じ・て・ん・しゃ! ~ユーラシアからツバメ号へ・・・

2011-09-26 23:57:07 | じ・でんしゃでGO~♪


 時計を少々巻き戻して、モデルガンの次に再燃したマイブームは・・・「自転車」でした。
「な~んだ、今が旬じゃない!」と言うなかれ。
 高校時代、ニワトリさんは自転車少年でした。愛車は、メタリックグリーンのユーラシアEA-1(上写真。ブリヂストン製1976年型)。高校合格のお祝いに?買ってもらった通学用!の自転車ですが、その名のとおり大陸を縦断してヨーロッパまで行かれそうな素敵な自転車でした。実際は、一都六県で終わってしまいましたが・・・。

 世代を超えて定着した今の自転車人気とは少々質が異なりますが、当時の男子中&高校生の多くが変速機付きの自転車に乗っていて、その中でもドロップハンドルの本格的サイクリング車は憧れの的でした。
 中学を卒業したばかりの少年が自転車で日本一周する漫画『サイクル野郎』(週刊『少年キング』連載)の影響が多分にあると思いますが、ランドナーやスポルティーフと呼ばれるサイクリング車を手に入れたニワトリさんたちは、パーツをより高性能なものに換装しながら(主に軽量化を図ってゆく)、夏休みなどを利用してサイクリング旅行に出かけました。
 フレーム以外の全ての部品を換装してしまった凝り性の友達もいました。ニワトリさんの場合は、バーナー&クッカーに寝袋&テントといった自炊と野宿のための装備品もひと通り揃えたかったので、そこまで改造しなかったけれど、サドルをブルックスの皮製に換え、バーテープを車体と同じ緑色に自分で巻き直し、ペダルが重くなるのを嫌って使わなかったダイナモ&ライトを取り払ってしまい、代わりに強力な懐中電灯をフロントキャリアに取り付け、スプロケットと変速機を交換しました。

 少しずつ部品を変えながら、ユーラシアで都内、伊豆、湘南、房総、常磐、富士を走りましたが、18禁が終わって二輪に乗れるようになった途端にユーラシアはお役御免と言わんばかりに、庭の片隅で埃と雨を被るようになってしまいました。
 でも今、あの頃の思い出がなせるわざなのか、ランドナーが無性に欲しくなってしまったのです。
 ところで、ニワトリさんが浦島太郎している間に自転車を巡る環境は大いに変わり、ランドナー&スポルティーフという車種は激減してしまったようです。さすがにマウンテンバイクは知っていますが、ロードバイクをロードレーサーと呼んで笑われ、ミニベロ?ピストバイク??ポタリング???
 
 ロードバイクには(ルックスを含めて)全くついていけません。「自分が乗りたいのはユーラシアと同じランドナーなのだから」と、そちら方面を物色していたら幾つか出てきました。ARAYAのランドナー「SWALLOW(スワロー)」が良さそうな感じです。パーツのグレードは分かりませんが、サドルがブルックスで重量が11.9kgと、他社のランドナーよりお洒落で軽い点がイイじゃない! 何といっても、オレンジ色のクロモリ(鉄)フレームと昔ながらのルックスに魅せられ、さらに「SWALLOW」という呼び名も気に入ってしまいました。
「ツバメ号か・・・長く乗るには、いい名前だよな~♪」
(アーサ・ランサムの『ツバメ号とアマゾン号』シリーズに登場する小帆船ツバメ号を思い浮かべている)
 同社のスポルティーフ「EXCELLA(エクセラってマツダの車だけど)」もなかなか美しく、車体が1kg軽く700Cサイズのタイヤを履いていることから、ツバメ号より速く走れそうです。
「でも自分には、やっぱりランドナーだよな~。いや、ここは冒険して、スポルティーフでいくべきか?」
 約二ヶ月前ぐらいから、ニワトリさんは夜な夜な自転車関係のサイトやブログを閲覧して、「あれがいい、これがいい」と心を躍らせていたのですが、一ヶ月後にとうとう一大決心をしました。
「よし。ツバメ号を買って、サイクリングに行こう!」


 フレームサイズが若干大きいユーラシアEA-2。その当時、身長160cmしかなかったニワトリさんにはEA-1しか選択肢がなく、EA-2の色も気に入らなかったが、今はピンクのユーラシアも格好良いと思う。いや、今だったら、無理を承知でこっちかな?


