可睡斎護国塔(かすいさいごこくとう)

2008-12-11 19:52:36 |  静岡県





 日露戦争(1904~05)後、戦没者八万人余りを慰霊する為に建設された護国塔(明治44年築 1911)。 原案設計は伊東忠太によるもので、当初は花崗岩積みで高さ約34メートルの塔を建てる計画でしたが、建設途中で設計の変更が行われ、鉄筋コンクリート造で高さ約18メートルの塔に改められました。 変更の理由としては、石積みでは強度的な不安が大きかったからとも云われます。 階段手摺りの阿吽(あうん)の獅子像や柱頭飾りの馬の上半身など、伊東忠太らしい東洋風の意匠が随所に見られ、一際異彩を放っていました。   静岡県袋井市久能2915-1  08年07月中旬


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2 コメント

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法華経寺 (カメ)
2008-12-11 20:33:58
こんにちは、いつも楽しく見させていただいています。
私の地元の千葉県法華経寺にも、確か伊東忠太博士の設計で、似たような塔があったように思います。静岡にそっくりさんがあるとは知りませんでした。他にも全国で伊東博士の塔って沢山あるのでしょうか?もしご存知でしたら教えてください。
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伊東博士の塔 (es)
2008-12-12 19:32:40
カメさん、お久しぶりです。
千葉の法華経寺にある聖教殿は、確かにココと良く似ていて繋がりを感じますね。
あとは築地本願寺の両翼にも塔状のものがあって、この3つは形状的に非常に良く似ていると思います。
その他には先日紹介した京都の祇園閣や、東京都立慰霊堂(旧震災記念堂)には和風の塔が建っています。
私が知っているの塔はそれぐらいでしょうか。
もし何処かで他の塔をご覧になったら、私にも教えて下さいね。 お待ちしております。

ところでカメさんも建築ブログを始められたんですね!
重要文化財に限ると明治期の物が大半になるかと思いますが、それでも数は結構なものになりそうですね。
これから時々覗かせてもらいます(笑)。


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