イトちゃんが・・・ ~来春の朝ドラ『つばさ』のヒロインに!

2008-07-31 23:59:10 | 連続テレビ小説


 すでにご存じの方も多いと思いますが、来春の連続テレビ小説『つばさ』のヒロインに、「マイ鹿です」のイトちゃん(=多部未華子さん19才)が選ばれました。NHKによれば、ヒロインは自分の夢を追って勝手に家を飛び出した母親の代わりに10年間家事と家業(和菓子屋)を努めた「二十歳のおかん」で、家を出た母親が「もう一度主婦をやる。店も継ぐ」と、(どのツラさげて)戻ってきたことから自分の居場所がなくなってしまい、地元のコミュニティーラジオ局で働き始める・・・物語だそうです。

 わずか10才で一家の主婦と弟の母親と店の後継ぎの三役をこなし、二十歳にして老成してしまったヒロインといえば、表面上はクールだけど熱い心を秘めていた『鹿男あをによし』のイトちゃんと少し似ています。
 ここまでは普通のキャラとも言えるけれど、『鹿男あをによし』の「鹿の使い番に指名された女子高校生」という役柄は、「どんな役なの?」と尋ねられたときに、「鹿の使い番に選ばれるんだけど、サンカクをネズミの運び番に奪われてしまい、儀式ができなくなくなったために鹿に印をつけられ、鹿女にされてしまう役」と答えたところで「何それ?」と言われてしまう難役でしたが、言葉にならない部分をうまく演じて徐々に存在感を高めてゆき、クライマックスに用意された奈良駅ホーム(撮影は天理駅。原作では京都駅)のシーンで爆発、一躍物語の主役に踊り出た彼女のことだから、演技に関しては折り紙つき! 
 個人的には、『ファイト』の本仮屋ユイカさんのように「地味な芝居」ができる方だと思うので、歴代朝ドラ・ヒロインと比べても頭ひとつ抜けた演技を見せてくれるのではないかと、今から非常に楽しみです。

 そして、若年寄のようなヒロイン(当初)とは対照的に、夢を追い続け自由奔放に生きてきた(大人になれない)ヒロインの母親を、どなたが演じるのでしょう?
 ある意味では、こちらのキャラクターの方が歴代朝ドラのヒロイン像に近く、その意味で『つばさ』のヒロインはダブルキャストと言ってもいいかもしれません。
 個人的には、現在放送中のドラマのようなキャスティングは絶対におことわりなのですが、こちらの方は発表を待つことに致しましょう。
 そうそう、川越&長瀞という非常に魅力的な町が舞台になっているのも嬉しいですね。比較的近いのでロケ地巡りも気楽にできそう! もっとも、ドラマの内容次第では、今の「月島&築地」、かつての「盛岡」「吉祥寺&仙台」「明日香」みたいにPRにならないばかりか、マイナス作用を及ぼす場合もありますが・・・。

 『天花』を超えた『瞳』だけど、ダンス指導をされた牧野アンナさんのおかげで、ヒップホップに対する偏見はなくなりました。牧野さんの人生がそのまま朝ドラになりそうな気がします。新たに脚本書いて朝ドラにしてもらいたいくらい!