 ロードバイク全盛の時代に(最近注意深く自転車をチェックしてるけど、ランドナー乗りはいない・・・)生産されている貴重なランドナー。ユーラシアでできなかったことをツバメ号でしてみよう、と思った。  


百体観音と湯の丸高原

2011-09-24 23:55:00 | オートバイ春夏秋冬


 国道18号線を小諸から上田へ向かう途中、牧家で右折すると県道94号線に入ります。94号線は湯の丸高原(スキー場)を越えて鹿沢温泉に至る峠道で、その先を道なりに走っていくと上田~嬬恋間を結ぶ国道144号線にぶつかります。94号線の歴史は大変古く、旧鹿沢温泉(当時は「山の湯」と呼んだらしい)までの湯道として、江戸時代から多くの人が通行してきました。新張(みはり)から山の湯までの約三里(12km)に、百体の観音様が道しるべとして造立され、その姿を今も路傍に見ることができます(風雪にさらされ新たに造られた観音様もある)。
  実際に歩いてみるとわかるのですが、険しい山間の道を上り下りするのは結構しんどくて、観音様を数え(拝み)ながら歩くことが出来たら、きつい登りも気分的にずいぶん楽になったに違いありません。デジカメがまだない時代に、コンパクト・カメラで百体全部の観音様の写真を撮ったことがありますが、今度はPENを片手に百体観音と話でもしながら鹿沢温泉まで歩こうかなあ~。
 ちなみに、本邦初公開になるニワトリさんの隠れ家(と言っても、十数年ぶりに訪ねただけですが)へは、写真の第二十七番如意輪観音像を目印に枝道に入るのだけれど、その先にあった四本杉(杉ではなかったかもしれないが、そう呼んでた)が伐採されていたせいか、さらに細い道に曲がるところを直進してしまい、「あれ?着かないなあ??」と相成りました・・・。


   

 新張にある第一番如意輪観音(左)と、第十一番准胝観音(右)。当時の「湯の道」は現在の道と若干異なっているため、思いがけない場所にあったりする。車やバイクだと見落とすことも・・・。

 

   

 昔からお気に入りだった観音様(千手観音)を探す。大体の位置はわかっていたが、まだかまだかと数を数えた。岩と野菊が仏壇みたい? 観音様の表情がまた可愛い!


 第五十番馬頭観音はかなり大きくて、バス停にもなっている(左)。第六十一番のように、道からやや外れたところに立っている観音様も結構いる(右)。元の場所から現在の場所に移設されたのかもしれない。


 標高1710mの湯の丸高原。冬はスキー場だ。リフトの頂上は1965m。初心者でも楽しめる斜度にパウダースノー&アイスバーンが売りになっている。 6月下旬は天然記念物のレンゲツツジの大集落が見られる。ハイキングコースも幾つかあって、一年中楽しめそう!


 観音様の県道94号もいいけれど、ニワトリさんは左右に水田が広がるこの農道が大好きで、エンジンを切って(ニュートラルで)一気に下ったりする。


 この日、刈り取りを始めた田もあった。ちょうどお昼休みで、オニギリやオカズが入った重箱をレジャーシートに並べてお食事中。子供たちにはピクニック? ワイワイはしゃいでいた。


 一直線(2kmはあると思う)に下る農道。雄大な景色を見ながら一気に下ると実に気分爽快! 16:9にしてみたので、クリックしてね~♪

 パソコンを換えてからまだ一年弱なのに、起動がおかしくなりました。自動的にスタートアップ修正しているが、改善されず、電源を入れてもうんともすんとも言わないときも・・・! 例によって写真のバックアップを全くしていないので泣きを見ることにならないといいのですが・・・。ようやく使えるようになったのでUPしました。あらあら、もう1時過ぎじゃん。明日は夜勤だし、おやすみなさい~。

 そうそう、書き忘れましたが、今回アマガエル君は32.41km/リットルの驚異的な好燃費を記録しました(走行距離446km。ガソリン13.76リットル)。峠道で遅い車がいたり、下りのニュートラル走行で距離を稼いだからかな?


