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アリのメディスン(修正再掲)

2018年09月18日 | ・アニマル・メディスン
今回は、アニマル・メディスン アリ Ant の巻です。





パンダアリ


ミツツボアリ



動物として


アリ    ハチ目 スズメバチ上科 アリ科
学名:Formicidae  英名:Ant 


約1万種から成る。
日本には、約300種が生息している。


生物学的に、スズメバチやベッコウバチに近縁である。
ハチは毒針を持つが、アリの多くは毒針を持たない点、
ハチは翅を持つが、アリは翅を持たない点から、
ハチとアリは別種と考えられることが多いが、
スズメバチにより近縁なのは、
ミツバチよりもアリである。

スズメバチ


ベッコウバチ



熱帯から冷帯まで、
砂漠・草原・森林など環境を問わず、
陸上のあらゆる地域に分布。


食性は、基本的に肉食性。
ただし、種によっては、
ムカデやトビムシなど特定の生物のみを食べる種、
自ら栽培した菌類を食べる種、
植物の蜜やアブラムシの甘露を食べる種など、
多種多様な食性を持つ。


地中に巣を作る種が多いが、
枯れ木などの空間に巣を作る種、
移動しながら生活する種もいる。
なお、巨大なアリ塚を作るのは、
ほとんどの場合がシロアリであり、
シロアリはアリ・ハチではなく、
ゴキブリの仲間である。

白アリのアリ塚



卵-幼虫-蛹-成虫という完全変態を行う。
蛹の段階で、繭を作る種と作らない種がいる。


多くの種が針と毒腺を持つ。
熱帯に棲む種は気性が荒く、
針で積極的に攻撃を仕掛けるものが多い。
また、針を持たなかったり、
刺すほどの強靭な針を持っていないアリは、
毒液を飛ばすことで相手を攻撃する。


社会性昆虫の代表格であり、
女王アリを中心とした母系社会を築き、
コロニーと呼ばれる家族単位の集団で生活する。


基本的に、1つのコロニーは女王アリを中心とし、
育児や食料の調達などを行う働きアリ、
外敵の攻撃を防ぐ兵隊アリ、
発情期に女王アリと交尾するためだけに発生する雄アリの
4種類で構成される。



ただし、グンタイアリ、アミメアリ、ハキリアリ、アマゾンアリなど、
女王アリが複数存在したり、
兵隊アリしかいないなど、当てはまらない種も存在する。


巣の中にいる働きアリの約7割は、実際は何もしておらず、
非常時の待機要員である。
働き手が減ると、働いていなかった者が働き始めたり、
働き手が足りると、働いていた者が働かなくなったり、
比率は一定に調整されている。


女王アリは、卵を産むだけであり、
リーダーとして、コロニーを統率しているわけではない。
女王アリ以外のアリは、DNAに備わった規範に従い、
個々の役割を果たしているだけであって、
リーダーがいない代わりに、
身近の仲間と情報交換し、相互作用することで、
コロニー全体がひとつの生命体のように機能している(群知能)。


アリは、化学物質(フェロモン)によって
絶えず仲間とコミュニケーションを取っている。
フェロモンは約10種類あり、
代表的なものとしては、
餌の場所を伝える『道しるべフェロモン』がある。


最初に餌を見つけた働きアリは、
『道しるべフェロモン』を地面に付けながら巣に戻る。
仲間のアリはその匂いを感知すると、
自らも『道しるべフェロモン』を分泌しながら辿るため、
匂いは強まり、大きな隊列へと発展する。



アリは、死んだ時や死にそうな状態の時にも、
フェロモンを分泌する。
その匂いを感知した者は、
直ちに死骸を巣の外にある墓場へと運び出し、
病原菌が巣の中に蔓延するのを防いでいる。


