄は、左写真と同じ画角では納まらないほど首が長い。さながら、ヒュドラ対キングギドラ! 蘇鉄の根っこのあたりに注目すると・・・


もう一頭の狛犬が! なかなか可愛いポーズで立ってました。


 東叶神社の境内。海が近いので景観が良い。『龍馬伝』にも登場する勝海舟は、咸臨丸でアメリカに渡る前、東叶神社で航海の安全を祈願し断食したそうです。


東叶神社の狛犬。邪鬼を踏みつけているように見えるけれど・・・


仔犬をあやしているか乳を与えているようにも見えます・・・


 叶神社の勾玉セット(右を火曜日、左を金曜日に購入)とエリリンさんに教えてもらった骨董屋さん「ガーネット」で購入したミニくるみさん。「ガーネット」は西叶神社のはす向かいにありました。前回は定休日の火曜日に訪れたので気がつかなかった? 「宝の山」の骨董屋さんでした。一日いても飽きないけれど、短い時間にニワトリさんは、金属製(造り方を説明してもらったのですが・・・)の精巧なカニの置物と、中国風の顔立ち&衣装の博多人形(だとは実は言われるまで気がつかなかった)が気になり、ちなみに値段を聞いてみたら、カニ=6000円&人形1万4000円! これぐらいでビビっていたらいけないのですが、気に入った品が「ガラクタ」じゃなかったので自分の「目利き」については納得した? ちなみに、このネコの置物は・・・勾玉より安い300円! というわけで、包んでもらいました。良かったニャン~~♪

  明日もまた城ヶ島まで散歩に行くかも? (行ってきました)
 叶神社のHPは、 → ここをクリック


城ヶ島ネコたち

2010-05-26 12:22:00 | 自然&いきもの+ゾウのはな子
uuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuu  ←(クルミさんの署名。いつの間に?)


 昨日の続きで城ヶ島の猫を紹介します。一年前の写真と同じ顔ぶれが元気に暮らしているようなので安心しました。管理人さんの話だと、猫を捨てに来る人は絶えないようですが、「捨てる人あれば拾う人あり」とでも言うか、ボランティアの人々の仲介で里親に貰われていく猫もいて、ここで生まれてここで暮らしている生粋の城ヶ島ネコは2匹しかいないそうです。そのネコを教えてもらったのですが、生憎不在でした。今度会えたら、紹介しますね。


尻尾の長い美猫です。芝生の雑草が花を咲かせていて、いいアクセントになってくれました。


(右)立派な尻尾をいつもピンと立たせています。
(左)器用に水も飲みます。魚肉ソーセージが大好きだとか・・・。


(右上)芝生が暑くなってきたので涼しい場所に移動しました。
(左中)去年もそうでしたが、自分がリュックを降ろしてベンチに寝転がると、荷物の脇をキープ!
(右下)第一展望台から剱崎方面を望む。大きな橋は宮川大橋。風車付近が宮川公園。この付近の道路は展望が素晴らしく、流して走るも良し、歩いても良し!(追記しました)


 道案内してくれたネコとは違うキジトラ。馴れ馴れしいわけではないのですが、気性は優しく、おっとり微笑んで?います。立派な尻尾のネコとつるんでいることが多い?


こうして見ると、まだ若そうなネコです(2歳ぐらい?)。火曜日は鼻をムズムズさせていましたが、この日は元気そうで、ひと安心!


 うちのクルミさんに少し似ているブチ。声をかけると、芝生からすっ飛んできました。クルミさんよりなついている?


(左上)すうすう寝入ってしまいました。
(右中)香箱座りをしているもう一匹のブチ(黒が多いメス)ブチはいつも一緒?
(右下)縄張りをパトロールしていたキジトラと違って、彼らは仲が良いようです。


 そのあと、浦賀の叶神社に寄って、帰途に着きました。16時前に帰ってきたのに、うちのクルミさんは出窓に飛び乗ると少しばかりスネた感じでお腹を見せました・・・ゴロゴロしていると、落ちちゃいますよ~♪