熱帯鳥温室 ~井の頭自然文化園

2008-07-29 23:26:15 | 自然&いきもの+ゾウのはな子



 井の頭自然文化園の「熱帯鳥温室」を真横から眺めてみました。特に冬の時期は暖をとる必要もあってお世話になりましたが(それでも寒かったけど)、こんな素敵なプロポーションをしていたとは、全然気がつきませんでした。
 「熱帯鳥温室」が昭和37(1962)年に建てられたもので、当時は国内最大級の鳥かごだったことなどを、動物解説員や飼育係から説明されて初めて、「確かにこの建物には昭和の香りがする」「植物が天井に達しているので今までは意識したことなかったけど、言われてみればずいぶん高い天井だ・・・」「このアーチなんか、なかなかいいじゃない」などなど、言われた途端に見る目が変わってしまう自分は、かなりいいかげんなニンゲンだと思います・・・(でも、この建物は本当にいい!)。
 それは兎も角、人の話は聴くものですね。飼育係の解説は、決して言葉が多いわけではないのですが、要所要所ポイントを押さえてわかりやすく、ここにいる鳥たちの特徴と生態が把握できました。主温室には12種類の熱帯鳥が放し飼いになっていますが、今まではせいぜい2~3種類の鳥しか見つけられなかったのに、この日は短時間で8種も確認できました。特にホロホロチョウとソウシチョウの鳴き声が聴けてよかった~♪


     

(左)温室の高さ15mは国内最大級だったのに、ガジュマロやヤシの木など植物たちもどんどん大きく成長し、今では天井に触れんばかりになっています。
(右)この明かり取りなんていかにも昭和の感じがするのですが、建てられてから50年近くが経過し老朽化も進んでいるので、新しい熱帯鳥温室を建てようという計画が進行中だとか。はな子のゾウ舎と熱帯鳥温室は永久保存してほしいのですが・・・。
(あと、「熱川バナナワニ園」も!)


     

(左)甲高い声で飛び回り、その可愛らしい姿を見せてくれたソウシチョウ。大きさはスズメぐらい。飼育係がソウシチョウの巣を見せてくれました。葉っぱを泥などで重ねてしっかりしたカゴを作ります。
(右)このとき目撃できたのは、カンムリエボシドリ、ショウジョウトキ、ブロンズトキ、ホロホロチョウ、セイタカシギ、セイケイ、ソウチョウ、ソデクロバト。探しどころがわかれば、意外と見つかるものでした!


 ユーカリやリュウゼツランと一緒に建っていてほしい「熱帯鳥温室」


 帰ってきました~。超絶四日間の前半が終わりました。思ったよりバテていません(しかも3時間ぐらいしか寝ていないのに)。この調子なら何とか乗り切れそう~♪


ユーカリの木とアオノリュウゼツラン ~井の頭自然文化園

2008-07-28 07:00:11 | 自然&いきもの+ゾウのはな子



 昭和37年に建てられた熱帯鳥温室。入口側(サボテン室)と出口側にある同じ作りの前室の高さが5m、主温室の高さは15mもある。当時としてはこれだけ大規模な温室はなかなかなく、昭和レトロな建築物として人気も高い。
 男女が見上げているのはアオノリュウゼツラン。温室入口にはJR中央線の車中からも見えるユーカリの木がありますが、その隣にこの珍しい植物が植えられています。温室ができた頃はサボテン室に植えられていたそうですが、1994年にユーカリの木の隣に植えられました。この植物がどうして今注目されているかというと・・・





 棘のある長くて厚い葉が竜の舌に似ている、と言われたことから「竜舌蘭」と名付けられました。江戸時代に日本に入ってきたようです。この植物は熱帯地方で10~20年、日本では30~50年かけて開花するそうですが、井の頭自然文化園では、今年の5月に花株がそれも2株伸び始めました。花株は一日に平均9cmも伸びてゆき、7月17日に計測したところ、高さは877cmと716cmに達しました。一週間前と比べると80cmも伸びたそうですが、それから成長がにぶくなり、いよいよ開花が始まったみたいです。
 「みたいです・・・」というのは、実はこのとき花をよく見ていていなかったからです。間抜けな話だけど、家に帰ってHPのニュースを読んで初めて、アオノリュウゼツランの(推定)50年目の開花を知り、多くの人がこの植物を眺めていた理由がやっとわかった次第です(連日、問い合わせの電話が鳴り止まないとか)。
 次の開花が30年後ならともかく、50年後だとしたなら、私などはたぶん見ることができません。正に一生に一度の出来事を人知れず演じていたのですね~。開花が始まれば、一ヶ月近く花を楽しむことができるらしいので、次回はじっくりと、井の頭自然文化園の歴史と共に歩んできたユーカリの巨木と開花を迎えたツインタワー(リュウゼツラン)を見てくるつもりです。