一方、まだ死んでいないのに、
墓場に捨てられそうになったアリは、
生きていることを知らせるフェロモンを
分泌することもわかっている。


アフリカに生息するマタベレアリは、
負傷した仲間を救助・治療する。
戦闘などで怪我を負ったアリは、
フェロモンを出して仲間を呼び、
巣に負傷したアリが運び込まれると、
仲間は傷口を舐めてきれいにする。



ドイツの学者によると、
仲間の治療を受けたアリの90%は回復したが、
治療を受けなかったアリの80%は死んだことから、
マタベレアリの唾液は抗生物質を含み、
感染症を防いでいる可能性を指摘している。


さらにマタベレアリは、自分の怪我の程度を判断し、
誰が救助されるべきか優先順位を決める。
マタベレアリは、自分よりも巣全体のことを考え、
瀕死の重傷を負った者は、
たとえ仲間の治療を受けたとしても、
自分はもう巣に貢献できないと悟ると、
救助を拒むこともわかっている。


女王アリの寿命は、10年~20年。
女王アリは生きている間、
子どもを生み続けてコロニーを大きくする。


働きアリの寿命は、1年~2年。
働きアリは全てメスであり、
女王アリ、卵、幼虫の世話をする。


雄アリは繁殖のみの目的で
女王アリのクローンとして生まれ、
女王アリとの交尾が終わると死ぬ。


繁殖は1年に1度行われる。
巣が成熟すると、女王アリは羽アリを産み、
新しい巣を築くため、巣の外へ飛び立たせる。
飛び立った処女女王アリは、雄アリと空中で交尾し、
一生分の精子を貯精嚢に蓄えて地上に降り、
自ら羽を落として、単独で営巣、産卵する。


ふ化した子が成長し、
働きアリになるまでの1~2ヶ月間、
女王アリは体内に蓄えた栄養を幼虫に与え、
自分は何も食べずに子育てをする。
女王アリが働きアリを産み続けることで、
コロニーは大きくなる。


女王アリは、オスとメスの産み分けをすることができる。
有精卵からはメス、無精卵からはオスが生まれる。


サムライアリなど、
他種のアリの蛹を略奪して奴隷に育てたり、
女王アリを殺して巣を乗っ取るなど、
社会寄生を行うアリも多く存在する。


社会的な側面を表す特徴として、
餌をそ嚢(そのう)に貯めて持ち帰り、
吐き戻して幼虫や仲間に分け与えたり、
仲間同士でグルーミングする点があるが、
その最たるものとして、
巣を守って自爆するアリがいる。
コロブピス・エクスプローデンスという名のアリは、
外敵が巣に侵入しようとすると、前に立ちはだかり、
体を爆発させて毒液を敵に浴びせ、侵入を阻止する。


自分の体重の5~40倍の重さの物を
持ち上げて運ぶことができる。



民家にも入るため害虫扱いされるが、
自然界においては、昆虫の死骸などを片付ける
分解者としての重要な役割を果たしている。




アニマル・メディスンとして


<< アリが象徴するもの >>
勤勉、忍耐、着実さ、自己犠牲、チームワーク、ワンネス
強い意志、労働倫理、グループマインド、忠誠心
秩序、調和、計画性、貯蓄


アフリカに棲むアリは、
食糧が乏しくなると、森を丸裸にすることがある。
アリは非常に小さいが、
断固とした強い意志を持ち、
集団で動くことで、途方もない力を発揮する。


人は、動物の大きさや力の強さに注目しがちだが、
アリは、体の大きさと力の比において、
最もパワフルな動物のひとつであり、
ビーバーのような勤勉さ、
アナグマのような攻撃性、
エルクのような持久力、
ネズミのような緻密さ、
七面鳥のような自己犠牲の精神を持った
非常にパワフルなスピリットアニマルである。