「これこれ、網戸で爪とぎ(爪切ってますが)はやめなさい~」「・・・」
「帰ってきたよ~」「なにか?」
「遊ばないの?」「プイッ(遊ぶものですか!)」

 ところで、映画『私は猫ストーカー』が第19回日本映画プロフェッショナル大賞をを受賞しました。蓮實重彦センセイも、2009年度ベスト10に選んでました・・・盟友の山根貞男氏は何と1位に! おめでとさん~♪
 ちなみに、監督した鈴木卓爾さんの長編第2作が『ゲゲゲの女房』です。映画版で布美枝を演じるのは、長身美人の吹石一恵さん。ニワトリさんは彼女も大好き! こちらも期待できそうですね~♪


ニワトリさんを案内してくれた城ヶ島ネコ

2010-05-25 23:05:20 | 自然&いきもの+ゾウのはな子

 芝生は暑いので、風が良く通る第一展望台で休憩中。去年と同じ顔ぶれが集まった(2匹写っていませんが計7匹)! 公園を訪れた観光客が、「あれ? 猫がたくさん!」と言いながら二階の展望台に向かう中、猫招き(ストーカー)は素知らぬ顔でベンチに横たわっていました。


 さて、城ヶ島公園の有料駐車場を横切って(ここまでに3匹の猫とすれ違う)、公園入口にさしかかかると、タイル貼りの床の上で1匹の猫が日向ぼっこをしていました。この猫は誰に対してもゴロンと横になってお腹を見せるので、多くの人が撫で撫でしていくのですが、この日も同じようにゴロゴロした後、ニワトリさんの後を追いかけてきて、しまいには先に立って道案内をしてくれました。


(左上)久しぶりの上天気、日向ぼっこの真最中。「変なオジさんが来たわね~」
(右中)早速、体をこすりつけ、テリトリーを主張する。「ニンゲンの足は、電柱と同じなの」
(左下)ニワトリさんと一緒に日陰で休憩中。「私って可愛いでしょ」ポーズ。


(左上)「こっちの方がヒンヤリ涼しくて、おまけにスベスベしてるから、気持ちいい~♪」
(右中)「暇だから、後をつけてみようかしら?」
(左下)「やっぱり、わたしが先に立って案内してあげる」(女言葉になっているのはこの猫がメスネコだから。城ヶ島のメスネコは避妊手術を受けていて、その印に耳がカットされている)


(左)第一展望台近くの芝生では、ネコたちが思い思いにくつろいでいました。このネコもそれに加わるのかと思ったら・・・
(右)ニワトリさんに気づいて駆け寄ってきたクルミ2号を威嚇して追い払ってしまいました。性悪ネコだった? その後、猫たちが芝生に集まってきたのですが、彼女は輪に加わらず、そのうち芝生から出て行きました。


 ニワトリさんの呼びかけに応じで?第一展望台に集まったネコを尻目に、ポツポツとピクニック広場に向かって歩いていきます。縄張りを見回りに行ったのでしょうか? 1時間後に自分が駐車場に戻ると、いつの間に戻っていたのか、彼女も管理人室の近くの草叢でグルーミングをしていました。
 管理人さんの話によれば、縄張りパトロールはこのネコの日課だそうです。


廃墟の城ヶ島ユースホステル

2010-05-24 12:01:30 | 日常&時間の旅


 城ヶ島大橋を渡って城ヶ島公園の坂道を上っていくと、右手にウミウの生息地になっている断崖絶壁を望みつつ「馬の背洞門」と城ヶ島灯台まで続いている遊歩道が現れます。すぐ近くを左に曲がれば城ヶ島ユースホステルがあって、城ヶ島を一周するときのベース基地!として、うってつけの位置に建っていたのでした。
 小学校を卒業して中学に入学するまでの春休みに、電車とバスを乗り継ぎ一泊二日の行程で三浦半島を一周する旅行を計画しました(今でいえば、卒業旅行ですね)。そのとき初めて城ヶ島ユースホステルに宿泊したのですが、ユースホステルを利用したのもこのときが初めてで、子供たちだけで宿泊するのも、旅の行程表を自分たちで作って皆に配るのも(コピーなんてその時代はなかったので、ガリ版で作った?と思う。『ゲゲゲの女房』にも出てきましたね!)、全て初めてずくしの「大冒険」でした。観音埼&剱崎&城ヶ島の三灯台と城ヶ島をすっかり気に入ってしまったニワトリさんは、中学卒業時に二泊三日の行程に拡大して、同じコースを友達と旅しました(このときはバスを使わず歩いた。自転車隊と二日目に合流)。
 そんなことから、三浦半島と城ヶ島は自分の原点みたいな場所になったのですが、最後に城ヶ島を訪ねてから15年以上が既に経過してしまいました。再びオートバイに乗り始めた去年、子供時代の旅を辿るように、アオガエル君に乗って三浦半島を一周したのですが(「センチメンタル・ジャーニー」の題名で記事も書きました)、時すでに遅く、城ヶ島ユースホステルが閉館されてしまったことと(2003年8月31日に閉館)、城ヶ島と油壺を結ぶ遊覧連絡船が2007年に廃止されたことを、そのとき初めて知ったのでした。

