布施弁天界隈の自然と歴史情報

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守谷市の無形民俗文化財に指定されている八坂神社祇園祭の紹介

2020-05-29 | 歴史

柏市の隣の茨城県守谷市の夏祭りと言えば、八坂神社の祇園祭です。約270年前の江戸時代より、現代まで脈々と受け継がれている伝統と文化のひとつです。

毎年7月の最終土曜日が本祭で、その週の火曜日から5日間が守谷祇園祭の祭礼日となります。950戸の氏子が5地区に別れ、昼は子どもたちが山車を引き、午後は大人たちによる迫力ある回転する山車が、祭りに訪れた人を魅了しました。

この祭りには19本もの幟が立てられ、幟祭りとも呼ばれています。幟は神様の依代、つまり天から降りてくるときの目印とされているほか、全体を弓に見たて、魔を祓うものだという説もあります。

1日目(火曜日)は、約17mの幟が各町内で一斉に揚がる。全部で19本ほどになるが、これだけ多くの幟が揚がるのは他では見られないという。幟の土台「幟立」には見事な木彫りが施されているものもある。同日午後8時からは拝殿での御出遣祭。厳かな神事を拝殿前から拝見できる。金曜日の宵宮祭には午後8時ごろ数台の山車が神社前に集まり馬鹿踊りと囃子を奉納し、祭りは盛り上がってくる。

祭りの主役である神輿は1864(元冶元)年に製作され、その重さは800キロ。町内から選ばれた24人が最後まで交代せず町内を渡御するのが伝統だそうです。

本祭午後8時には御霊が本殿に移される。囃子と踊りの競演はここからがクライマックスとなり、山車の回転は速くなり、山車同士が向き合っての踊りが午後10時ごろまで続く。土曜日は、午後5時半から10時半まで、八坂神社前道路は歩行者天国となります。

なお、本祭は平成27年に守谷市の指定無形民俗文化財に指定されています。

<上記の祇園祭を執り行う守谷の八坂神社の簡単な紹介>

 祭神:スサノオノミコト。神仏習合では牛頭天王とされ、厄除け、病気除けの神様として知られています。

 所在地:守谷市本町629

 問い合せ:八坂神社社務所

      TEL:0297-46-2788

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