価値観や考え方の違い

恋人との理想の連絡頻度は人それぞれ違うものです。

「毎日マメに連絡をとりたい」という人もいれば、
「週に2～3度くらいがちょうどいい」
という人もいるでしょう。

二人の間でその考え方が一致していれば
特に問題ないですが、もしも異なった場合、
すれ違いが起きやすくなってしまうはずです。


常に連絡をとりたい人が
もっとメールやLINE、電話で話をしたい
と希望を伝えても、
恋人がそう思わないタイプだった場合、
そんなの疲れる、重い
と思われてしまうでしょう。

もちろん、愛する恋人の希望なら、
できるだけ叶えてあげたいと思ってくれる人も
たくさんいます。

恋人のためなら、多少面倒でも
苦労に感じないという人も多いかもしれません。

しかし、本人の望まない行動を繰り返していると、
無意識のうちに精神的な疲労やストレスが
たまってしまう恐れもあります。

もし何かのキッカケでそれが爆発したら、
すれ違いどころではなく、
破局してしまう可能性すらあり得るのです。

恋人の希望を叶えたいと思うのは良いことですが、
無理は禁物です。


連絡頻度が原因ですれ違ってしまう場合、
まずはきちんと話し合うことが大切です。

お互いの妥協点を探し、譲り合う精神を持てば、
二人にとって理想的な着地点が
見つかるのではないでしょうか。

話し合うのが面倒だからと、
どちらかが納得できない状態を続けてしまうと、
どんどんすれ違ってしまうだけです。


せっかく大勢の人々の中からこの二人が出会い、
交際いするまでに至ったわけですから、
二人の価値観や気持ちで異なる部分はとことん話し合い、
お互いに歩み寄りましょう。

自分と相手の違いも受け入れ、
良好な関係を築くのが長続きの秘訣です。

多忙によるすれ違い

片思いの相手に、うまく気持ちが伝わらず、
すれ違いを経験した人は多いはずです。

しかし、両想いになれたからといって、
気持ちのすれ違いも完全に解消される訳ではありません。

普通のカップル間でも、
歯車が噛み合わないことは多いものです。


よくあるすれ違いのケースというと、
例えば恋人と会う時間もないくらい忙しい時です。

「なんとか今日は早めに仕事が終わったから、
一目会いたい」と思っても、
あくまで自分の都合ですから、
そこで必ず相手の都合が良いとは限りません。

どちらも多忙な場合、会える確率はさらに低くなります。

また、「きっと忙しくて疲れているのに、
わざわざ時間を作ってもらうのは申し訳ない…」など、
相手を気遣って遠慮してしまう人もいるでしょう。

会えない時間が増えると、
同じ時間を共有する機会が減り、
どんどん二人はすれ違ってしまいます。

せめて二人で同棲すれば毎日顔が見られる…
という方法もありますが、
同棲にはまた別の大変さがありますし、
そう簡単にできることでもありません。


しかし、「忙しくてなかなか会えない」という
マイナス部分をプラスに捉えれば、
多忙によるすれ違いを解消することができます。

まずは短時間でもいいので、共に過ごす時間ができたら、
その短い時間を二人で思いっきり楽しみ、
大切にすることです。

量より質、重要なのは時間の長さではなく、
二人で過ごした思い出です。

密度の濃い充実した時間を共有できれば、
短時間でも満足感が得られるでしょう。


また、逆にしょっちゅう会っていると、
それはそれでマンネリ化しがちです。

会う頻度が少ない場合、
常に新鮮な気持ちでいられるので、
二人が出会い、交際し始めた頃の
フレッシュな感覚が持続しやすいのです。

多忙で恋人に会えない時は、
むしろその忙しさを逆手にとって
二人の愛情を再確認してみましょう。

思い切って告白を

「告白」は、する側もされる側もドキドキするものです。

が、やはり告白をする側のほうが、
より一層ドキドキするものではないでしょうか。

相手からどんな返事が
返ってくるのかということを考えただけで、
緊張から汗がにじみ、動悸が激しくなるでしょう。

そのため、自分からはあえて
告白しないという人も少なくないものです。

たとえ二人がどんなに親密で良い雰囲気になっても、
絶対大丈夫だという確証がない限り、
決して自ら行動しようとはしない…
たしかに自分は傷つかず、一番安全な方法かもしれません。