ニワトリさんの隠れ家?

2011-09-22 12:00:00 | オートバイ春夏秋冬


 今回の目的地は、長野県奈良原村の標高1100mに建っているこの家でした。十何年ぶりでしょうか? 久しく訪ねていませんでした。ウッドデッキの手前に植えられていた合歓の木が巨木になっていて、びっくりです。全く月日が経つのは早いもので、全く成長していない自分にがっかり・・・。
(体力&記憶力は目に見えて落ちましたが)


隠れ家的な構え。ライトトーンで撮影したら実物より素敵に映った!


 朝の散歩。家の前の小路から。前日はときどき雨が降ったけれど、(晴れ男の本領を発揮したのか、行く先々が雨の前&雨の後という幸運。一度も雨具を使わなかった!)。このとおり、天高く馬肥ゆる秋の蒼穹が広がる。この後、強烈な日差しで気温30度超え・・・。


 同じ位置で、広角28mmから望遠300mmに切り替えるとこんな感じ。小諸&佐久市街が一望できて、気持ちよか~。朝霧が立つと神秘的な世界に変わる。


 裏山。いかにも里山といった感じだが、標高が1000m以上と高いので、生き物たちは高山バージョン? 雲が影を落としながら次々と通り過ぎていった。この道は、キツネ&タヌキ&キジも利用?している。


 ところどころでコスモスが咲き乱れ、西の空にはかなり欠けてきたお月様が・・・前夜は雲が出てしまって見られなかったが、夜空も綺麗~。


 場所によっては、鮮やかな秋桜が人目を引く。その隣で、うちのクルミさんも大好きなエノコロ草(ネコジャラシ)が、風に揺られながらノアザミをじゃらしていた。

 
 虫が嫌いな人もいるかもしれないので、サムネイルで(クリックすると巨大化するよ)。仕事を終えたヤママユガの仲間が最後のひと時を静かに過ごしていた。目の模様で敵を脅かす。開帳15cmの巨体が『未来少年コナン』に登場した「ギガント」のようだ。ヤママユガは、漢字で表記すればわかるように(山繭蛾)、繭から天蚕糸と呼ばれる丈夫な絹糸が取れる(繭一粒あたり絹糸600~700m)。

 台風一過の晴れですが、個人的には今日明日が山場かな? 夜勤後御岳山へ行ってきま~す。がんばらなくちゃ!


川原湯温泉「笹湯」

2011-09-21 21:52:00 | オートバイ春夏秋冬


 今回はいつものように慌しくお風呂をはしごしないで、ずっと「笹湯」にいました。汗をかいては湯から上がって、体が冷えてきたらまた湯に入る・・・「笹湯」を一人で独占できるなんて、何て贅沢なひとときなんだろう!
 写真のアイドル犬(と勝手に決め込んでいる)ショータがいる「山木館」の「水車の湯」もお勧めです。頼朝が発見したと言われている「王湯」や「聖天様露天風呂」も捨てがたく、全部に入るつもりなら「山木館」に腰を据えて、吾妻渓谷でも散策しながら朝な夕なに入るのがいいんじゃないかな?
 そう言うニワトリさんも、まだ「山木館」に泊まったことがありません(「水車の湯」は入ったよ~)。今年こそは、紅葉の頃に泊ってみたい~♪


 川原湯温泉郷の入口?にバイクを停めた。奥に見える急斜面を登ると「聖天様露天風呂」(入浴料100円)にたどりつく。小さな露天風呂だけれど、いつ来ても誰かが入っていて、なかなか独占できない? ニワトリさんイチ押しの「笹湯」には道路を挟んで斜面を下ってゆく。


独占率8割以上の「笹湯」。この日も無人! タイル張りの湯船に、外の景色が映り込んでいた・・・


   

「笹湯」の出入り口(手前が女湯で奥が男湯)。ガラス戸をがらがら引いて一歩踏み込めば・・・


   

