今日はハロウィンです。
プー太郎ちゃんは「Trick or Treat!!」と言っています。
「むふふ、ついに本性をあらわしたわねプー太郎ちゃん!!!」
「それって脅迫よ」
「な~んてね。冗談だよ」
というわけで11月になりますね。あと二か月で平成30年も終わりです。
今日はハロウィンです。
プー太郎ちゃんは「Trick or Treat!!」と言っています。
「むふふ、ついに本性をあらわしたわねプー太郎ちゃん!!!」
「それって脅迫よ」
「な~んてね。冗談だよ」
というわけで11月になりますね。あと二か月で平成30年も終わりです。
「インド~じんのく~ろんぼう」エルエルがそう言って後ろを振り返りました。みんな静止しています。
こちらの地方では「だるまさんがころんだ」の台詞がこのようになります。
と、うんちくを言いながらプー太郎ちゃんは水屋の中のお菓子を狙っているのでした。
皆さんがプー太郎ちゃんたちを見たとき動かないように見えると思います。これはプー太郎ちゃんたちが「だるまさんがころんだ」のゲームをしているからのですよ。
今日は10月29日です。毎月29日は肉の日ですね。
「今日の晩御飯のおかずはお肉にしようと思っています。」と、エルエルが言いました。
「大丈夫、今日はプー太郎ちゃんじゃないよ。」
「でも、プー太郎様の姿が見えませんの・・・」お猿の家政婦さんがひそひそと言いました。
みんなプー太郎ちゃんのことを心配しているようです。
MIRIYA orange maid 01
10月31日はハロウィンです。
この日はあの世とこの世が繋がる日と言われています。亡くなったご先祖様が帰ってくる日です。
身近なカブやカボチャを、そして現代ではお菓子をお供え物にしてご先祖様に感謝する日です。
おごそかな気持ちでこの日を迎えなければなりません。
「と、いうわけでボクは実は君のご先祖様でこの世に戻ってきているのです」
「さあ、おごそかな気分でどんどんお供え物を持って来なさい。」とプー太郎ちゃんが言いました。
「しょうがないな~」エルエルがつぶやきました。
またまた、プー太郎ちゃんがやらかしたようです。みんなで食べる予定だったココナッツサブレが袋だけになっていたのです。
プー太郎ちゃんは姿を隠してしまってどこにいるのか分かりません。
「じゃあ、こっちのデコレーションケーキはみんなで食べようね。きっと、おいしいよ~」
「プー太郎ちゃんの分までみんなで食べようね」
今日はエルエルの誕生日。デコレーションケーキが買ってあったのです。箱に入ったデコレーションケーキ・・・・。
と、その時襖の向こうからジャガイモ色の何かが冷や汗を流す音が聞こえました。
「誰!?そこにいるのは?プー太郎ちゃんなの???襖の向こうにいるんでしょ!?」
「・・・」
「返事ないわね。じゃあ襖を開けるわよ」とエルエルが言いました。
「ちょ、ちょっと待ってください。あなたは「シュレディンガーの猫」のことを知っていますか?」と襖の向こう側に隠れているジャガイモ色の何かが言いました。
「今、観測されるまでは私は重なり合った状態にあります。でも、この襖を開けたときにそれは確定された状態となるのです」
「そして、そのケーキの入っているはずの箱、それを開けるとき中のケーキの状態が確定された状態となるのです。
「ケーキの表面の生クリームがすべて剥ぎ取られた状態となっているか、それとも生クリームたっぷりの状態なのか・・・」
「それは、今の状態は重なり合った状態になっていて・・・」
わけの分からないことを言ってごまかそうとするジャガイモ色の何かだったのです。
そして、そうです。ケーキの状態が今どうなっているのか・・・
カステラだけになっているデコレートがすべてはがされたデコレーションケーキ・・・
エルエルたちが呆然とそれを眺めることになるのはもう少し先のことでした。
薄月朔日、小熊ホイホイ 改め クマの子ホイホイ にジャガイモ色の毛深い何かが捕獲されていました。
またまた、ココナッツサブレを狙ったプー太郎ちゃんが捕まったのでしょうか?