しかし、常に受け身の姿勢でいると、
せっかくのチャンスを逃してしまうかもしれないのです。


例えば、好きな人が同じく受け身なタイプなら、
仮に両想いでも、
二人の関係を進展させることは難しいでしょう。

似た者同士ゆえ、
お互いに「待ち」の姿勢になってしまうと、
どちらかが勇気を出して歩み寄らなければ、
事態はずっと変わりません。

それどころか、その微妙な状況が続くと、
二人はすれ違い、遠ざかってしまう可能性すらあります。

また、「ライバルに先を越される」という
最悪のケースも考えられます。

受け身タイプの人は押しに弱いので、
やや強引な感じで迫られると、
そのまま流されてしまうことも大いにあり得るでしょう。


お互い相手を伺い、進展せず、すれ違い、
そのうえ積極的なライバルが現れたら…
そんな最悪の事態を防ぐためには、
思い切って自分から告白する勇気を持つしかありません。

「断られたらどうしよう」という不安があると、
行動に踏み切るのは恐ろしいでしょう。

しかし、これほどまでに
心惹かれる魅力的な異性との出会いは一期一会、
これを逃すと二度とないかもしれないのです。

勇気を出して、
自分の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

コミュニケーションをとる

魅力的な異性と出会い、恋をしたとしましょう。

「あの人と親しくなりたい、恋人になりたい」
と思っても、恋愛はそうすんなりと
うまくいかないものです。

2人の距離を縮めるためには、
二人のすれ違いを減らし、
きちんと向き合える状態を作ること。

これが非常に大切です。

そこでポイントになるのが
「コミュニケーション」です。


好きな異性と会話を交わす時、
相手を意識してしまって上手く喋れない人も
多いでしょう。

特になんとも思っていない相手なら、
特に構えず普通に話ができるものの、
恋している異性相手だと、
ついギクシャクしてしまうことよくあるものです。

仮に「相手も自分のことを好きかもしれない」
という希望があったとしても、
それで照れくささや恥ずかしさが無くなる訳では
ありません。


また、照れくささや恥ずかしさの他に、
好きな相手を前にすると
「嫌われたくない」という不安も強く働くでしょう。

「万が一不快にさせる言葉を発してしまったらマズい」
「おかしなことを言ったら嫌われてしまうのではないか」

…生じるかもしれないリスクを考え過ぎてしまい、
「気まずくなるくらいなら、話さないのが一番いい」
と二人きりの場面から逃げてしまう人も
いるのではないでしょうか。


しかし、コミュニケーションもなく
他人と仲を深めることは困難です。

ほぼ不可能と言っても過言ではありません。

きちんと会話をして、気持ちを伝え合わなければ、
お互いの本当の気持ちなど赤の他人同士は
永遠にわかりっこないでしょう。

そして、いつまで経ってもすれ違い、
2人の距離はどんどん遠くなってしまいます。

そんな状況を打破するためには、
やはり積極的になることが大切です。

照れくささや恥ずかしさ、
「嫌われたら…」という不安を乗り越え、
勇気を出して一歩、積極的なコミュニケーションを
図ってみてはいかがでしょうか。

過去は過去、今を受け入れよう

相手から好意を寄せられており、
なおかつ自分もその気だったのに、
結局付き合わずに終わってしまった…
こんなすれ違いを経験し、
後悔している人も少なくないのではないでしょうか。

気になる異性が自分に好感を持ってくれているなら、
トントン拍子で付き合えそうなイメージなのに、
すれ違ってしまうのは、
どこかで相手を試しているからかもしれません。


「相手は本当に自分を好きなのか、
単に思わせぶりなだけでは」と疑ってしまい、
相手のことを信じられなかった…
過去にひどい失恋や裏切りを経験し、
人間不信に陥っている人は、
無意識に相手を試してしまうものです。

相手からの好意を感じても、
「どうせまた…」と警戒してしまい、
素直になれないのです。

本心では嬉しく思っていても、
辛く悲しい過去のトラウマが蘇ってしまうのは
本人も辛いでしょう。


しかし、それではいくら
好きな相手がアプローチしてくれても、
発展するはずがありません。

すれ違いが起きるのも当然です。

相手の好意を疑うのは、いわば拒絶と同様です。

相手側は「迷惑なんだな、脈なしかな」と困惑し、
そして離れた時にはもう時すでに遅し、
後の祭なのです。


相手の気持ちを素直に受け入れ、
心を開けば、二人の仲はぐっと深まり、
距離を縮めることができます。

親密になり、信頼関係を築けば、
すれ違いも起きにくくなるでしょう。

過去の苦い経験を引きずり、
今目の前にいる相手を疑ってばかりいると、
せっかくの出会いや恋のチャンスを逃してしまいます。

自分の気持ちに正直になり、新しい恋をして、
素敵な未来を作っていきましょう。