シンプルなタイル張りの浴槽と、吹き抜け天井の灯り取りが素敵です・・・


 「笹湯」の全景。山小屋みたいな佇まいで、少し離れると景色に溶け込んでしまい、共同湯だとはとても思えない。初めて来たときはなかなか見つけられず、うろうろしてしまったことを懐かしく思い出す。その意味でも「隠れ湯」かも?(「笹湯」「王湯」「水車の湯」の入浴料は300円)

 

 一つ前の写真の位置から180度反対側を向くと、かつては家が立ち並んでいたのだろう、土台だけが残っていた。ダムに翻弄された半世紀を考えると、襟を正さずにはいられない。ここに住んでいた人々は、どんな気持ちでここを去っていったのだろうか? 遺跡のように粛然とした空気に包まれている。 
 電柱の向こうの建物は、最初の写真に写っていた建物で、その先にバイクを停めていた(位置関係がお分かりになったでしょうか?)。


 足元をよく見ると、ここも浴場だったことが伺える。浴槽は安全上の問題もあって土で埋め戻したのだろう。一段上がった左右に洗い場があって、もう一段上がったところが出入口だったのかもしれない。各種タイルから当時の姿がぼんやりと浮かび上がってきた。この土地が水面下に沈む前にできる限り訪れよう、と改めて思った。


川原湯温泉へ ~樽沢トンネルと・・・

2011-09-20 23:12:00 | オートバイ春夏秋冬

日本一短い樽沢トンネルは緑に覆われていました。向こう側がわかるかな?


 この週末は、私用で長野県の奈良原に一泊二日で行っていたのですが、ただ行くだけでは面白くないので、アマガエル君(Ninja250R)を出して、ストレートに小諸ICに向かわず関越道の渋川・伊香保ICに向かいました。川原湯温泉を訪ねて草津口から軽井沢方面に下ろうという計画です。これまでは、JR吾妻線を使って川原湯温泉駅から歩いて通っていましたが、バイク旅もなかなか楽しかったです(3時間で到着)。
 先日、国土交通省関東地方整備局が、昨秋より実施してきた「八ッ場ダム検証」の結果を公表しました。「このままダムを造った方が代替案で治水・利水を行うよりコストが安い」とのことですが、国土交通省関東地方整備局はダム建設事業を一貫して進めてきた組織なので、彼らの「検証」など原子力行政の「それ」と同じように全く意味のない「最初に結論ありき」の「やらせ」でしかありません。にもかかわらず、NHKを始めとする報道番組や新聞各紙は、このたびの「大本営発表」を無批判で報道していました。情けない限りです。
 大人気なく憤りを覚えて道草することになったニワトリでしたが、(毎回毎回)全長7mの樽沢トンネルの下に立ち、(貸切状態で)お気に入りの「笹湯」を浸かっているうちに、すっかり童心に返ってしまいました。この美しい吾妻渓谷がダム湖に沈むことがどうしても納得できないし、また信じられません。
 最後の日まで通うことになるだろう・・・後ろ髪を引かれながらこの地を後にしました。
(次回は紅葉の頃に行くつもり)

 

  樽沢トンネルの全景(クリックすると大きくなるよ)。岩盤に生えている一本松を守るために、わざわざトンネルを掘ったという伝説もある。トンネル自体は水面下に沈まないが、川原湯温泉駅の移転に伴い従来の線路は使われなくなる。走行中に何度か吾妻線の列車とすれ違ったが、ここでもすれ違ってしまった! 時刻表をチェックしておけば、トンネル通過中の写真を撮れたのに・・・。


 川原湯温泉の見晴台?から駅方向を望む。虫の声に混じって列車の汽笛が山間にこだました。そろそろ、ここを離れて目的地に向かわないと・・・。駅近くでも、ダム湖を渡る橋の橋脚建設工事が始まっていて、三連休初日の土曜日も巨大なクレーンが資材を上げていた(見えるかな?)。付帯工事は着実に進行している。

 