アリは、虫の死骸を片付ける掃除屋として、
地球環境に大きな貢献をしている。
アリはわれわれに、
見た目や大きさに騙されてはいけないと
教えている。


アリは、勤勉を象徴する。
アリはわれわれに、
人生の目標を設定し、夢を実現するため、
今、目の前にある仕事を着実にこなし、
日夜、専心・邁進するよう伝えている。


成功に近道はない。
段階を踏み、計画的に進めていくことが大事である。
アリは戦略も象徴し、
日々コツコツと努力を重ねることが、
夢を現実化する最も確実な方法であると
われわれに教えている。


砂漠に棲むアリの中には、
砂に深い穴を掘り、虫が落ちてくるのを
辛抱強く待つものがいる。


アリのメディスンの最たるものは、
忍耐である。
アリは、忍耐はいずれ必ず報われ、
勝利がやって来ると固く信じている。


アリは、忍耐が無駄に終わるのではないかと
悩んだり、心配することはない。
たとえ自分が望む物を
先に他の誰かに取られたとしても、
同等か、あるいはもっといい物が
いずれ自分の元にやって来ると信じ、
悔しがったり、悲しんだりすることもない。


アリは宇宙の法則を深く理解し、信頼している。
アリはわれわれに、
本当に必要なものは、いずれ必ず手に入ること、
忍耐の先には、必ず報いがあること、
究極の成功のためには、忍耐が最も重要であることを
教えている。


アリは、協働やチームワークを象徴する。
アリ1匹1匹は非常に小さいが、
仲間と協力・協働して働くことで、
巨大なアリ塚やトンネル網を建設できる。


アリはわれわれに、
共通の目標を持つ仲間を見つけて、
協力して働くよう勧めている。
そうすることで、
独りでは達成が難しい大きなことも
実現可能になると伝えている。


全てのアリは、
女王と巣全体のために働くという
グループマインド(集団意識)を持っている。


アリそれぞれが、巣における自分の立場や
役割をよく理解している。
アリの社会には、カースト制度のような身分制度があるが、
どのような仕事を割り当てられようとも、
それぞれが自分の仕事に励んでいる。


アリのメディスンを持つ人は、
常に精力的で、しっかりとした労働倫理を持ち、
努力家で働き者である。
コミュニティ志向の考え方を持ち、
仲間や家族とのつながりを大事にする。
将来を見越して行動するプランナーであり、
少しずつ夢が実現していくことに
大きな喜びを感じる人である。


アリは、真の奉仕、エゴからの解放を象徴する。
アリは、女王と巣全体に対する強い忠誠心を持ち、
全体の生き残りや繁栄のためにはエゴを棄て、
仲間同士で尊敬・尊重し合いながら、
それぞれの仕事をしている。


アリはわれわれに、エゴを放棄し、
自分の属するコミュニティ全体にとっての
利となり、善となる仕事をするよう伝えている。
そうすることで、結果的には、
自分にとってもプラスになること、
自分が出したものは、
いずれ自分に還ってくることを教えている。


さらに、アリはわれわれに、
すべてはつながり、平等であると教えている。
自分の仕事が取るに足りないものに思えても、
全体にとっては必要なものであって、
宇宙に不要なものなどは存在しない。
すべての仕事、すべての命は
宇宙にとって、全体にとって平等であり、
等しく価値のあるものであると
アリはわれわれに教えている。


アリは、自己犠牲を象徴する。
女王アリは羽を持ち、飛ぶことができるが、
交尾をすると、自分で自分の羽を落とす。
女王アリは、子の誕生と巣の建設に備え、
飛ぶ能力を犠牲にする。


アリはわれわれに、目先にとらわれず、
常に未来を見通すよう伝えている。
アリは着実さ、貯蓄も象徴する。
アリはわれわれに、
未来に備え、着実に蓄えをしていくよう伝えている。


