卓球はマイナーか?否か?
この議論は時折される。
しかし結論はない。
サッカーや野球に比べたらマイナーだろうという意見。
しかしスポーツ白書によれば、卓球人口はボーリングなどに次いでかなり上位でサッカーや野球を大きく上回るではないか・・・という意見。
また、温泉でもできるものがスポーツか?という見方。
いやいや、上級者の卓球は他のスポーツを凌ぐハードで身体能力を必要とするスポーツだよ・・という見方。
・・・そのどれもこれもが、ちまちました台の上で、小さい動きで、小さい球を、回転をかけるなどというマニアックさが、スポーツらしからぬ印象をもたらしているのであろう。
ところでスポーツのメジャーかマイナーかを見るうえで重要な要素がある。
そう、スポーツは「プレーする」、「観る」という両方の視点があるのだ。
サッカーや野球が人気が高いのは、プロの試合は勿論、ジュニアのそれでもレベルの違いこそあれ見応えという部分では結構あるというのがひとつの理由だろう。
テニスやゴルフなども見ていてわかり易い。
それに比べて卓球はどうだろう?
卓球を毎日スポーツとしてやっている人と素人とでは、全く相手にならないくらい回転やスピードに差があることがわかる。
つまり観るものに「わかりにくさ」が存在しているスポーツのひとつに入るだろう。
簡単にもできるが、奥も深い。
その奥深さこそが、爆発的人気にならない理由かもしれない。
何故あのドライブをカウンターできなかったのか?
何故あの簡単に見えるサービスを取れなかったのか?
何故普通のツッツキをネットミスしてしまったのか?
素人目には微妙な回転やトリックがわからないことが多い。
「卓球は回転のスポーツだ」というのは、確かに真実を突いてはいるが、逆にわかりにくさを観る者に対して言い訳しているようにも感じる。
ちなみに卓球のルール変更の歴史を見てみると面白い。
サービスに変則トスを出しサービスエースばかり決める選手が出ると、トスに規制を設け、サービスエースを取り難くする。
両面に異質な同色ラバーを貼り、ラケットを回転させてどちらで打ったかわからないようにして、相手が次々にミスをする戦法が流行ると、同色ラバーを禁止する。
異様なほどのツブ高ラバーで相手の回転を翻弄するプレーが流行ると、そのラバーを禁止する。
回転やスピードが強すぎて、ラリーが続きにくく、早く試合が決まってしまう傾向を解決するために球を40mmに拡大し空気抵抗を大きくした。
ラバーの接着剤でパワーアップを狙うために試合前に張り替え、その効果で勝てる選手が多くなると、その接着剤を禁止する。
21点1セットでの戦いは冗長で、もっとテンポを早くするために11点先取でセット数を増やすように変更。
これは全て、卓球というスポーツを視覚的に面白くわかりやすくするための工夫と言っていい。
とりわけ近年のルール改正などは、TVでの放映などのメディア受け対応と考えても差し支えないだろう。
こうして卓球界も視覚的にわかりやすくし、ラリーが適度に続き(大昔の卓球のように長すぎても困る(笑))、スマッシュやドライブなどのわかりやすい攻め方が観る者を刺激していく努力をしてきた。
そして子供の頃の福原愛のようなスター性のある人物をマスコミが取り上げるなどの効果も大きい。
ユミフォームも色んなデザインを研究している。
徐々に卓球はメジャーなスポーツへと復権しているようには見える。
私などは卓球のほかにサーフィンもするが、サーファーの友人と卓球の友人に共通の人は残念ながらいない。
サーファーに「卓球の試合があって・・・」と話をすると笑われる。
卓球の友人に「サーフィンやってる」と話をするとカッコイイと言われる。
このわかりやすい構図は、やはり卓球に対する一般的なイメージが、やっている者の面白さと、観ている者の面白さにかなりのギャップがある証拠である。
卓球はプレーする者になる方が圧倒的に楽しい。
遊びでやる人を除いても卓球人口が多いのは各地で様々な年代、レベルの試合が行われていることからもうなずける。
やるとすごく楽しく、奥が深いのだ。
しかし部外者からの視聴率は悪い(笑)
大きな大会でも観客席が埋まることは他のスポーツとは比べようもない。
まだまだ卓球が真のメジャーになるには課題がありそうだ。
まぁ、やっている者同士ではそれはあまり課題にならないのだが(笑)
運営する側、ビジネスとしての側には、大きな課題だろう。
この議論は時折される。
しかし結論はない。
サッカーや野球に比べたらマイナーだろうという意見。
しかしスポーツ白書によれば、卓球人口はボーリングなどに次いでかなり上位でサッカーや野球を大きく上回るではないか・・・という意見。
また、温泉でもできるものがスポーツか?という見方。
いやいや、上級者の卓球は他のスポーツを凌ぐハードで身体能力を必要とするスポーツだよ・・という見方。
・・・そのどれもこれもが、ちまちました台の上で、小さい動きで、小さい球を、回転をかけるなどというマニアックさが、スポーツらしからぬ印象をもたらしているのであろう。
ところでスポーツのメジャーかマイナーかを見るうえで重要な要素がある。
そう、スポーツは「プレーする」、「観る」という両方の視点があるのだ。
サッカーや野球が人気が高いのは、プロの試合は勿論、ジュニアのそれでもレベルの違いこそあれ見応えという部分では結構あるというのがひとつの理由だろう。
テニスやゴルフなども見ていてわかり易い。
それに比べて卓球はどうだろう?