 今晩は泊まりです。今日から水曜日にかけて早朝から深夜まで予定がつまっていて、ブログを更新できないかもしれませんが、さて、どうなることやら・・・


7月最後の日曜日 ~ガイドツアーなど・・・ 

2008-07-27 23:11:22 | 自然&いきもの+ゾウのはな子



 7月最後の日曜日は、井の頭自然文化園で過ごしました。明日から四日間かなりハードなので、その前に英気を養っておこうというわけ・・・。
 はな子の昼食に合わせて13時20分頃にゾウ舎の前に着いたところ(いつも13時半くらいに食べている)、はな子は飼育係に頭から水をかけてもらっていました。
 毎月1&3&5土曜日と2&4&5日曜日には、(午前と午後に同じ内容で1回ずつ)ガイドツアーが行われていて、動物解説員が毎回テーマを決めて園内を案内してくれます。この日のガイドツアーは、都合のよいことにアジアゾウとニホンザル(子供がたくさん生まれた)でした。だいたい一ヶ月で園内の生きものたちを一周する感じなので、土日のガイドツアーに一ヶ月フルに参加すると、井之頭の生きものについて、ひと通り理解することができます。
 さらに今年からでしょうか、本園では毎週日曜日、分園では第4土&日曜日に、「飼育係のいきものガイド」を始めました。担当の飼育係が各舎の前で、生の声を伝えてくれます。ちなみに7月は、タンチョウ、ツシマヤマネコ、ニホンリス、熱帯鳥温室の順でした。ニワトリさんは、焼きそばを買いに行った以外はゾウ舎の前にいて、ニホンザルのガイドツアーには参加しなかったのですが、その後に行われた「飼育係のいきものガイド」に参加して、なかなか有意義な時間を過ごすことができました。
 熱帯鳥温室の解説してくれた飼育係が、はな子も担当している木崎さんだったからついていったのですが、彼らに最も近いところにいる人の話が直接聞けるというのは、よく考えてみればすごいことで、特にこうしたガイドを行っていないけれど、羽村動物公園でも飼育係が親切に話してくれます(皆さん、幾つか掛け持ちしながら面倒を見ている)。そうして話を伺ってみると、ただ眺めているだけではわからないこと、眺めているだけでおしまいにしていたら勿体ないことが結構あることに気づきました。機会があったら、ガイドツアーに参加してみてください。面白いですよ~♪


                   


(左)この時期、食事前の水浴びは食事を気持ちよく食べてもらうためにも大切な日課になります。ニンゲンだってあんまり暑いと、バテてと食欲なくなりますよね~。鼻のポンプも使ってもらって全身を冷やします。
(右)手渡したヘイキューブ団子を食べている最中も、足元に水をかけてあげます。最後の2個はなかなか食べてくれませんでした(少し時間をかけて1個食べた)。


 

                   

(左)デザートは今日もスイカでした。ところで、はな子は一日4回食事をします。午後のランチは3回目ですが、このとき、ヘイキューブという栄養価の高い干し草を粉砕したものにリンゴとバナナを混ぜて団子状にした餌を食べています。朝食は、バナナ、サツマイモ、リンゴ、ニンジン、干し草(バナナ以外は細かく刻む)、11時にバナナとスポーツドリンク、昼食がヘイキューブ団子&フルーツ、16時に食パン2斤、キャベツ、干し草2種を食べています。ゾウの巨体を維持するのに必要な一日の食事の量は約100kg。ちなみに、一日の食費は一万円を超えてしまうそうです。アジアゾウとしてはやや小ぶりなはな子ですが、一日に食べるバナナの量は何と150本! 皮をむくだけでもひと仕事ですね・・・。
(右)スイカを食べ終わると、納得したのか、笹の葉とホースをくわえてプールに向かいました。先ほど飼育係が笹の葉で誘導したときは、全く無視していたんだけど・・・水の中に入らない日もあるそうです。このあと、どうするつもりなのかな?


