ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー

2019-01-03 23:17:56 | は行

これ観てから

「ボディガード」観ました(え?観てなかったの?!おそっ!w)

 

**********************************

 

「ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー」71点★★★★

 

**********************************

 

2012年、48歳で亡くなった歌姫ホイットニー・ヒューストンのドキュメンタリー。

監督はドキュメンタリーでも劇映画でも

アカデミー賞に顔を出す才人、ケヴィン・マクドナルド氏で

 

なるほど、

1963年に生まれ、1980年~90年代に黄金期を迎えた彼女の足跡に

当時の社会情勢を伝える映像をはさみ、

彼女の栄光と波乱の人生に「時代」を照らそうとしてる。

そんなジャーナリスティックな視点が

おもしろいなあと思いました。

 

 

ホイットニー・ヒューストン財団の完全協力があったそうで

彼女のお母さんをはじめ

(この人、いまだったら、絶対“毒母”と言われてるタイプの人だよね~(苦笑)

家族や隣人、友人、

「ボディーガード」で共演したケヴィン・コスナーまで

あらゆる関係者から、辛抱強く証言を集めている。

 

誠実な取材で、

「世界のスーパースター」が持っていた

孤独な少女の顔を浮かび上がらせたのも、見事でした。

 

彼女を診察していた心理療法士が話す

「自分を見つけられない人に、救いは訪れない」の言葉が哀しい――。

 

しかしエイミー・ワインハウスのドキュメンタリー

「AMY エイミー」を見ても思ったけど、

ホント家族って厄介だよなあ・・・・・・って。いやあ、ぶら下がるぶら下がる(苦笑)

 

それとですね

たまたま今回、Netflixで、

別監督によるホイットニーのドキュメンタリーを観てたんですよ。

なので、2作を見比べると

そのアプローチの違いがくっきりとわかるというか。

Netflixのにもまたいい「ベタさ」や、近さがある。

見比べてみると、おもしろいと思います。

「ボディガード」改めて観たり、ヒット曲を聴きたくなりますよー。

 

★1/4(金)からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開

「ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー」公式サイト

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2018年ベスト映画発表! | トップ | 未来を乗り換えた男 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

は行」カテゴリの最新記事