10月1日は都電荒川線の日です。
路面電車は高度経済成長に伴う自動車の増加により交通を妨害するものとして全国で廃止されていきました。東京都電も昭和42年(1967年)から昭和47年(1972年)にかけて181Kmの区間が順次廃止されました。
例外的に27系統(三ノ輪橋~赤羽)と32系統(荒川車庫前~早稲田)は共に路線の大半が専用軌道であることや都民からの強い存続要望があったこともあって、27系統を三ノ輪橋~王子駅前に短縮し存続が決定します。これにより 27系統と32系統は統合され都電荒川線となり現在に至っています。これが昭和49年(1974年)10月1日のことでした。
イメージ的には荒川車庫を中心として三ノ輪橋方面と早稲田方面に2つの路線があってこれが一体的に運用されているイメージとなっています。
ただし、Wikipediaによると、「元々の線籍上の正式路線名は、三河島線(三ノ輪橋 - 熊野前)、荒川線(熊野前 - 王子駅前)、滝野川線(王子駅前 - 大塚駅前)、早稲田線(大塚駅前 - 早稲田)と4つに分かれており、系統の統合後も長らく『鉄道要覧』では4つの路線名が記載されていた。1995年(平成7年)度版の『鉄道要覧』より、線籍上の正式路線名も「荒川線」に統一されている。」とされているので正式路線名が「荒川線」となったのは平成に入ってからのことになります。
この荒川線ですが平成29年(2017年)4月28日に「東京さくらトラム」という愛称が使用されるようになりました。
ところが、この「東京さくらトラム」という愛称、とても評判が悪いようです。
https://207hd.com/post-11544/
「東京さくらトラム」って何のことなのかさっぱりイメージできないと思うのです。
そういうわけで、東京都交通局でも表題では「都電」とか「荒川線」をメインに使っているようです。
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/toden/index.html