                   

(左上)飼育係に水をかけてもらいながら、ざぶざぶプールに入っていきました。腰の上まで浸かると、飼育係の立っている側に向かい、顔をこすってもらいました。
(右中)それから、はな子がごろんと横に転がりました。よほど機嫌が良くないと見せないポーズだそうです。私も初めて、はな子の潜りを目撃しました。
(左下)風呂あがりに、ドクダミをひと房つまんで・・・ご機嫌のはな子でした


万葉植物園へ・・・

2008-07-26 23:58:10 | 自然&いきもの+ゾウのはな子

一晩明けて新天地へ。お別れです・・・。


 翌朝、目が覚めるとすぐにヒキガエルの様子を見にいきました。夜のうちにフンをした模様(初めて見たけど、泥を吐いた感じ・・・)。一度カエルを外に出し、浴槽内を綺麗にしてから元に戻したのですが、無理を承知で浴槽から這い上がろうとする姿を見ていたら気の毒に思えてきて、餌を買いに行くのはやめて国分寺の万葉植物園に放すことにしました。
 カエルを自転車の編みかごに入れて、(自転車で)10分ぐらいのところにある国分寺へ向かったのですが、しばらくするとカエルは、指をうまく使えば一か所だけ這い上がれる場所があることに気付きました。昨晩も惜しいところまでいっていたのですが、一晩明けて登れるようになるとは・・・感心しました。「もう少しの辛抱だからじっとしてな」と声をかけながら、慎重にペダルを漕ぎました。


                   



(上)馴れた感じで編みかごに収まりました。二度目(最後)の自転車旅行です。
(中)万葉植物園に到着、自転車を止めると・・・昨晩から四隅でトライ&エラーを繰り返し、ついに登頂成功! 編みかごのつぶれ具合が微妙に違っているせいでしょうが、しだいにコツも覚え、最後は短時間で登れるようになりました。すごいすごい!
(下)園内を流れる小さな川(国分寺崖線から湧き出た水)にカエルを放すと、すぐに草陰に身を隠しました。1分ほどここでじっとしていましたが、先へ進んでいきました。
ここなら餌も豊富だし、恐ろしい車もいません。


                   

                   

(上)引っ越し先の万葉植物園。現在の国分寺境内に、武蔵国分寺跡を偲んで、その当時万葉集で詠われた約160種の植物を13年かけて集めました。現在の国分寺(万葉植物園)は、写真の本堂に、薬師堂、仁王門、楼門、真姿の池(弁天)、八幡神社などから構成されていて、遊歩道のお鷹の道を辿って、名水百選にも選ばれた真姿の池の隣にある湧水を飲んで一休みするのがおすすめ。真夏の納涼にいかがでしょうか? 足湯ならぬ足水が気持ちいい~♪
(中)園内には、集められた植物の前に該当する歌が添えられています。、自分のお気に入りの歌を探すのもいいでしょう。但し、前にも書きましたが、蚊が多いので刺されないように要注意!(この日はいませんでしたが・・・)
(下)国分寺楼門。東久留米市の米津寺の楼門を明治28年に移築しました。江戸時代の建築様式をとどめており、間口3間奥行2間。今では国分寺の顔になった?