大好きな「笹湯」。この日は「笹湯」だけに入った。


 (追記) 冬の鱒沢トンネル(枯れてます)を駆け抜ける電車の写真は、 → ここをクリック  


国立~大学通りの紫陽花

2011-09-16 00:13:12 | 自然&いきもの+ゾウのはな子

水玉の宝石。マクロレンズを使うと、中の景色も映せるのですが・・・


 かなり前の話で恐縮ですが、写真がたまっていく一方なので、隙を見てブログにUPしようと思いました。
 国立の大学通りは春の櫻と秋の銀杏が有名ですが、樹と樹の間に様々な種類の紫陽花が植えられていて、雨の季節は瞳を楽しませてくれます。どこにも行かない休日、(じっとしていられない?)ニワトリさんは、大学通りの櫻の種類と全部で何本あるのか散歩がてら数えたりしましたが、それからしばらく経って PEN(EーP2)を片手に紫陽花を数えに行きました。その日の朝は理想的な雨降りだったけれど、その後はまだ六月だというのに強烈な日差しが降り注いで、結果的には空梅雨に終わってしまいましたね。写真を眺めると、何だか遠い昔の出来事のような気がしてならないのですが・・・。


 

 左手前の紫陽花にピントを合わせたつもりでしたが、中央に合ってしまいました。前ボケでもいいけど、柔らかさが足りません・・・。今夏発売された E-P3 になると、35点から任意にピントを選べるので、こういうミス?もなくなります。しかも、合焦速度が EーP1&P2 とは比べ物にならないほど速く、タッチパネルによるピント合わせも可能になったので、液晶画面の任意の部分を指差すだけで瞬時に合焦してシャッターが切れる! もう重い一眼レフはいらない?


 かなりの数の紫陽花が植えられていると思っていましたが、実際は片側34株しかありません・・・。いつもは自転車でサ~と通り過ぎていくので印象が強かったのかな~。向かい側も(偶然)同数ありました。数え間違いも多分にあるでしょうが、思った以上に少なかったので、ちょっとがっかり? 道路の向かい側に写っている黄色い花は山吹です。
 

 ちょっと変わった花びら(ガク?)の紫陽花を見つけました。撮影したのは6月17日。全体的に六~七分咲きといった感じで、まだ色づいていない株もあったのですが、この後いきなりかんかん照りになってしまい・・・炎天下の紫陽花というのは、見るからに苦しげでした。ニンゲンだけの勝手な思い込みかもしれませんが。


 やっぱり、紫陽花は雨(とカタツムリ)が似合います。実は、EーP3 のあまりの出来の良さにショックを受けたニワトリさんは、限定モデルの EーP2 ホワイトPENを売って EーP3 を予約してしまいました。発売の約一ヶ月前だったせいか査定価格が高く、全く使えないノクストン(絞り開放の視写界深度がミリ単位と非常にシビアで、手持ちではピンボケ写真しか撮れない・・・)も同時に処分したので、実質的には1万円で EーP3 を手に入れることができました( EーP2 とノクストンに使ったお金を考えれば大損になるけど)。同じホワイト・ボディなので、今のところ誰も気付いていません・・・。


 紫陽花以外にも、雨の似合う花木がありました(というか、何でも雨に濡れると美しい)。最後の写真は我が家の紫陽花です。この頃は日が長く、朝4時には明るくなっていたので、早朝よく出かけていました。鉄道旅行も、この時期が最高です(日が長いので車窓を余分に楽しめる)。「梅雨の18きっぷ」を出してくれないかな?


熱帯夜の満月

2011-09-12 23:55:00 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


 12日の今夜は「中秋の名月」です。お団子片手にお月見!といきたいところですが、この写真を撮った午後7時の気温は29度! 熱帯夜の満月を 【PEN】で撮影しました。
 実はそのあと、22時から1時間ほど散歩しながら、家の近所で一番空が広い場所で月光浴をしていました。先ほどまでのうだるような暑さは解消され、心地良い風が吹いています。雲がかなりの速さで流れていて次々と月にかかっていくのですが、月が雲に隠れることはなく、光の微妙なグラデーションを楽しめました。四方からは虫の音が聴こえてきます。
 暑くもなく寒くもなく、虫の音を聴きながら月を眺める・・・なんて贅沢なんでしょう! 
 「中秋の名月」は、旧暦を基準にすれば来月になります。よくよく考えてみれば、一年に12回しか満月はやって来ず、雨が降ったり雲に邪魔されたり、はたまた仕事(自分の場合は夜勤だけど)入っていたりして、いつでも見られる筈の満月を目撃できるのは年に4~5回ぐらいでしょうか? だから、やっぱり、今夜は贅沢させてもらっているんだなあ~。ありがとう、と呟きながら月の光を浴びました。

