E-styleより

素敵な人、素敵なこと、素敵なもの…

未来の巨匠たちへ

2011-10-30 | テーブルコーディネート
今年で3年目になりますが、
辻調理師専門学校様より講師のご依頼をいただき、講義をしてまいりました。

講義2時間+実習2時間を2日に分けて受講。
講義の内容は
「食べるってどうこと?」「おいしいって何?」
「テーブルコーディネートとは?」「おもてなしとは?」
などをお話させていただきました。



デモ形式でコーディネートしたのはこちらの「和のテーブル」

シーン   夏の休日の夕食 夕暮れからゆっくりと大好きなビールで乾杯!
メニュー  枝豆、冷やっこ、焼きなすなどビールにあう料理
ドリンク  ビール
イメージ  穏やかな、落ち着きのある、和風な
style    和モダン
メンバー  30代前半のご夫婦



実習の日は荷物の移動が大変です。
教室にある食器やコーディネートアイテムをスーツケース5つに詰め込んで
まるでセレブが船旅に出かけるよう(笑)です。
アシスタントの皆さんに手伝ってもらったお蔭でスムーズです!

本当に一人ではとても出来ない仕事だなと
アシスタントを引き受けてくださった皆さんに感謝です。
テクニカルクラス以上の方にお声をかけさせてもらっていますが
さすがに皆さん、テキパキ。
コーディネート実習の時は生徒さんにアドバイスなどもしていただいています。
今年も手伝って下さった皆さん、ありがとうございました。

辻調に到着したら、講義が始まるまでに梱包を解いて
自由に選べるようにテーブルに食器類をスタンバイします。







実際にコーディネートを体験することで
身につくこと、気がつくことがあるので
実践でやってほしいという思いから、荷物がどんどん増えちゃいます。

style8分類の話をし、5名ずつ4グループに分かれて
テーマ、styleごとにコーディネートを考えていきます。



いよいよ、グループに分かれて実習の始まりです。





みなさん、とても熱心でノミコミが早い、センスもいいです。

A. 初秋のガーデンパーティ ナチュラル+ハードカジュアルstyle



B. Happy パロウイン! カジュアルstyle



C.日本茶を愉しむ、アフタヌーンティパーティ シンプルstyle



D. 秋の夜長をゆっくり過ごす贅沢な時間 和モダンstyle



A~Dグループまで出来上がったコーディネートを前に
工夫した点、おもてなしの心などを発表してもらいました。



未来の巨匠を目指す辻調の生徒の皆さんに講義の最後にお話させていただくのは…

テーブルコーディネートとは
決して上手に食器が並べられたことでなく、
色合わせがきれいにできたことでもなく…。

料理、メニューは「一番おいしいものを食べてもらいたい」
イメージ、styleは「食事の時間を心地よく過ごしてもらいたい」
色合わせ、季節感は「まず最初のウエルカムの気持ちを視覚で伝えたい」
リラックス、ゆっくり、元気、楽しい…

今日体験したテーブルコーディネートで
「食卓を囲む人との時間をどうしたら一番楽しく過ごせるかと一生懸命考えたこと」
その心を忘れずにいてほしいということ。

将来、お店に勤めたとき、オーナーとしてお店を経営する時も
その「おもてなしの気持ち」を思い出してくださいねとお話しています。

お客様のことを一番に思っているお店には
きっと「優しさ」が溢れていることでしょう。
材料、素材、料理、お店の内装、行き届いた掃除、心くばり…

そんな素敵なお店が増えることがとても嬉しく思います。









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