       

 ついでだから、水を汲んで帰りました。ここの水は、甘露という言葉がぴったりの「おいしい水」です。多くの人が水を汲みに来ますが、もう少し近ければ常連客になっていた? 欲張って2リットルのペットボトルを3本も背負ったから、重い重い・・・。
 家に戻ってから、浴槽を掃除しましたが、少しだけ寂しさが募りました。元気に暮らしてね~♪


とりあえず、連れて帰ってしまいましたが・・・

2008-07-25 23:36:17 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


丸々太って可愛いいと思ったけど、体を膨らませているのは威嚇行動らしい・・・


 確かめなければならないことがあって、21時頃、自転車漕ぎ漕ぎ職場に戻ったのですが、その帰り道、ヒキガエルを見つけました。
 暗かったせいもあり、最初は大きな黒い石が道路に転がっているように見えました。通り過ぎてから、もしかしたらカエルかもしれない?と思い直し、自転車を止めました。今この瞬間、車がやって来たら、その物体の上をタイヤが通過する可能性が非常に高く、しかもこの道は生活道路にかかわらず結構交通量が多かったからです(現に自分も使っている)。先日、家の近所で、恰幅の良いヒキガエルが車に轢かれているのを目撃したばかりでした。

 その次の瞬間、タクシーが通り過ぎていきました。さっき見たのが石だったらいいなあ、と思いながら恐る恐る現場に近づきました。黒い石は、良く見るとやっぱりヒキガエルでした。本当に間一髪のところでした。じっとしていたのが幸いしたのかもしれません。ドライバーは気づきもしなかったでしょう。
 カエルを拾い上げ、自転車の編みかごに入れて走り出しました。カエルが飛び跳ねて車に轢かれでもしたら、何のために助けたかわからなくなります。カエルの動きに気をつけました。でも、編みかごから飛び出すほどの跳躍力があるわけでなく、編みかごの中を右往左往するのが精一杯という感じだったので、安心して自転車を漕ぎました。
 一橋大学構内の池に放してやろうと思ったのですが、岸に上がることができそうもない池だったので、中止しました。そのまま林に放しても良かったのですが、手のひらでじっとしているカエルを見ているうちに可愛さが募り、明日万葉寺でも持っていくことにして、とりあえず今夜は家に連れて行くことにしました。雨の日用に積んであった雑巾を池に浸し、カエルの真上で絞って体を濡らしてあげました。久しぶりのお湿りが嬉しかったのか、ヒキガエルはグルッグルッと喉を鳴らしました。

 浴槽にほんの少しだけ水を張って、カエルを置きました。そのときふと、我が家のヒキガエルはどこにいるんだろう?という想いが頭をよぎりました。そこで、父が植木鉢の受け皿で作ったカエル専用の水場を見に行きました(ここに入っているところを一度も見たことはないけど)。
 そのとき足元でカエルが跳ねました。彼(彼女?)です。先ほど私が庭に水を撒いたので涼みにきたのでしょう。ちょうど良い機会だったので、2匹 を並べて記念写真を撮りました。我が家のヒキガエルには、解放した際に専用の水場を教えたのですが、しばらくはそのまま水に浸かっていたようです。
 妹に電話すると、会話を耳にした彼女の娘が早速ヒキガエルの飼育方法を教えてくれました。でも、狭い場所で飼うのもかわいそうだし・・・庭に放しても生きていけると思うけど家の前の道路で車に轢かれていたらショックなので、やっぱり万葉寺に放すのが一番かな? その前に明日、ペットショップでミルワームを買って来よう~なんて思っています。
結論=結果的に職場に戻る必要はなかったのですが、戻らなければ会えませんでした。戻って良かったと思っているけど、カエルはそう思っていないかも・・・
   


                   

(右)手乗りガエル? とてもおとなしい子でした。どんどん愛着が湧いてきて・・・
(左)こちらは偶然現れた我が庭のカエル。ヒキガエルの食べ物は、蝿、コオロギ、ミミズ、クモ、バッタ、ゴキブリ・・・


二匹並んで記念撮影。ひと回り小さいのがウチのカエル。


『夏が来た!』が流れていた夏 

2008-07-24 23:59:50 | 音楽の森

 