 満月になると不死身になる狼男(犬神明)のように、月の光を全身に浴びていると力がみなぎってきます。太陽とは違って、静かにエネルギーが充電される感じ。子供の頃最も感銘した『狼王ロボ』のことが思い出されて、無性に遠吠えがしたくなるので、ニワトリさんももしかしたら狼族の一員かもしれません。


裏木戸とアスファルトの間に根付いた月見草も、月の光を浴びていた・・・。月の光だけで撮影。


午後23時の月。放射線状に広がるティコのクレーター(直径85km)がよく見える。
今から一億年前にできた。その瞬間を、恐竜たちが目撃していたのかもしれない。


久しぶりに300km走りました・・・

2011-09-11 10:23:00 | オートバイ春夏秋冬



 土曜日は、久しぶりにアオガエル君(Ninja250)と走りました。仕事の下見に行くだけではつまらないので、6時に家を出て五日市から上野原、丹波村&小菅村を走ってきました。
 写真は松姫峠から顔を覗かせている夏の青い富士山です。綺麗な沢では道路から釣り糸を垂れている人もいました。ここでヤマメやイワナが釣れるなら、来シーズンは釣竿持って出かけようかな?


 松姫峠から奥多摩湖に戻ります(写真は逆向きですが・・・)大雨の影響でダムの放水量もかなりのもの。白い絨毯のように水が落下しています。これほどの放水を見るのは初めてでした。


 10時過ぎには仕事が終わってしまった・・・この時点で、走行距離は180km弱。バイクがドロドロになってしまったので(雨は降らなかったが大雨の影響で道路に水が出ているところがあった)洗車しました。綺麗になるともう一走りしたくなったので、油そばを食べに行きバイクにも燃料補給(今回燃費は30km/ℓ)。それから、久しぶりにゾウのはな子に逢いに行きました。はな子はヘイキューブ団子を食べながら気持ち良さそうに水浴びと体洗い(デッキブラシでごしごし)をしていました。元気そうで良かった~♪


 15時過ぎまで井の頭で過ごし、夕方仕事の打ち合わせをして家に戻りました。走行距離は200kmを超えましたが、まだ走り足りない・・・。夕食後に都内のナイト・ツーリングに出かけました。19時半に出発。往きは高速を使って芝公園で地上に降りました。東京タワーが綺麗~♪


 『空気人形』の湊公園を訪ねてから、中央大橋、相生橋、かちどき橋、永代橋と、橋巡りに。写真は永代橋から見た日本のマンハッタン? 久しぶりのナイトランで実感したのは都会の夜が去年より暗いこと。安全対策上好ましくないという人もいますが、このくらいの暗さが心地良かったです。ヘルメットをかぶっていると暑いけれど、夕涼みには気持ちの良いナイト・ツーリングでした。帰りは高速を使わなかったのですが、土曜夜の都内はガラガラに空いているので1時間もかからずに帰宅(23時過ぎ)できました。走行距離は計311km。シャワー&洗濯後は床で寝てしまいました。起きたら朝・・・。
 
 写真は結構撮ったのですが、ブログにUPできるか・・・もう、時間です。今週も、がんばりましょう!


『SUPER 8/スーパーエイト』(その2) ~エル・ゾンビに首ったけ!

2011-09-07 08:20:20 | 恋する女優編


 エル・ゾンビ!・・・と言っても、知る人ぞ知るスペインのホラー映画監督=アマンド・デ・オッソリオの『エル・ゾンビ/落武者のえじき』(71)のことではないのですが、ちょっとだけ解説を・・・。
 テンプル騎士団の亡霊が現代に甦り人々を殺戮していく物語が好評を博し、全4作の「ブラインド・デッド(甦った髑髏騎士たちは目が見えない)」シリーズが作られました(4作に繋がりはなく一話完結)。
 【Blue Underground】というマニアックなメーカーが4作品を棺桶型の箱に納めたDVDを発売、狂喜したファンとスパニッシュホラーの噂だけは知っていたニワトリさんらがリージョン1の「棺桶」を購入しました。現在、似たような「棺桶BOX」(米国盤の方が凝っている)が国内盤として発売されています。恥ずかしながら内容は殆ど覚えていないのですが、面白がって見たことは間違いないので、いつかきちんと見なおすつもり・・・。

 話が飛びましたが、私の言う「エル・ゾンビ」は、映画『SUPER8/スーパーエイト』に出演したエル・ファニングちゃんが劇中扮したゾンビ姿のこと。だから、エル・ゾンビなのですが、ゾンビメイクをした彼女が「ゾンビってどんな動き方をするの?」と、主人公のオタク少年(この映画に出てくる少年は皆オタクだけど、主人公のジョーは特殊効果のスペシャリストとしてリック・ベイカー並みの仕事をする)に質問するシーンがあって、しどろもどろに答える主人公に「じゃあ、こんな感じ?」と言うなり、ゾンビになりきって迫っていき、少年のハートをわしづかみしてしまうシーンが最高です!
 ねじの切れた人形のようにカクカク動くゾンビ独特の仕草(ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』の動きを忠実にコピー)で迫られて、ヘビににらまれたカエルじゃないけど息を呑んで立ち尽くす少年と同じくらいかそれ以上に、エル・ゾンビちゃんに惚れてしまいました。君のためなら死ねる・・・というか、そのまま首を食いちぎられたい!
(彼女は首に触れる直前で演技を止めてしまうけれど)

「スピルバーグにオマージュを捧げるなら、子供たちが撮る映画は(『E.T.』みたいな)SF映画でなければならなかった」と、もっともらしい顔で発言した評論家さんは、何を見ていたのか?絶対に間違っています。
(最後に上映された「作品」を見てもわかるけどね)。
 スーパー8で撮影していた映画は「愛」の映画です。あの可愛らしい太っちょ少年のラヴレターなのよ。スピルバーグ的なお話は物語でやってるわけだから、ゾンビ映画に名を借りた「愛」の映画でいいんです。
 端的に言うと、この作品は、エリオット少年やドリュー・バリモア(当時何歳だったんだっけ?)に逢えなかった『E.T.』の話だよね。人間を憎んで憎んで憎み切った『E.T.』が何とかして故郷へ帰る物語。それではあまりにも単純だと言うならば、あの凶悪な怪物は『禁断の惑星』の「イドの怪物」と同じように、主人公の少年の心を反映させたものだったのかもしれません。そう考えると、そんなに不自然でもない?
 アラ探しも面白いけれど、(あのワンシーンだけで)琴線に触れてしまった作品は、今まで見た映画の記憶に妄想力を駆使して膨らませたり、足りない部分を補完してあげるといよいよ楽しくなります。何もしなくても、次から次へと映画の記憶が甦ってくるのだから。『小さな恋のメロディ』まで思い出しちゃったよ~♪


エル・ゾンビちゃんの素晴らしさは映画館orソフトで確認してね~♪


 スピルバーグ作品で思い出されるのは、『未知との遭遇』(前半部のUFOが登場するときの静と動の動きや、後半部のデビルタワー周辺の人々が強制退去させられる光景がそのまま取り入れられている)、『E.T.』(顔、似てましたよね)『ジュラシック・パーク2』(Tレックスがバスを襲ったシーン)『グレムリン』(では冬だったけれど町の風景)、『1941』(『SUPER8』に出てきた戦車はウォーカー・ブルドッグ? 戦車やジープが町中を走り回る場面は『1941』のドタバタ騒ぎにどこか似ていた)、『スペースバンパイア』(クライマックスの給水塔とか・・・監督はトビー・フーパーだけどスピルバーグが製作したんだよね)などなど・・・。
 アリスを救出するシーンは『エイリアン2』風で、エイリアンが隠れていた墓地は『ファンタズム』の墓地そっくり? こじつけに近いものまで入れて、色々な映画を楽しく思い出しました。列車の脱線シーンは、あんなに派手にすることないのに・・・と舌打ちしていたのですが、『スタンド・バイ・ミー』のあのシーンを思い出してました。そうそう、物語の時代設定は1979年。ソニーのウォークマンが登場!して、「おお~っ」となるけれど、劇中流れる音楽についてはもう少しツボを押さえて欲しかった・・・。



オタク談義に花が咲くこんなシーンもありました・・・この時点で二人は相思相愛? 

