今回の研修の目的は、循環型林業の根幹である「植えて、育てる」に注目し、会員の見識を深める研修内容としました。
開会にあたり県林研響会長からのあいさつがありました。
参加者は島根県立農林大学校林学科の学生も含め40名でした。森林・林業の担い手となる学生と一緒に研修を受講できたこともあり、参加者からは活発な意見交換がされていました。
若い農林大学校林学科の学生と一緒で会員一同満面の笑みでした。
1日目はコンテナ苗の生産技術と植栽試験地での研究成果について研究員から情報提供を受けました。
コンテナ苗生産技術についての説明を受ける参加者
現場では質問多数となりました。(やはり実物を見ないとイメージがわかないようです)
植栽試験地で説明を受ける会員(ウサギの害はないの、活着率は、雪害はどうと矢継ぎ早に質問し、予定時間延長)
1日目は苗木生産の新技術であるコンテナ苗生産技術と植栽試験の研究成果等情報提供においては、参加者からコンテナ苗と普通苗の棲み分け、どのような条件下がコンテナ苗に適するのか、示してほしいとの要望も出ました。
2日目は長年ヨロイマツの研究に取り組んでいる大田市林友会からの活動報告がありました。
その後、「災害に強い森林づくり」をテーマに林野庁「災害に強い森林づくり検討会」アドバイザーの田中賢治氏から森林施業の必要性について講演をいただきました。参加者は昨年の豪雨災害を思い出し、講師のアドバイスを真剣に聞いていました。
平成25年度全国林業グループコンクールにおいて農林水産大臣賞を受賞した仁多郡林業研究グループの森林整備活動への指導・助言等、これまで県林研の活動に貢献いただいた田中氏に県林研会長から感謝状を授与しました。(右:田中賢治氏)