アフリカ・ユーラシア見聞録

むかしむかしあるアフリカで・・・

カイロ近郊観光(カイロ:エジプト)

2004-12-21 15:09:01 | 1st 北・東アフリカ
 エジプト


2004.12.21(火)


 ホテルで朝食を摂り終えてから払い戻しの交渉をする。
 実を言うと旅行人の情報を鵜呑みにしていてカイロ滞在を一週間と決め予め全額前払いしていたのだ。
 明日出発するという私の急な変更にホテルは快く応じてくれた。

 私が今泊まっているホテルは1300円くらいする中級ホテルだ。
 カイロにいるのは今日一日、時間も限られているのでこのホテルでカイロ近郊を周るタクシーをチャーターすることにした。

 ただ、この時ピラミッド等にそれ程興味があったわけでは無い。
 日本にいると何時でもどこでもといっていい程テレビで放映され、パンフレットやガイドブックには必ず載る名所だ。
 過剰に情報を与えられているので「興味を持って見に行く」というよりも「写真や映像で見たものを目で確認する」というのがスタンスだった。

 タクシーのチャーター料は100エジプトポンド(以下ポンド)、約2千円。1日チャーターでこの値段というのは安く感じる。(後で聞いたらこれでも高い方の料金だった)

 タクシーはこちらから見ると「無謀」としか思えない運転をしながら目的地へ向かう。

 最初はギザのピラミッド。到着すると同時に客引きがやってきて「ラクダの勧誘」を始める。
 「ラクダに乗ったら楽だ~」
 と、ずっこけるようなフレーズで誘ってくる。
 日本人の多い世界有数の観光地ならではの事だろう。
 だが、私はラクダに乗ることに全く興味がなかった。

 そこでやんわりと断ったが、それでもしつこくこちらに絡んでくる。
 私はとにかく「断っても勧誘する」という男が大嫌いだ。一応相手の顔を立てて「悪いけど・・・」としてやっているのにこの男のしつこさはうっとおしい事この上ない。

 最初は敷地内くらいまでは入ろうかと考えていたがこのうっとおしさに辟易して外から見ただけで満足する事にした。

外から眺めたピラミッドにスフィンクス。


(後で思えば一人でタクシーをチャーターして来るような観光客は彼らにとっては絶好のターゲットだった)



次はサッカーラのピラミッドへ。ここは人が少なくのんびりと出来た。



 そして最後にメムノン神殿等を見て周ったが・・・

 よくよく考えてみると「王家の紋章」の愛読者と言うわけでもないので消化試合と化し、とりあえず行ってきただけとなってしまった。


 夕食はホテルで。実を言うとローカルの食堂に行く勇気が全く湧かず、朝食はホテル、後はマックかホテルという生活となっていた。今日は奮発してステーキを食べる。
 
 いよいよ明日は出発。アフリカ大陸最初の陸路移動だ。
鉄道のチケットが読めなかったのでホテルの人に聞くと列車の名前や座席の種類、番号等を教えてくれた。

 これで何とか準備が整ったと言っていいだろう。