DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

パッチワークファミリー?

2017-10-16 21:50:22 | 雑感

 ドイツ語に、パッチワークファミリーという言葉がある。英語で言うならば、ステップファイリーといい、簡単にいうと、子連れの再婚家庭ということだ。パッチワークファミリーという言葉は、ドイツ独特の言い方のようだ。ところで、パッチワークファミリーとは良く言ったもんだ、家族の写真を切り取った二つの家族写真を合体させたような、何となく明るいイメージだ。とても、面白い言葉で、響きもステップファイリーよりも良さそうだ。

 ドイツも他の国と同じように、離婚率がどんどん上がって来て、非常に高い比率を示している。子連れ同士が一緒になるということもしばしば起こるらしい。

 ところで、日本で離婚した場合、だいたいが妻の方が子どもを引き取るというのが一般的であるが、ドイツでは、妻が子どもを引き取る割合と夫が子どもを引き取る割合にそれ程差がないという。そこには、日本とは違った社会的な状況や男女の役割がそこにはあるのだろう。日本で夫が子どもを引き取った場合、福祉的な援助はあまり受けられずに、仕事や家事、育児と大忙しで、非常に苦しい状況に陥ることが多い。果たして、ドイツではどうなのだろう?今度ドイツ語教室に行ったときに、先生に聞いてみることにしようと思う。

 話は少し変わるが、最近、子どもの虐待が社会問題化してきている。多くの場合、子連れの妻が、夫の関心を惹こうと夢中になり、子どもの養育を放棄したり、子どもを邪魔者扱いし、虐待に至るケースが多いようだ。また、義父が妻の連れ子を虐待するケースも目立っているが、妻は、夫に嫌われまいとしてその事実を隠すケースもしばしば見られる。まあ、憎たらしい前夫の子などに愛情を注げるはずもない、その心境は分からないでもない。女性は概していったんダメだとなると、非常にクールに、すっぱりと切ってしまうところがあるようだ。男の方がまだ未練や昔からのしがらみを引きずったり、情にながされたりするケースが多いように思う。そう考えると、夫の方が子どもを養育する方が良い場合も多いのではないだろうか?ただし、社会的に、福祉的に、きちんとした対応があってのことで、現状では、それは非常に難しいことだと思う。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋雨に 右往左往の ホームレス

2017-10-16 09:53:26 | 雑感

 10月と言えば、晴天が続き、日中は日差しもあって、過ごしやすい時期なのだが、今年はどうしたことか、ここに来て長雨となっている。

 朝、学生や会社員の人たちが学校・職場へ行くのだろう、私のマンションの前にある停留場に、大勢の人が並んでいる。そんな中を、ホームレスが所帯道具?を台車に載せて、右往左往している。夜は、会社などのビルの軒先で雨宿りして過ごしていたのだろう。会社に人が来るこの時間に日中の居場所を求めて移動する。しかし、この雨、荷物も着衣も濡れて、さてどこで雨を凌ぐかと、行き先を求めて移動するのだが、なかなかどこへ行こうか決めかねているのだろう、左へ移動していたかと思うと、右へと移動を始める。いかにも所在無さが滲み出ている。雨が一層わびしさを増しているように見える。

 何のしがらみもなく、自由で、気の赴くまま、あるときはワンカップを飲んだのだろうか、路上で寝ていたり、日差しが暖かいときは、ベンチに座って日光浴、そんな彼だの生活に、あんな風にできたら、良いだろうと思うときもあるのだが、このような長雨の続くときには、住まいがあるという幸せをひしひしと感じ、ホームレスの心境に多少なりとも同情の念を抱く。

 それにしても、この時期にこんなに長雨になるとは、本当に珍しいことだ。生家が米作農家だった私は、この時期に長雨があると、雨に濡れて倒れた稲の田んぼをみて、途方に暮れた父母を思い出す。私が子どもの頃に、稲刈り機やコンバインが普及し始めた。秋の作業はこうした機械の導入で飛躍的に楽になった。しかし、その当時の機械は、雨に濡れて倒れてしまった稲を刈り取るだけの性能はなく、鎌を使って刈り取り、刈り取った稲を竿に掛けて干すという昔ながらの方法に頼らざるを得なかったのだ。小学生か中学生だった私は、そんな作業は本当に手伝い程度しかしなかったが、それでも、親の大変さを身に染みて感じていたのだろう。だから、今となっても、真っ先に米作農家はたいへんだろうなと思うのだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする