今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

カステラ・プディングは重度の嚥下障害では気を付ける事も学ぶ&プディングのマトメ。

2023年04月10日 | スイーツ
以前、英国菓子で学んだブレッドバタープディング近年オレンジ色はリンク)やクイーンオブプディング・南米(←南米とかだと、ココナツミルクとかコンデンスミルクを足し味を強くしてしまう・・・アジアを歩いていた時の経験を踏まえ、なんで暑い国の菓子って甘いんだ?ヤハリ保存の為か?)等の外国のお菓子に似ているのだが、日本のカステラを牛乳に浸しておき、レンジでチンをするという菓子の『方法』を教わった。
(因みに、教えて貰ってから更にそれをPCで調べる過程で牛乳に浸したカステラを冷凍するとアイスクリームみたいになるらしい・・・アイスは個人の好みのフレーバーで別に作れるので、やらんけれど・・・)
中村屋のカステラを少しそのまま食べ、残りを漬けておく。

で、このフワフワのプディングの様なお菓子、以前、嚥下障碍の講座研修に出た時の事を思い出し
(その講座の講師にアポイントを取って訊こうか?迷ったが、流石にそこまでの関係性は築いておらず、シマッタ名刺交換をしておけばよかった・・・)
で、色々考え、そうだ毎日100人分の障碍のあるお子さん達のメニューを決めている、クッソ頭の良い知り合いの管理栄養士さんに、これを嚥下障碍の方に適応出来るか?訊き教えて頂くと・・・

「う~ん、これをメニューに入れた事はありませんが、嚥下障害では噛んで潰した時に(ビュっと)水気が出るモノは誤嚥性肺炎に繋がり易いと言われていますね・・・だから重度の嚥下障害の人はミキサー食になりますので、もしかしたら重度の嚥下障害の方では難しいかもしれませんが、軽度の嚥下障害でしたら大丈夫かもしれません」

(凄いでしょ?この人、
日々の業務に加え嚥下障害の勉強も続けつつ
そのメニューによって回答を柔軟に変化させ
更に私が傷付かない様に軽度の人の場合なら~と気を使って回答をでき
答えを決っして決め付けない大人
この人と話すと、食の事以外でも、必ず『学び』や『気付き』があるというか・・・)
との事だった。
レンジで様子を観ながら、何度かやってみて500Wで2分~3分の間ぐらいかなぁ、
(各家庭のレンジ等の機能の『差異』にもよる)

こんな感じだろうか・・・レンチンすると牛乳を吸った分フワッと大きく膨れる事が解かるね・・・

アチっ少し冷ましてからでないと火傷をする!!(アブネー)
周囲の牛乳にはカステラの甘さが溶け出し、結構甘味があるのね。

冷めてくると、ウワッ美味、な、なんだ、これ・・・
本当にプディングだ・・・
簡単なのにコレ凄まじい!!

因みに今度は、中村屋ではなく井村屋のカステラで試してみる・・・
俺のお祖母ちゃんが好きだった福砂屋さん以外は、そりゃメーカーによって違う事は解かっていたけれど、そこまで気にした事もなかったので、でも違いもあるらしい・・・7が製造委託をしている井村屋は福砂屋みたいに底がザラメなのね・・・『おいしんぼ』か何か読んだが、確か製法的に底にザラメが沈むのだっけ?、私もカステラ好きだけれど、滅多に食べられなかったので・・・マジで・・・

レシピは上記どおりだから端折って、違いは~、う~ん・・・、確かに中村屋と井村屋では味のアタック感が違う、甘さというか・・・
これは痛覚の問題で、痛みに弱い男性脳は甘過ぎない方が好きで、痛みに強い女性脳は甘めの方が好きなのかもしれない(と個人的に統計を取っている)。
(そして、糖分を欲するのは女性の身体の構造上、酒で自分の世界を確立させ今日の己をリセットする男性より、女性の方が菓子・スイーツ類の市場の消費が多い事と、食の外国化が進む事で冒頭の南米の甘さの話ではないが大陸の味の強さが混ざってきているので、菓子類に限らず優しい甘味もそれに比例し強くなっていく、ま、元々日本の菓子も『東海道中膝栗毛』や『お伊勢参り』に持っていかれたり、『宇宙食』にもなった羊羹ではないが保存食的な意味合いが強く甘味も強いが・・・その保存とは違う意味合いでの大陸的な甘味の強さが、世間では一般的になっている世の中・・・←だからこそ素材の味や、素材本来の味を感じる『食育』が大切なのよ、10年近く前の四川では「辛いモノを子供のうちから与え続けると舌が馬鹿になって素材本来の味が解からなくなるから、子供のうちから辛いモノを与える事を止めた」という記事が出ていたのに、その頃の日本は激辛ブームが始まり、メディアがお隣の太鼓持ちをし始めていて、なんてこの国の『食育』は遅れ、いやメディアに足を引っ張られているのだろうと料理とメディアリテラシーの観点から観て嘆いたモノだった・・・)
それでもプディングには変わらないが、味の『表情』が、かなり違う。
(どっちが良いと決め付けることではない!!!)

