エスペラントな日々

エスペラントを学び始めて27年目である。この言葉をめぐる日常些事、学習や読書、海外旅行や国際交流等々について記す。

世界的民宿ネットワーク

2005-04-10 | なぜエスペラントなのか?
 今日はフランスのご夫婦がわが家にやって来ます。この2人は数年前にも日本に来たことがあって、その時は西日本を回ってきました。今回は東日本を桜前線を追いながら一周する計画です。前回は近くのHHさん宅でのお茶会に参加された時に会っただけですが、今回は私の家に3泊します。
 彼らから最初に手紙が来たのは去年の9月、ていねいな好感の持てる文面でした。それが数年前に会った人たちだとすぐ気がつきました。それから手紙とFAXのやりとりが数回あって、日程が決まりました。
 彼らの方は、日本各地の宿泊提供者とのやりとりをしながら日程を確定させるのはなかなか大変なことだったでしょう。なにせメールを使わない人たちなので。
「宿泊提供者」というのは、「パスポルタセルボ」というネットワークの登録者です。世界中、88か国827都市に無料で宿泊を提供する人が1300人以上登録しています。利用するための条件は、1.エスペラントを話すこと、2.「パスポルタセルボ」の本(住所録)を買って持っていること、の2つです。私も2000年から登録しています。
 「エスペラントを覚えると安く外国旅行が出来る」というのは本当です。でも、それだけのことではありません。無料で泊まる代わりに、旅行者はおみやげをいっぱい用意していきます。おみやげといってもモノではなく、自分の住む国や町について、自分の趣味・職業・家族などなど、また旅先で出会ったことについて、いろんな話を持っていくのです。この交流が楽しくて、宿泊を提供しているのです。
 この4年間で10人前後の外国人を泊めました。それぞれに楽しい思い出を残していってくれました。中には、本当に「安い旅行」だけを目的にしているような人もいましたが、それでも、エスペラントで話が出来る外国人です。私の方は楽しませていただきました。
 提供するのは原則として「宿泊」だけですが、2、3泊程度なら食事も提供します。また条件を満たせば、日本人でもかまいません。
 基本的なマナー:事前に連絡を取って、日程の約束をすること。宿泊提供者によって条件があるので守ること(わが家の場合、同時に4人2組まで、禁煙、など)。「食費はいくら払えばいいですか?」と聞くこと(たとえ「要りませんよ」と言われることが分かっていても)。

   写真はフランスの古城「カルカッソンヌ」の城内
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「折り鶴」について | トップ | 昨日は交流会 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBありがとう (paco)
2005-04-14 02:04:03
エスペラントのことは最近改めて知ったのですが、おもしろい世界ですね。

やっぱりエスペラント語を覚えるのは、大変なんでしょうか。
返信する
ご訪問ありがとう (esperakira)
2005-04-14 08:06:05
エスペラントについては、このブログの初めの方(カテゴリー「エスペラントの学習」を見て下さい。大変だといえば大変、易しいといえば易しい。。。
返信する

コメントを投稿