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小樽の歴史的建造物

2015-06-13 | 建築遺産道
旧日本郵船小樽支店(北海道小樽市色内)
建物の調査の為、長らく閉館していた旧日本郵船小樽支店が開館されると聞きましたので
今回の北海道旅行に小樽を選定しました。


明治37年に落成した石造2階建建築。
昭和31年から小樽市博物館として再利用され代表的石造建築として国の重要文化財に指定されました。

ボランティアの方に案内していただき、いろいろお話を聴かせて頂きました。
小樽は北海道開拓の拠点都市として、船舶・海運・倉庫業界が建物を建てました。

高いカウンターで仕切られており、細部仕様まで復元されています

力強い格天井と色鮮やかな天井紙。

繊細な木彫の大階段手すり

2階貴賓室
菊模様の金唐革紙の壁、絨鍛、鏡付大理石暖炉など当時の繁栄ぶりが伺えます

菊紋内摺セードシャンデリア

金唐革紙 和紙で製造した革に似せた紙

2階会議室
ここで樺太国境画定会議が行われました

日露戦争で勝利した日本は、ポーツマス条約により樺太の北緯50度以南が割譲されました

天井の高い廊下
身分の違いによって、廊下や御不浄、階段や玄関に至るまで区別されていました

御不浄のタイル
この様なところまで手が込んでおり、当時の職人の細やかさが伺えます

軟石はこの建物を形成している石材で凝灰岩のことで
小樽軟石と札幌軟石
小樽軟石はガラス質が多く含まれ黒っぽく、近年の建物は札幌軟石だそうです

ここで3時間あまりボランテァの方に隅々まで案内して頂き、
会話をしていましたが、事前に北海道の成り立ちを復習しておいてよかったと思いました。
会話も弾み、
会話で自分の知識も向上し、博物館の魅力が倍増したからです。

家内は呆れ顔でしたが、普段、家や会社では見られない私の顔が見えた様だと言っていました。

CANON G1X 2015.04.30 小樽
本日もご覧頂きありがとうございます。
ごきげんよう さようなら

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1 コメント

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おはようです。^±^ノ (てくっぺ)
2015-06-21 10:53:36
ああ、渋い建物です。^±^
タイルにまで時代がついてますね。
また、天井のしみが、また、時代を物語ってます。^±^ノ
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