で、マドレーヌ・フィナンシェ(クッキー?)等、他の焼き菓子でも出来るというので、何か別のモノは無いかな?と・・・7の『甘食みたいなケーキで試してみた・・・。

※※最初は食後のデザートにしようと夕食の食事をしながら(奥のモヤシ炒め)放置をし、漬けておいたら、カステラ『達』と違いモノ凄い勢いで牛乳を吸っていて後から牛乳を足した!!

おお~、カステラとは又違った食感と味の輪郭やテクスチャーこれはこれで中々かなり良いぞ!
(最初に感じる甘みがカステラより抑えられバターの様な洋菓子みたいな風味も『セカンドトーン』的に続けて来訪し次に一気にスッと消えていく・・・そしてカステラより弾力が残る事で食べ応えという『粉のグルテン』のコシによる食感の違いも、又、興味深い『違い』だ・・・)

これはオモシロイぞー!

牛乳が余った時に使えるし(政府よ、捨てるな、補助金の為にクロテッドクリームや乳製品を作れないってのもオカシイ)・・・
ただ、冒頭で訊いた様に重度の嚥下障碍の時は要注意かもしれない。
(成程、噛んだ時ブシュっと水気が出るモノも誤嚥性肺炎になり易いのか・・・←だからコソのミキサー食か・・・人間って中々その立場にならないと解からないんだよな・・・いつ誰しもが障碍を持つ可能性があるのに、パラリンピックについて「(化学の粋を尽くした)義足の方が早い」と言う心無い言葉を言う人も居る、けど全員が全員がオフィス等で、そういう凄いのを使う訳ではないし、気持ち的な事や、更に64歳以降は介護保険に移行され今まで出来ていた日常生活が送れなくなり生命を落とす場合もあるという問題も1度考慮をしてみて欲しい・・・そして今回、はからずも嚥下障害についても又1つ勉強になった・・・食のユニバーサルデザインだと思っていた英国料理や英国菓子にもそういう弱点もあったかと更に学ぶ、←今年は経験や勉強の年かな・・・F1のMシューマッハは言った「世界は直ぐには変わらない」と・・・)
 基本的には、この菓子方法で、そこまで過敏になる事も無さそうだが、それでも自信過剰は良くないし、何よりも(結果や純利益に対しおざなりにされがちな)安全第一は優先をされる。
(自身が、安全を司る部署で関東~北陸50~40カ所前後の現場の事故を集計し、毎月『労基署』へ報告をしてきたから・・・←多くは上の組織の乱れや上司達のパワハラから混乱が波及し事故へ繋がっていた、8割以上は確かだ・・・社内イントラの組織表を観れば原因が即解かるまでなっていたし、その後、大体、何日後に事故が起こるか?まで予想がほぼ99%近くまで当たるようになっていた・・・どの現場でどの様な事故か?までは、『超能力者』ではないから解からないが・・・経験が教えてくれることはある・・・)

オマケ:『(ここまでの)プディングのまとめ』

現代版のブレッド&バタープディングのチョットした『コツ』。

クリスマスプディング(恐らくこんなに詳しい手順は少ないと思われる)。※修正済み

12ヶ月熟成させたクリスマスプディング

低温調理と、ヨークシャープディングで、サンデーロースト。

余ったフランスパンでブレッド&バタープディング。

Alice(ちゃん)にでも教えてあげたいクイーンオブプディング

『ブレッド&バタープディング』と『ウインタープディング』(?)



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