 城ヶ島ユースホステルは1962年に開業し、観光客や学校&企業の団体利用など昭和40年代には年間一万人以上の利用客がいたそうですが、右肩下がりで減少していき、21世紀に入ると4000人程度まで減ってしまい、夏季以外は閑古鳥が鳴いていたそうです。当時は非常にモダンだった建物も、築40年と老朽化が進んだことから、所管していた神奈川県が廃止を決定しました。でも、建物を解体する予算すらなかったのでしょうか、今も在りし日の姿のまま、建っています。跡形もなく消滅してしまうよりも、このまま廃墟として残ってくれればいい、と思います。


(左)敷地内に入る道路を封鎖しているフェンスの金網が破られていて、そこから望遠レンズでユースホステルを覗き込むと、懐かしいロータリーと、モダンなガラス張りのエントランス&ホールが見えた! 中央の出っ張りが玄関で、右手がエントランスホール、左手が食堂ホールだった? ガラスの部分は塞がれています。
(右)こちらが確か宿泊棟だと思います。二段ベットの6人部屋と8人部屋だったかな? もう一度泊まりたいなあ・・・。

(左)位置関係がわかる写真が見つかったので追記します(去年5月の夕方に撮影。子供時代のアルバムは屋根裏の奥の奥で眠っている)。城ヶ島公園の有料駐車場の手前に、ウミウ展望台を経て馬の背洞門&城ヶ島灯台方面に向かう遊歩道の入口がある。
(右)道路を挟んで斜め向かい側に城ヶ島ユースホステルがあった。この看板は先日訪ねたときはなかったかも? 誰かが記念に持って行った?


『ゲゲゲの女房』(第7週) ~紙芝居が原点!

2010-05-23 23:57:20 | 連続テレビ小説


 第7週「消えた紙芝居」では、水木しげるのペンネームの由来と鬼太郎のルーツが明らかにされました。自分は『ゲゲゲの鬼太郎』(テレビの鬼太郎も・・・)の熱心な読者ではなく、『ゲゲゲの女房』の原作も読んでいません。墓場で生まれた幽霊族の鬼太郎の原案が、民話の「子育て幽霊」や落語の「飴買い幽霊」であることは知っていたのですが、水木さんが紙芝居作者(紙芝居の貸元だった阪神画劇社と契約していた)だったことをこのドラマで初めて知りました。『河童の三平』も、紙芝居時代に描いていたんですね~♪

 「墓場鬼太郎」の本当の作者は「子育て幽霊」を脚色した伊藤正美さん。戦前の昭和8(1933)年頃は「黄金バット」を凌ぐほど人気があったそうです。茂さんは、阪神画劇社の社長の鈴木勝丸さんに勧められ、作者の了解を得て鬼太郎が主人公の紙芝居を4本描きました(ドラマにも登場した「空手鬼太郎」だけ好評だったらしい)。
 音松親方のモデルになった鈴木勝丸さんは、紙芝居の語り手としても比類がないほどの名人だったそうです。実際には、コーヒーを奢っただけだったとか・・・。貸本業界も完全に斜陽に入っており、水木さんの生活は紙芝居時代の末期と同じように非常に苦しくなっていて、ボックスアート(箱絵)の巨匠=小松崎茂さんから経済的援助を受けるほど困窮を極めたそうです。
 第6週の「刑事のエピソード」はフィクションだと思うのですが、「こんなに貧しいわけがない」と税務調査に訪れた職員に茂さんが激怒して追い返したエピソードが知られています。貸本漫画時代の水木さんは、うじきつよしさんが経営している富田書房(実際は兎月書房)の専属漫画家に近かったそうですが、経営難に陥った兎月書房が(ドラマと同じように)原稿料を支払ってくれず、村上弘明さん演じる深沢洋一の漫画会社に移籍しました。
 深沢洋一のモデルとなった三洋社の長井勝一さんは数年後に青林堂を設立、月刊漫画雑誌『ガロ』の初代編集長を務め、水木しげる、白土三平、つげ義春、花輪和一らを輩出します(特に白土三平は長井が目をかけていた漫画家で、この先『ゲゲゲ~』にも登場するかも?)。