 『暑中お見舞い申し上げます』といえば、我々の世代だとキャンディーズの「ウ~ゥフン♪」になってしまいます。けれども(前にも書いたけど)私が好きなのは前年76年の『夏が来た!』。幅広い年齢層に受け入れられ大ヒットした『春一番』の次のシングル曲でしたが、「春の次は夏かよ」と安易に思われてしまったのか、『春一番』に続くことはできませんでした。
(『夏が来た』の不振を考慮して?次のシングル『ハート泥棒』では、キャンディーズを不動の地位に押し上げた『年下の男の子』路線に戻り、以後『哀愁のシンフォニー』『やさしい悪魔』『暑中お見舞い申し上げます』『アン・ドゥ・トロワ』『わな』『微笑がえし』と、解散までヒット曲が目白押し)

 キャンディーズのシングル曲は全部で17曲。
(『つばさ』は彼女たちの意向に反して解散後に発売されたものなのでカウントしない)
 『夏が来た!』はちょうど10曲目になります。スタンダードになった『春一番』の陰に隠れてしまっていますが、意外とこの曲のファンが多かったんですね。【YouTube】でも、ツーバージョンの『夏が来た!』を見ることができます。「おおっ!」と思ったのですが、歌っている姿を見たのは初めてかもしれません。

 『夏が来た!』を聴くと、その夏の自転車旅行をところどころ鮮明に思い出します。
 高校に入って最初の夏休みに、中学時代の友人と6泊7日の行程で伊豆半島を一周しました。原則野宿ということで、事前に宿を予約したのは二日目の修善寺ユースホステル(YH)だけ、後は行き当たりばったりの旅行です。
 今となっては、修善寺YHだけ予約した理由がよくわからないのですが、幽霊スポットとして当時有名だった旧天城トンネルを走ろうということから修善寺に宿泊する必要があったのか、修善寺YHの評判が良かったのか、そんなところでしょう。いざ、小雨降る旧天城トンネルの前に立つと足がすくんでしまい、一同顔を見合わせるやUターンして新トンネルを走りました・・・。
(修善寺ユースホステルを調べたら、当時と同じつくりで今も健在でした!)

 初めての自転車旅行は、体力面では全く問題なかったのですが、精神面では腰砕けの連続でした。旅の初日に真鶴の海岸で野宿したときは、あまりの暑さと蚊に悩まされて(それに、夜の海は真っ黒で怖い)ろくに眠れず、翌日はヒイヒイ言いながら峠を登ったら、その先は自転車通行禁止の有料道路でUターンを余議なくされ、「誰がこんな道を選んだんだ~」と険悪な雰囲気になりました。
(でも、修善寺YHが良いところで、和やかに戻る)
 三日目は天城を越えて雨降る下田の神社で野宿することになったのですが、23時頃になって夜の神社のあまりの恐ろしさに一同尻尾を巻いて逃げ出し、最終電車が行った後だからと、伊豆急「下田」駅の改札前で毛布代わりにテントをかぶって泥のように眠っていたら、始発電車が走る頃でしょうか、駅員に「大丈夫ですか?」と起こされ、体よく追い出されました(当たり前です)。
 これですっかり野宿に懲りてしまい、四日目&五日目はバンガローや民宿(YHだったかもしれない)に泊まったのですが、あまりの快適さに感激すると同時に猛省して、最後ぐらいはちゃんとテントを張って寝ようと、大瀬の海水浴場で野宿し、翌日、三島から一気に箱根の山を越え、その日の深夜、帰宅しました。
 だらだらと夏の思い出話を綴ってしまいましたが、快適な宿のいささかカビ臭い畳の上に寝転んで漫画などを読んでいるときに聴こえてきたのが、キャンディーズの『夏が来た!』だったのです。
 「夏が来れば思い出す~♪ 」青春のひとコマかな?