 
 ニワトリさんは『SUPER8/スーパーエイト』を二度観ました。入れ替え制がなかった昔だったら、朝から晩まで映画館に入り浸っていたでしょう。登場する少年少女たち(女の子は一人だけど)に100%共感できたから。
 生まれも育ちも違っていたダニエルとメロディの初恋物語も良かったけれど、同じ境遇に置かれている少年少女が心を通わせてゆく過程が丁寧に描かれていて、好感度30%増! かくして、エル・ゾンビ(実はダコちゃんの妹だそうです)は、21世紀の「メロディ」になりました(頭の中で「メロディ・フェア」と「若葉の頃」が流れる)。今後も彼女から目が離せません!
 (その1)を書いてから一ヶ月が過ぎてしまいました・・・。参考までに(その1)は、 → ここをクリック


正直言って、お姉(ダコタ)ちゃんには、ときめかなかったニワトリですが、彼女には・・・

カラーもモノクロも、ぞっこん素敵!

 エル・ファニングの息を呑むショート・フィルムは、  → ここをクリック
実は新鋭ブランドの【RODARTE】のPVで、彼女が着せ替え人形のように次々とロダルテの服を着ていくだけなのですが、真夜中に見ていると(サダコとは違う意味で)魂を奪われてしまうかもしれません。でも、見つめていたい! ちなみに自分は音声を消して見とれました・・・。




オマケにソフィア・コッポラ監督の『SOMEWHERE』の彼女。可愛すぎ!

ソフィア・コッポラ監督の『SOMEWHERE』でも絶賛された彼女は、父コッポラの新作(久しぶりのゴシックホラーらしい)『TWIXT』にも出演していました。幽霊姿が実にキュート。13歳にしてゾンビとゴーストを演じれば、もはや無敵でしょう。『TWIXT』の予告編は、 → ここをクリック


夏休みが終わったけれど・・・

2011-09-05 09:00:00 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


 夏休みが終わったけれど、我が家の野生化した朝顔は、今頃になって蔓を伸ばして咲き始めました。
 9月1日朝、事務所の玄関のドアを開けるとシーン・・・子供たちがいません。「あっ、そうだ。今日から学校が始まったんだ!」
 朝から子供たちの賑やかな声が聞こえてこないのは少し寂しい気もしますが、皆幾分ほっとした表情でデスクに向かっています。コーヒーの香りが・・・。
 事故なく無事に夏を乗り越えることができて良かった~、そんな達成感まで感じられる朝でした。
 
 先週までの激務が終わったとはいえ、ニワトリさんの日常は殆ど変わっておらず、今月も泊まりが9日・・・!
 先週末は連休で、土曜日はAngelaあんこさんが観に行った『ハンナ』を観て(彼女は4inのルガーP08を使います!)、ついでに銀座のとあるお店に寄ってある物(まだ内緒)のゲンブツを眺めてこようと考えていたのですが、ちょうど出ようかという時に、お隣さんの遊び友達(というか尊敬する先輩ですね)がロードレーサー(ロードバイクという言い方が馴染まないので・・・)を車に積み込んでいて、これは良い機会だと話しかけてみたら、「じゃあ、とにかく一緒に行こうよ」という話になって、田無まで行ってきました。

 頭の中が高校生に戻ってしまったニワトリさん、体重の方は12kg増しなので7kgぐらい贅肉を落としたいものです(あんなに忙しくても2kg太った・・・)。その時代を知る人なら、モデルガンの次に手を出した物が容易にわかると思いますが、そんなわけで(って、なにが?)、夏休みが終わってもニワトリさんの夏はこれから本番を迎えようかというところでしょうか?
(能天気という意味では、一生夏だね、この人は・・・)