アクセサリー&イラスト作家・悦のブログ

水と空気のきれいな神奈川県秦野から発信!銀・真鍮アクセサリー&イラスト作家『etsuspoon 』です。

インクが版画になるなんて

2021年05月24日 | 版画
最近1番の衝撃的出会いは
キモプレート版画

キモプレート版画をやることで
アルミ版のリトグラフの良さも見えてきたし
「こうやらなくちゃいけない」って言うのもないんだってわかったし
逆に
「版の良さを生かすことが作品のクオリティに繋がる」って言うのもわかってきた(遅!)

キモプレート版画で学んだことは
アクリルのものに油性インクはくっついちゃうんだよ!
ということ

私はホルベインアクリリックインクを使っているけれど
アクリル絵の具やアクリル系のものならなんでもインクがくっつくんだってこと

すごいよなあ。大好き理科!

そして、

改めて、版と向き合う「時間」が大切だなと感じている

頭の中でできたイメージを
向き合うこと
時間で培うものが
広がりを与えてくれます

「描く」と言う行為は
手を動かすと言うことにつながる

物質的に「描こう」とすることはすごく狭い

そこにいろんな見えないものが加わることで広がっていく

物質的な追求と
時間の作った見えない部分が
ぐるりと混ざったものが
乳化するようにいい感じになってくる

今ちょうど
ボールの中に油と酢を投入したばかりの感覚

まだまだ乳化は程遠い





ああ、なんで長い時間やらなかったんだろう・・・
もう過去のことは選択できないけど
これからのことは選択できるもんね

どんどん作ろう!

例えお金にならなくても!!!
(だいたいやりたいことって実験でさ。ここがしんどいって時もあるけどね)





日常を楽しむこと

2021年05月23日 | 秦野の仲間たち
ちょっとしたことで
日常が楽しくなるよね。

結婚してから
そう言う遊びが少なくなっている気がする

ゲラゲラ笑うこともないしね

生活のことでいっぱいいっぱいなのかな

実家にいた頃は
自分の家が忍者屋敷だったら面白いのにって思ってた

父に話したら
実は父もそう思ってた

二人で秘密の扉の位置とか設計考えたり
二重の床で鎖で持ち上がるようになっていて
鎖を緩めると布団が敷いてある床が降りてきて・・・(不精)
とかとか

毎日楽しかったな

子供たちは最近ゲームばかりだし
工作もあまりしなくなって
コロナ禍だとかで公園遊びも減っちゃった

おーい
もっと遊ぼうよう

動かなくったって
頭の中でいっぱい遊べるんだぞー


本気の散歩T 作ってみたよ。SUZURIで買えます。


大きなスタンプ・オリジナル❤️

2021年05月22日 | デザイナー日記
頼まれているパン屋さんの雑貨を作るため
大きなスタンプを注文してみました。

注文した先は「真映社」さん。

活版印刷のための版や
革細工のレリーフ用の販
そして、今回作ったスタンプの版を作ってくれる会社です。

素晴らしい!と思うのは
アナログの原稿にも対応しているところ。

私の年代って
トレーシングペーパーとかで
何度も何度も修正して
アナログでデザインを仕上げるっていう時代

今でも私はその方が
感覚的に「いい」デザインの詰めができると思ってる

そんなアナログで作った原稿も
コピーして送ればオッケイっていうのです!

PDFにしろだの
300dpiにしろだの
何もいらない!

