島国ニッポンの山国から

地球温暖化、クルマ社会の諸問題、時評、街作り提言などを島国の中の四方を山で囲まれた山形盆地からのつぶやき

いつか我が身も買物難民に?!

2008-12-18 21:47:58 | クルマ社会の問題
 老夫婦のみや老人単身の世帯が増える一方だが、街からも村からも次々と商店は消えて行き、遠い郊外にばかり大型店が進出するようになった。
 どんな老人もなんとか足腰が丈夫なうちは自分で買物にでかけようとする。むろん、青年や壮年のようにはいかないが、商店が近くにあるうちは毎日の生活の用は足せる。
 しかし最近では近所に商店はない。これではいかに経済的に裕福な老人でも日常生活に非常な困難を及ぼすことになる。
 高齢者の多くはクルマの運転免許は所持していないし、免許はあっても高齢のために年々運転は怪しくなり、離れて住む子どもからも運転はやめろと言われる。
 こんな深刻な情況の中、写真で示したような本が出版されている。
 著者の杉田聡氏は全国各地の高齢者をめぐる生活環境を調査し、山形にも訪れて持参の折畳み自転車を組み立てて、山形市内の各地の情況を見て廻られている。
 こうしてまとめられたのがこの『買物難民』という本であるが、ぜひご一読をお勧めしたい。
 

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