  緑が空の青さに輝いて 部屋のカーテンと同じ色になっても
  少しどこかが違うのは きっと生きているからだろうなんて考えて
  なぜか君に逢いたい

  砂の上に髪を広げて 寝ころんで 夢を見て
  こんな不思議な出来事が あっていいものかと思うくらい
  幸せな雲が風に踊るよ

  季節が僕の背中に焼きついて 白いサンダルが似合うようになったら
  今日はそうだよ少しだけ 大人のふりしてみようなんて考えて
  君に電話かけるよ

  波の上に体浮かべて 思いきり背伸びして
  こんな不思議な出来事が あっていいものかと思うくらい
  爽やかな雲が風に踊るよ

 「夏が来た」 → クリックすると曲が聴けます

 君に電話はしなかったけど、Tシャツが汗で背中に貼りつき、波の上に体浮かべて白い雲を眺め、サザエを採って食べたっけ。ああっ、あの日に帰りたい?


氷のプレゼント! 暑中お見舞い申し上げます~♪

2008-07-23 22:22:22 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


 7月20日、夏本番を迎えて今年も恒例の「暑中お見舞い」がホッキョクグマに届けられました。氷の中には好物のリンゴやソーセージが入っていて、どうやって取り出そうか思案中?(写真は去年のユキオ。提供=上野動物園)
 気軽に扱っている感じですが、大きさが60cm×60cm×厚み20cm、重量70kgもあります。かき氷にしたら、何人分の氷が作れるでしょうか? ユキオとレイコは、この氷の塊を1個ずつ、飼育係からプレゼントされました。


     


 新聞によると(現場にいなかったので・・・)、早速「氷の塊」にチャレンジした2頭だけど、口をいっぱいに広げて氷にかぶりつくユキオに対して、運動場の段差に氷を落として砕こうとするレイコという図式を、「食べ方も個性的!」と記事は書いてくれましたが、「やはり、ユキオはノータリンだったのか・・・」と、うなずくニワトリでした。
 また「同性を異常に嫌っている」と言われてしまうかもしれませんが、去年の12月にユキオとレイコがサケを1匹ずつもらったとき、ユキオは自分の分を食べ終わるやレイコのサケを横取りにいきました。ユキオに追い出されたレイコがせめて尻尾でも残っていないかと、今までユキオがいた場所に移動すると、そこにはユキオが食い散らかしたサケの残骸があちこちに転がっていて、ユキオが強奪した「レイコの食べかけ」よりもユキオが「ごちそうさま」したサケの方が、明らかに肉が残されていたのです。
 これに気づいたレイコが、遠い目でユキオを振り返っていましたが、それ以来ニワトリさんは、ユキオのことを「うつけ殿」ではないかと疑っております。
 まあ、それはともかくとして、ユキオもレイコも中身を取り出すまで相当苦労したらしく、どちらが先に中身にたどりついたかは不明です。ユキオの馬力が勝ったかも・・・ 
 上の写真は氷を胸に抱いて泳ぐユキオ(左)と、氷とじゃれるレイコ(右)。こちらは今年の写真になります。どっちも可愛いなあ~♪



 もう一つ、今日の夕刊に小さな記事だけど写真付きで掲載されていました。
 先日、カタツムリの「シロちゃん」を紹介したけど(ちなみにツルガマイマイの寿命は1年で、まれに越年することも・・・)、今度は埼玉県の民家に白いタヌキの子供が現れました。脱色すると白い犬になってしまうんですね~。ニンゲンの世界でも美白はもてはやされますが、タヌキもカタツムリも白くなるだけで、何でこんなに可愛く見えてしまうのでしょう?
 こちらのお宅では、約15年前からこの時期になると、タヌキが餌を求めて庭に来るようになり、今年は朝夕2回ほぼ毎日、他の6匹の兄弟と一緒に餌を食べに来ているそうです。アルビノは目立つこともあって天敵から襲われやすく、自然界では生存率が低いとのことですが、この子の場合、一番心配なのは交通事故かな? 無事、大人になってね~♪