世界の多くの伝承や民話において、
アリは、勤勉さや協調精神の象徴として登場する。


ネイティブ・アメリカンの
カウィーア族の天地創造神話において、
人間や動物が住む大地を創ったのはアリとし、
アリを崇めている。


ホピ族の神話において、
ホピ族は1度だけでなく2度、
『蟻人間』に救われたことで、
今日まで生き残ることができたとしている。

その神話によると、
第一世界は、火山の噴火や小惑星の衝突、
大規模な太陽フレアの火によって破壊された。

第二世界は、氷河期の氷山や極の移動など、
氷によって破壊された。

その2つの地球規模の大災害の間、
善良なホピ族の人々は、
昼は天空の神『ソツクナング』が導く奇妙な形をした雲、
夜は動く星に導かれ、
蟻人間『アヌシーノム』の元へと辿りついた。

ソツクナング


蟻人間


寛大な蟻人間は、
ホピ族を地下の洞窟に保護し、食糧を与えた。
そして勤勉な蟻人間は、
洞窟内で豆の栽培などの農業を行い、
食糧を蓄えるやり方をホピ族に教えた、というものである。


一方で、他の部族の伝承においては、
アリが細くくびれた体を持つようになったのは、
ホピ族に食糧を奪われたからとしている。


カリフォルニア北部の部族においては、
アリは地震を予測する生き物であり、
巣を壊すのはタブーとしていた。


凶暴なヒアリの攻撃に苦しむ南アメリカの民話において、
アリはインディアンの伝説の戦士として描かれた。


古代エジプトにおいても、
蟻人間は存在したと考えられている。
第18王朝のファラオ『アクエンアテン』は、
アリに似た頭蓋骨や体型でしばしば描写される。



古代ギリシャ神話においても、
『ミュルミドン人』という名の蟻人間が登場する。

叙事詩人ヘーシオドスの作品
『Catalogue of Women』において、
ゼウスとエギナの息子アイアカスは、
疫病の蔓延により無人となった島で孤独に成長していたが、
仲間を欲しがるようになったため、
父ゼウスは島にいたアリを人間の男性と女性に変身させ、
ミュルミドン人として与えたとしている。


巨大なアリ塚を建設するアリは、
優れた建築家である。
アリはわれわれに、
自分の人生は自分で築くよう、
自分の人生の建築家になるよう伝えている。


アリは、どんなに頑丈に見える建物であっても、
小さな亀裂や脆弱な箇所を見つけて侵入する。
アリは、戦わなければならない時は
死に物狂いで戦い、
トンネルを掘らなければならない時は、
黙々と掘り続ける。
目標に向かって進軍するアリを止めることは、
何者にも不可能である。


目標に到達するという強い意志、
目の前の仕事を着実にこなす勤勉さ、
努力は必ず報われると信じる忍耐が
アリのメディスンの教えである。


アリは小さいながらも、宇宙意識に繋がっている。
自分は宇宙にとって塵芥であり、
自分は宇宙であること、
自分だけのためではなく、
宇宙のために働くことが大切であると
アリはわれわれに教えている。



《逆位置》


もう少し忍耐が必要かもしれない。


急いで結果を出そうとしてはいけない。
急かして失敗させようとしている
悪い人が身近にいるのかもしれない。


必要としているものは、
いずれ与えられるということを
いまひとつ信じていないのではないか。
宇宙の法則を信頼しなさい。


自分の役割、仕事について、よく考えてみなさい。


集団の中において、
自分の能力を最大限に生かしていないのではないか。



未来のことを心配しすぎていないか。
未来にばかりとらわれると、
自分自身を見失ったり、
今この一瞬にいることを忘れ、
人生の楽しみが半減することになる。
誰もみな、明日はもうここにいないかもしれない。
現在という瞬間を楽しむことができなければ、
明日や未来は、無意味である。
自分が今、誰であるのか、
何を欲しているのかをよく考えなさい。


戦略をきちんと立てているか。
計画的に物事を進めているか。


全体の利益のために働いているか。
独善的になっていないか。


瞬間瞬間に喜びを見出し、辛抱しなさい。

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