・・・・
「私はプー太郎ちゃんではありません。私はキノコなのです。」
「私は罠にかかったわけではないのです。偶然にボクが生えた場所が罠の場所だっただけなのです。」と、ジャガイモ色の何かが言いました。
「え!?キノコ!?そうだったの???でも・・・しゃべるキノコって珍しいよね。」とエルエルが言いました。
「いえいえ珍しいなんてことはありませんよ。マンドラゴラ とか他にもいろいろいますからね(きっと)。ですからボクが話をしたりするのはけっして珍しいことではないのです。」とジャガイモ色の何かが言いました。
「でも、動き回るキノコは珍しいと思うよ。」とエルエルが言いました。
「あ、それなら、私はマタンゴという種類のキノコなのです。なので歩いたりしゃべったりできるのです。」とジャガイモ色の何かが言いました。
「あ、あれ!?どうしたんですか?わわわ、そちらは焼却炉じゃないですか?ボクはかわいいかわいいキノコなんですよ・・・」
山に生えているキノコは一部を除いてほとんどが毒キノコです。素人判断せず危険なキノコは焼却処分にしましょう。
今日も子熊ホイホイに自称座敷童が捕まっていました。
「ぼくは座敷童です。熊ではありましぇ~ん」
「そんなことより、私のバターココナッツサブレは!?」とエルエルが言いました。
「そんなことより、今日からホークス優勝セールだよ!大安売りだよ」とプー太郎ちゃんが言いました。
苔月朔日、害獣駆除用の罠で子熊を捕獲しました。
普通は捕獲された害獣については処分ということになるのですが・・・
「ボクは害獣ではありましぇ~ん、この家の座敷童なのです。ボクがいなくなるとこの家が没落しますよ」と子熊がしゃべりました。
「あれ!?それココナッツサブレやん。ボクそれ好きなんよね~」
そう自称座敷童が言うので試しに与えてみると、自称座敷童は大喜びしました。
そんなこんなで、自称座敷童のプー太郎ちゃんがこの家に居候するようになったのです。
そして、何かあるごとに「没落するぞ」と言い出すようになったのです。
プー太郎です。ボクは仰向けになっています。目を閉じると瞼の中に青空が広がりました。
とてもとても高い空です。とてもても広い空です。空気は澄み切っています。
突然、ボクは吸い込まれるように上へ上へと昇っていきました。
そして、はっと気がつくとボクは天を見上げて寝ていたのです。
「やっぱり、ココナッツサブレの犯人はプー太郎ちゃんだったのね。」エルエルが言いました。
「ゴキブリホイホイをしかけておいて良かったわ」
「そのまま、その格好で反省しておきなさい」
「エルエル~、そんなこと言わないで助けてよ・・・」
「それにぼくゴキブリじゃないよ・・・」とプー太郎ちゃんが言いました。
「ごめんねプー太郎ちゃん、「ゴキブリホイホイ」じゃなく「子熊ホイホイ」だったね」
「あれ!?またココナッツサブレがなくなってる・・・」
空になったココナッツサブレの袋のそばにはジャガイモ色の毛が落ちていました。
「プー太郎ちゃん、私が気が付かないとでも思っているの!」
「分かっているのよ」
「襖の後ろからこっちを見ているでしょ!返事をしなさい」
襖の向こう側から毛玉のような生き物が冷や汗を流す音が聞こえました。
「あれ!?返事がないな?通りすがりのアライグマかしら?アライグマなら『クルルルル』という鳴き声なんだけど・・・」
すると襖の向こうから「クルルルル」というプー太郎ちゃんそっくりの鳴き声が聞こえてきました。
「クルルルルル」という鳴き声が聞こえてきたらアライグマがいる証拠です。
この場合は直ちにアライグマを駆除することを考えてください。 と、どこかのホームページに書いてありました。