登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

北アルプス: 穂高連峰縦走【大喰岳~南岳~北穂高岳~奥穂高岳~前穂高岳~西穂高岳】

2007-06-14 | 北アルプス
、     
2005年8月4日(木)~7日(日)

《往路》 8月4日(木) 新宿16:00(高速バス) ⇒ 平湯温泉20:35 ・・⇒  新穂高温泉(泊) 

《歩行》 8月5日(金) 新穂高温泉4:40~白出小屋6:20~滝谷避難小屋7:40~槍平小屋8:30~飛騨乗越12:00~ 大喰岳12:44~中岳~南岳小屋14:30(泊)=行動時間9時間50分

《歩行》 8月6日(土) 南岳小屋6:00~長谷川ピーク7:30~北穂小屋9:00~穂高岳山荘11:20~【前穂高岳ピストン】~ 穂高岳山荘17:00(泊)=行動時間11時間

《歩行》 8月7日(日) 穂高岳山荘04:20~奥穂高岳5:00~ジャンダルム6:40~天狗ノコル8:10~間ノ岳9:30~西穂高岳11:00~ 西穂山荘12:40~ロープウエー乗り場13:40=行動時間9時間20分

《帰路》 8月7日(日)新穂高温泉14:40 ・・⇒  【入浴】  ・・⇒  JR名古屋20:11  ⇒ 品川22:30


8月5日(金) 
槍平小屋まで樹林帯を行く。陽の当たらない方角で、具合が良い。
西に見える笠ヶ岳方面はかんかん照りである。
槍ヶ岳山荘を朝発ちした登山者が次々に下山してくる。
皆さん、槍ヶ岳を制覇して晴々している。

蒲田川を離れ、尾根にのる。
後ろを振り返ると、西穂高岳~間ノ岳が峰を連ねている。

カール大斜面をジグザグ折り返し、
広大なお花畑を楽しみながら飛騨乗越へ登る。

飛騨乗越で休んでいた単独行青年と立ち話。
『南岳小屋泊まりにすれば、明日は前穂高岳をピストンできる』
グッドアイデア、私達もそうしよう。
青年は槍ヶ岳山頂をも踏みたい様子だが、絶えずガスがかかっているのを見てやっとあきらめる。

飛騨乗越からは稜線漫歩である。
大天井岳・横通岳・常念岳が見える。
見下ろすと槍沢沿いにジグザグ登山道がついている。
雷鳥の親子連れに出会う。

眺望絶佳の南岳でゆるり大休憩。
常念岳が大きく眼前に広がる。
蝶ヶ岳は雲の中。
燕岳は白い岩峰を連ね、それと分る。
笠ヶ岳・双六岳・三俣蓮華岳・鷲羽岳も近い。

南岳小屋へは南岳から数分下る。
小屋前にリュックを置き、明日のルート検分に出かける。
大キレットに続く北穂高岳が屹立している。
その東には、屏風岩をぐるっと回りこむ横尾谷登山道が見える。

南岳小屋でコーヒータイム。
隣席の青年は去年ヒマラヤに登り、今度はK2にチャレンジするらしい。
小屋は空いていて、熟睡できた。


【飛騨乗越】 この地から、ながーい稜線漫歩を始める


【大喰岳】 稜線歩き一つ目のピーク


【雷鳥が現れ、ひととき息抜きさせてくれる】


【ひなも一緒だった】


【中岳】


【南岳】 写真の人には今回3度目の遭遇である


【明朝、下に見えている大キレットへ急降下する】


8月6日(土)  
南岳小屋からご来光を拝す。
南岳小屋泊りにして正解、大キレットが込まずスムースに通過できる。
太い鎖が渡してある。この太い鎖は重くて持てず、岩場を登るときは鎖を放す。

涸沢岳への最後の鎖は、垂直といっていい。
足場をしっかり確保して、鎖で体を持ち上げる。

穂高岳山荘で昼食にラーメンを頼む。
往復5時間を要する前穂高岳ピストンに出発。
紀美子平からゆっくりペースで登る。
空身だがペースが上がらない。
小雨がぱらつきだす。遠雷も聞こえる。

小屋に戻ると夕食が始まっている。
500人の宿泊客であふれかえり、あてがわれた二階大部屋は人いきれで31℃もある。
暑くて狭くて眠れない。夜半、涼みに小屋の外へでる。
激しく雨がふっている。

【朝日に染まる北穂高岳】


【キレットへ降りる】
 

【北穂小屋が、もうすぐ】


【北穂高岳】


【紀美子平】 この地名に長い間、憧れていた


【前穂高岳】


【前穂吊尾根】


【奥穂高岳】


8月7日(日) → 
眠れぬまま、3時起床。大勢の登山者が出発準備中。
奥穂高岳の頂上でご来光を迎える。
最難関の“馬ノ背”は殆どヨツンバイで降りる。
小股で一歩一歩慎重に歩く。
濡れていた岩もだんだん乾いてくる。
“天狗のコル”でアンザイレンを準備しているパーテイがある。
私は直前にハーネスを外したばかり、そのまま垂直の壁を何とか登りきる。
ザレ場で落石をおこさぬよう、細心の注意をはらいつつ、降りる。
長時間、緊張を持続し、やっと西穂高岳に立つ。

【常念岳の右から日の出】 奥穂高岳から


【朝日を受ける槍ヶ岳】 きのう辿った稜線を振り返る


【いよいよ、馬ノ背】 ほとんどヨツンバイで進む


【ジャンダルム頂上に立つ登山者】


【ジャンダルムに取り付く】高度感のあるトラバース


【ジャンダルムの壁を登る】


【ジャンダルムを極める】


【鎖場を急降下する】


【得意技、尻つき降下】


【天狗岳】


【間ノ岳山容】


【西穂高岳】 縦走もメデタク終章をむかえる。これひとえに名リーダーあってこそ。 


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