
先日、「東京モーターショウ」に行ってまいりました。
ひょんなことでタダ券が手に入ったためですが、行くのは実に10数年ぶり。でも、場所は2ヶ月前
死闘(笑)をくりひろげたばかりの幕張メッセだったりする。
しかしC3とは異なり、いわゆる「全館開催」。
ブースの規模が(C3とは比ぶるべくもなく)桁違いとは言え、さすがに広く、回りでがありました。
てことで、時系列ではなくトピック(ブース、メーカー)別で。
ちなみに偏っておると思われる向きもおありと思いますが、まいど趣味事、嗜好品ゆえにご勘弁を。
☆ 入場
会場着は9時ちょい前(開場は9時半)。
ゲートは都合6ヶ所。ふらふら人の流れに乗っていたら“北1ゲート”に到着。ここは2輪&部品ブ
ースの入り口。大して並んでも無く、200も居ない状態…って、目測するのは性(苦笑)。
客層は親子連れの幼児、小学生からお年よりまでと幅広いのと、なにより殺気が全然違います。
C3もこんぐらいだといいんですが。
定刻に開場。
形骸化している手荷物検査を経て粛々と入場。開幕ダッシュする馬鹿もおらんのもコッチ側と違いま
すねぇ。
☆ 2輪ブース(北ホール)
2輪は免許は持ってないし、原付すら運転しないのでド素人もいいトコなんだけど、じぇいくさんは
現役ライダーなんでいろいろ話すこともあって、メカそのものに興味が無いわけじゃなし、という状態
なんですな。
素人なりに見回してみると、わりとイージーに乗れるというのが主流のようです。
最近流行りの大型スクーターは言うまでも無く、普通のツアラーなどにもATを搭載したり、扱いや
すさに主眼が置かれているモデルが多かったように思えます。
しかし、扱いやすい=間口が広がることはライダーの平均的な技量低下につながり、4輪以上に
技量が安全性につながる2輪においては余り好ましくないのではないかと懸念します。
実際の道路で遭遇する限りにおいて、マナーが良い人は技量もあるのですが、マナーの悪い人は
技量もソコソコです。
特に大型スクーターが増えてきた昨今では「本人は上手い(速い)つもりなんだろうなぁ」と失笑する
ようなヘッポコライダーの多いこと…。
閑話休題
さて、実車で面白かったのはヤマハのコンセプトモデル“ディノニクス”と“ゲンリュー”。
前者は軽量の電動バイクで、なんとクルーザー、BMX、コミューター、パーキングと4タイプに可
変するのですよ~(まさに”ASIEL”!)。見た目もメカメカだし、2輪で買っても良いなと思ったのは
コイツ。
で、後者も電動だけど、すっごくボリューミーなフォルムで丁度“Solty Rei”のローズのバイクの様
なラインだったので印象に残りました。
☆ 部品ブース(北ホール)
ボッシュとかブレンボとか市販品としても名が通っているところはともかく、ギアとかガスケットと
かのメーカーになるともう判りませんな。それでも、先端技術を垣間見るいい機会。
ちなみに、30日付けでUPしたのはアウトランダーなどに搭載されている無段階変速機CVTです。
で、北ホールからメインホール(東、中央、西)へ。
☆ BMW他、外車ブース(東ホール)
一生縁が無いとはいえ、BMWもメルセデス(中央ホール)も変にトヨタっぽく(トヨタがそれら寄りに
なったつーのもあるが)なってしまってツマランねぇ。
ぴ~んち!なGMにはハマーがありましたが、展示車の置き方が悪くて良く見えませんでした。
またオペルやサーブは、しっかりした作りのセダンがいいですね。
☆ ホンダ、スズキ、富士重(東ホール)
ホンダは燃料電池車やハイブリッドなど環境に配慮した車両を全面に。
スポーツタイプのプロト展示もありましたが、尖ったものではなく、いまいちピンと来ませんでした。
やはり、天下のホンダも大きくなるとワクワク感が無くなっちゃうなぁ。
スズキは比較的現実味のあるBOXタイプのガソリン車と、軽クラスの燃料電池車のプロトを展示。
そういえば、スイフトが好調で決算の上方修正とかとか。
富士重の目玉、ハイブリッドクーペワゴンの“B5-TPH”は個人的に今回のイチオシ。
2ドアモデルながら、クーペ部が上方へ開口するグラスハッチになっているもの。こーいう“伊達と
酔狂”が感じられるのは好きなんですよね~。
また、デザインラインもかつてのアルシオーネ(2代目SVX)を髣髴とさせ、アイボリーとエメラルド
グリーンの配色とか、ちょっと野暮ったい感じが富士重らしくて花マル。
続きは明日。