 ところで『墓場の鬼太郎』は、1965年にメジャー商業誌の「週刊少年マガジン」で連載されるようになり、三年後に誰もが知ってる『ゲゲゲの鬼太郎』に改称されます。
 杉浦太陽さん演じる「イタチ」が、「茂は小さい頃、自分のことをシゲルと言えずにゲゲルと言っていたのであだ名がゲゲになった」と言ってましたが、その「ゲゲ」にもう一つ「ゲ」を加えて、「ゲゲゲの鬼太郎」がめでたく誕生しました(ニワトリさんは「ゲゲゲ」はカエルの鳴き声だとずっと思っていた)。ここまで苦節何年?
 水木さんは勧善懲悪が嫌いで、少年漫画雑誌やテレビ局の意向により鬼太郎が人間の味方のスーパーヒーローになると、不潔なねずみ男をより愛するようになったそうです。ねずみ男のモデルはドラマと違って、「いつでも屁をこける」水木さん自身と(放屁はねずみ男の強烈な武器)、友人で先輩貸本漫画家の梅田栄太郎さんだったと最近知りました。

 第7週の感想が「鬼太郎よもやま話」になってしまいましたが、時代の趨勢とはいえ物悲しい「消えた紙芝居」でした。「消える」といえば、ニワトリさんが前に勤めていた会社が、今年の2月にとうとう廃業しました。それを知らせてくれた人に「ニワトリ君も、いいときに辞めたな」と言われ、「そうかもしれません」と無難に答えましたが、内心では「いいえ、14年前に辞めるべきでした」と思っていました。今の職場も「3K労働」と言われていますが、下請け&孫請けの悲哀を感じることはなく、仕事は忙しいけれど生活そのものは非常にゆったりしています。非常に健康的だし! 健康といえば、前の職場で危険なアスベストを(危険性を知らされず)たっぷり吸いこんでしまいました。15年後に発病しても労災は認められないでしょう・・・もっと本気で怒るべきかもしれません。


早起きは三文の得! ~朝の深大寺

2010-05-22 09:02:20 | オートバイ春夏秋冬

朝の深大寺。地元に住んでいると、ほんの少し早起きするだけで楽しめます。


 5時に起きて朝食前に深大寺を散歩していきました。ニワトリさんの家から深大寺までは約12.5km。アオガエル君を使えば、朝だと30分もかからずに行くことができます。『ゲゲゲの女房』の放送が始まってから、日中はかなり混雑するようになりましたが、さすがにこの時間帯だと、朝の散歩を楽しむ人と私のようなモノ好きしかいないようです。朝の清々しい空気を思い切り吸い込み、豊富な湧水と緑豊かな深大寺の境内を自由気ままに歩いてきました。まずは報告まで。


 鬼太郎茶屋の前にお店の車が停まっていたので、アオガエル君とツーショットさせていただきました・・・。


 『ゲゲゲ~』の二人が歩いた渡り廊下。熱心に参拝する人、鯉に餌をやる人、恰幅のいい深大寺猫の頭を撫でに来る人、色々な人が散歩がてら訪れます。ウォーキングのエクササイズをしている人も結構いました。深大寺そばを打つ職人さんたちの傍らから蕎麦の香りが湯気と一緒に運ばれてきて・・・休みの日だったら開店するまで粘って、朝蕎麦を食べるのもいいかもね! 少々眠いけれど、気持ちの良い朝を迎えることができました。