例えは悪いけれど・・・

2008-07-22 23:59:50 | 独り言&拾いもの


 ジブリの『崖の上のポニョ』が好評です。スタジオ&監督の人気に加えて、テレビCMや過去のジブリ作品のテレビ放映が追い風になったのか、この三連休で何と15億7500万円以上を稼ぎ出してしまいました。全国481スクリーンで上映されたというのもすごいけど、三日間に125万人以上の人が映画をご覧になったのだから、大したものです(この調子で行くと、1ヶ月後に1億人突破?)。

 中でも、9才の女の子が歌っている主題歌の人気が爆発的に高まっていて、そのことも観客動員にひと役買っていると思われるのですが、何でも昨年12月に発売されてから公開一ヶ月前までは全く売れず、プロデューサーは頭を抱えていたというのだから不思議ですね。映画宣伝用のテレビCMが頻繁に流れるようになってから主題歌の売り上げも急激に増え、このたびの大ヒットとなったそうです。
 この曲、あんこさんもご自身のブログにお書きになっていましたが、女の子の声の可愛らしさもさることながら、たった一度聴いただけで、頭にこびりついて離れなくなってしまう歌詞とメロディが秀逸です。私自身の話をすれば、テレビCMを見たことがなく、この歌が新作の主題歌とは全く知らなかったのに、「ポ~ニョ、ポニョ、ポニョ、さかなの子~♪」と呪文のように歌っている子供の隣にいただけで、いつしか自分も「ポ~ニョ、ポニョ、ポニョ、さかなの子。青い海からやってきた~♪」と口ずさんでしまい、後になってこの妙ちきりんな「呪文」が新作の主題曲だと知りました。

 この歌、例えは悪いけれど、その昔、急激に信者を増やしていた某教団の幹部がこぞって衆議院選挙に出馬した際に流していた曲と同じくらいインパクトのある歌だと思いました。特にサビ?となる「ポ~ニョ、ポニョ、ポニョ、さかなの子。青い海からやってきた~」の箇所は、一度聴いただけで空で歌えてしまうほどで、 実に見事なリズムとメロディ、そして歌詞だと思います。
 意味不明の「わ~くわく チュッギュッ! わ~くわく チュッギュッ!」の部分と合わせて、知らず知らず口ずさんでしまうあたりは、覚えるつもりなどないのに妙に頭にこびりついてしまったあのメロディ=「しょ、しょ、しょ、しょ、しょ、しょ、しょ、しょ~こう、○○○○しょうこ~う」と同質の、「音楽の秘密」みたいなものが隠されている様な気がするのです。私が音楽を学んでいれば、もう少しもっともらしい音楽理論を展開できるのに・・・う~ん、残念! 


極めつけの「積ん読」

2008-07-21 22:49:43 | 模型&おもちゃ



 関東地方は梅雨明けしましたが、ニワトリさんは停滞前線に捕まってしまいました。まあ、こういうときもあるでしょう。今日は、このまま一日が終わってしまうのが納得できなくて、夏の始まりに相応しい映画か、気分がすっきりする映画(DVD)でも見ようと思って、あれこれ思案したのですが、決めかねている間に何本も電話が入ったりして、ずるずると時間が過ぎてしまいました。

 購買だけはしていた『昭和の鉄道模型をつくる』ですが、先週めでたく50冊を数えました。予想どおり「積ん読」になってしまったので、胸を張って完走したとはとても言えないのですが、このままの状態では意味がないので、チマチマ形にしていこうと思います。とりあえず、25号まで応募シールを切り取って、コントローラーを貰わないと・・・。

 何もかも中途半端で宙ぶらりんな状態だけど、そろそろ夏の計画も立てないといけません。とりあえず、「18きっぷ」は買ったけど、どこに行こうか? サンライズ出雲に乗って山陰方面をゆくか、近い将来廃止になる「富士&はやぶさ」に乗って、もう一度熊本のアオガエルに会いにゆく? 去年と違ってお盆休みなので、もう切符&宿が取れないかもしれません・・・まあ、そのときはそのときで次善の策を考えましょう。

 まだ寝るには早い時間です。さて、どうしたものか?