天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

昔話の話

2006-03-26 22:11:57 | 趣味
昨日行った学会は、中国・韓国・日本での昔話の分類を確立しようという趣旨のもので今年で11年目になります。設立時は学部生でしたから学生料金で入会。
恩師が以前言われていた「卒業して研究から離れたとしても、学会の発展のために学会費は納めて欲しい」という言葉を実践して、今も2つの学会の学会員です。研究はさっぱりしていませんけど。
昨日の学会も11年目と聞いて感慨ひとしお。趣旨の目的、到着点がはっきりしていても研究は一朝一夕ではいかないものなんですね。

さて、昨日の研究大会のお話。
今回の主なテーマは「妖怪」。韓国の昔話絵本における妖怪・トケビの話。
主に英語圏の昔話を研究されている先生の東西の妖怪の話(歌も交えて!)。
それに、大阪摂津地区を中心に活動しておられる語り部集団の「大阪もののけ話」。
それぞれ、とても興味深く刺激的なお話でした。

ところで、最後の語り部のお話で印象に残っているのが「隠れキリシタン」の話。不勉強な私は、高槻茨木にキリシタン大名がいてキリシタンが弾圧され多くの人たちが亡くなったということを知りませんでした。
それでも、隠れキリシタンとして信仰を持ち続けた人たちが大正時代に茨木市の山中で発見されたそうです。
※茨木に「キリシタン史跡資料館」というのがあります。
キリシタンであることが分かってはいけないので、教会・神父のことをお寺・お坊さんと言いかえたりしたものが今も残っているのは不思議な感じです。

つくづく大きな刺激となった一日でした。たまには勉強しないといけないですね。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« faye-y母校へ帰る | トップ | TSUMAGARIのケーキ♪ »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
茨木市民なので (なのまこ)
2006-03-26 23:46:03
小学生のころ隠れキリシタンについては色々と教わりました。

隠れキリシタンの末裔(?)の方に昔の苦労話を聞きにいったこともあるよー。

拷問された話とか子供にはけっこうショッキングでめちゃくちゃ怖かった(T_T)
返信する
re:なのまこさま (faye-y)
2006-03-27 06:51:53
茨木の大学に通っていたのに

私はまったく知りませんでした^^;

教科書に載っているザビエルさんの

絵も茨木市の民家から発見されたもの

なんですね!

・・・拷問の話

遠藤周作の小説が怖かったのを

思い出しました・・・。

ひ~。トラウマになるよう。
返信する
キリシタン (JUN)
2006-03-30 11:46:39
ご無沙汰です。



高槻の戦国大名、高山右近が有名ですね。

徳川幕府に国外追放されて、マニラで病死。

転びキリシタンにならず主義を貫いた。



そう言えば、細川ガラシャ夫人。明智光秀の娘。

高山右近に教わりキリシタンになった。

関ヶ原の戦いの前に石田三成軍に掴まりそうになり、

家臣に殺してもらった。キリシタンは自殺ができないので。



死ぬことよりも主義を曲げることを嫌った。

私の歴史・時代小説の女性たちも同じです。

キリシタンではありませんが。

今の時代に合わないかも知れませんが、そんな時代だからこそ書きたい。

返信する
re:JUNさま (faye-y)
2006-03-30 21:11:42
こんにちは。



今の時代に合わないのかも知れませんが、それだからこそ時代小説の形を借りて描くことの意味はあるのでしょうね。



話がそれますが、隠れキリシタンの里で伝えられた昔話には「金のニワトリ」がシンボリックに登場します。

しかし、それが何を意味するのか今も分かっていません。潜在意識にある何かなのか信仰から起因するものなのでしょうか。



そうそう、もう一つ聞いて面白かったのが、大正時代に発見された隠れキリシタンたちに会おうとローマ法王の使いが茨木の山里まで来たそうです。

しかし、対応したおばあさんは、私は先祖から代々伝わりお参りをしているので外国の宗教なんか関係ない、と追い返したそうです。

おばあさんにとってはイエス様も日本人だったのでしょうね。

私は市井の人間のそういうしたたかさも好きだったりします
返信する

コメントを投稿

趣味」カテゴリの最新記事