「わー、すごいいいの描けたね〜」
「コピーしてスタンプにしちゃお」
 ・・ウィーン~ウィーン~・・

封筒もしくはメールでポン。

すごいよね!
もちろんPDF入稿もできるので
しっかりデザインされたものとか
細かい文字情報びっしりっていうのもできる。

私は12センチっていう
でかいスタンプを注文してしまったのですが
平らに押すの・・・難しそうだよね。

【方法】模索しました。

①平らな板に貼る→押すのが大変そう。真ん中に力がかからなくて薄くなりそう

②プレス機で→やるなら樹脂版とかがよかったかな。出来なくないけど。

③簡易バレン(楊枝バレン)で手刷り→まあ無難

そしたら、真映社さんの動画でパイプに貼り付けてスタンプしている動画発見。
これだわ!って思ったよね。
線で圧がかかってうつるって事だもの。
転がるからずれないしね。



でかい・・・


今日はパイプを買いに行きます。



5月27日から版画展

2021年05月10日 | 版画
神奈川県秦野市の「ギャラリーme」さんにて
版画展を予定しています。

その名も
『のびねこ展』
最初、内容を考えていた頃は
伸び猫を描くのにハマっていたんです。

でも、時は流れて・・・・

ぜっんぜん違ったものを刷っています。

お友達のAチャンが
葉書大の版画が刷れるプチ刷り機を貸してくれてから
ポチリポチリと小さな作品を作っていました。

頑張ったところで幅が15センチのローラーなので
そのサイズまでしか刷れませんから
「小さいものの良さ」探しをしているような感じです。

リトグラフの伸び伸びした感じが好きなので
ちょっと小さいのはわたしには難しいなあ、と感じながら・・・

とうとう刷り機の幅いっぱいの絵になってきてしまいました。

余白ない



小さい版画、ズレまくってる。

版画は楽しいなあ。

展覧会情報です。

ギャラリーme「のびねこ展」
神奈川県秦野市曲松1−7−9
5月27日から31日までの5日間開催です
11時から17時まで

28日は和綴製本のワークショップ開催します。


簡単な糸綴じ製本を一緒に楽しむ時間です。
可愛いご当地和紙をご用意しています。
参加費1500円

コロナ禍ですが
体調を整えて
無理せずきていただけたら幸いです。

お問い合わせはetsu_spoon@yahoo.co.jp
もしくはFacebookでどうぞ。






魔除けの版画

2021年05月03日 | デザイナー日記
神奈川県秦野市の5月のお祭りに
『丹沢アートフェスティヴァル』というのがあります。



各々のギャラリーで
5月にイベント展示をしたり音楽会をしたりして
仲間の関係を深く
アートへのアプローチをより広く、というような感じのイベントです。

今年は参加ギャラリーは少ないのです

考えてみて?

みんな離れた場所にあって
極々小さな場所なんですよ。

そこにぽちぽちと
絵をみにくるって感じなんですよ。

満員電車より残念なことに随分スッカスカなんですよ。

なので、体調管理して
体感してもらいたいのです。

一人一人のパワーを。

今回わたしは3箇所に参加しています。

●ぶらっすりー千元屋さんの「マメ版画まつり」(グループ展)


こちらでは「魔除けの版画・POISON在処」と称して毒毒しい気持ちやものたちを
瓶詰めにしています。
そういった気持ちを排除するのではなく
受け取って詰めて眺めてもらいたいのです。
俯瞰することで平常でいる感覚。
結界石で封じていますけれども
いつ取り出したっていい感覚も混在させています。


●おうちギャラリーのらのらさんの「くらしにさしいろ・のらのら文化祭」(グループ展)


こちらではハンバーガーシリーズの版画と彫金アクセサリーを展示しています。

●ギャラリーme「のびねこ展」(個展)

のびねこ展なんですけど
猫ばかりでない展示にします。
タコとかミジンコとか描こうかなあ。


●ギャラリーme「のびねこ展」(個展)






グループ展2箇所はすっごくすっごく
みんな頑張っていてすごいなあって感じられる展示です

個展はこれからなのですが
なんか、頑張りたいなあって感じです。

自己肯定感が低いので
どうだ!すごいだろ?
って感じになったことがありませんの。

だけど、なんか
頑張らないと
自分にもアートにもみにきてくれる人にも失礼だなって
そんな風に感じています。

よかったら見にいらしてくださいね。