長野から普通電車を乗り継いで7時間、東京と横浜に行ってきました。
6時56分長野発~13時50何分東京着。足腰丈夫なオレの底力が証明されました。こんにちは。
また沈んできました。
長野に帰ってきて…言い換えるなら逃げるように岐阜を出てきて…、
もっと言うなら、全国各地に散らばった自分の残留思念のかけらを忘れようとして…、
もう頭ん中も心ん中も、ひっちゃかめっちゃかです。
空流れてく雲を見つめてたり―
国道を走る車のテールライトを追ってみたり―
家路を急ぐ駅の階段上る人の群れを眺めてみたり―
これだけ溢れるほどの人が、モノが、自分の周りを取り囲んでいるのに、
自分がいまいちばん必要としているもの、見つけなきゃいけないものって、
右手の小指にも引っかからないほど小さくて、やわらかくて、すり抜けていってしまう。
それどころか、自分にとって必要のないものやできれば近くにあってほしくない物事が、
呼吸と一緒に全身に、息苦しいほどに吸い込まれてしまう。
いつか、あなたに話さなきゃいけないことがいっぱいあります。
それはたぶん、卒業の記念にあなたに話します。
意外がってくれればそれでいいし、心の底からヒイテくれてもそれはおおいに結構だし、
…けどそのことは、いまは話せないんだ。
いっぱいついてる嘘も、
これからたぶんつかなきゃいけない嘘も、
巧みに操って、辻褄が合わなくなったことなんて一度もない嘘も、
薄々気づかれてはいるんだろうなとも思っても自分からは話せない嘘も、
そのすべてを確かめることは出来ないけど、さらけ出すことの方がもっとムリだ。
田中康夫には出来たかもしれない。けどおれには、ガラス張りの心なんて持てない。
だからみんなへ、ごめんなさい。