卓球を毎日スポーツとしてやっている人と素人とでは、全く相手にならないくらい回転やスピードに差があることがわかる。
つまり観るものに「わかりにくさ」が存在しているスポーツのひとつに入るだろう。
簡単にもできるが、奥も深い。
その奥深さこそが、爆発的人気にならない理由かもしれない。
何故あのドライブをカウンターできなかったのか?
何故あの簡単に見えるサービスを取れなかったのか?
何故普通のツッツキをネットミスしてしまったのか?
素人目には微妙な回転やトリックがわからないことが多い。
「卓球は回転のスポーツだ」というのは、確かに真実を突いてはいるが、逆にわかりにくさを観る者に対して言い訳しているようにも感じる。
ちなみに卓球のルール変更の歴史を見てみると面白い。
サービスに変則トスを出しサービスエースばかり決める選手が出ると、トスに規制を設け、サービスエースを取り難くする。
両面に異質な同色ラバーを貼り、ラケットを回転させてどちらで打ったかわからないようにして、相手が次々にミスをする戦法が流行ると、同色ラバーを禁止する。
異様なほどのツブ高ラバーで相手の回転を翻弄するプレーが流行ると、そのラバーを禁止する。
回転やスピードが強すぎて、ラリーが続きにくく、早く試合が決まってしまう傾向を解決するために球を40mmに拡大し空気抵抗を大きくした。
ラバーの接着剤でパワーアップを狙うために試合前に張り替え、その効果で勝てる選手が多くなると、その接着剤を禁止する。
21点1セットでの戦いは冗長で、もっとテンポを早くするために11点先取でセット数を増やすように変更。
これは全て、卓球というスポーツを視覚的に面白くわかりやすくするための工夫と言っていい。
とりわけ近年のルール改正などは、TVでの放映などのメディア受け対応と考えても差し支えないだろう。
こうして卓球界も視覚的にわかりやすくし、ラリーが適度に続き(大昔の卓球のように長すぎても困る(笑))、スマッシュやドライブなどのわかりやすい攻め方が観る者を刺激していく努力をしてきた。
そして子供の頃の福原愛のようなスター性のある人物をマスコミが取り上げるなどの効果も大きい。
ユミフォームも色んなデザインを研究している。
徐々に卓球はメジャーなスポーツへと復権しているようには見える。
私などは卓球のほかにサーフィンもするが、サーファーの友人と卓球の友人に共通の人は残念ながらいない。
サーファーに「卓球の試合があって・・・」と話をすると笑われる。
卓球の友人に「サーフィンやってる」と話をするとカッコイイと言われる。
このわかりやすい構図は、やはり卓球に対する一般的なイメージが、やっている者の面白さと、観ている者の面白さにかなりのギャップがある証拠である。
卓球はプレーする者になる方が圧倒的に楽しい。
遊びでやる人を除いても卓球人口が多いのは各地で様々な年代、レベルの試合が行われていることからもうなずける。
やるとすごく楽しく、奥が深いのだ。
しかし部外者からの視聴率は悪い(笑)
大きな大会でも観客席が埋まることは他のスポーツとは比べようもない。
まだまだ卓球が真のメジャーになるには課題がありそうだ。
まぁ、やっている者同士ではそれはあまり課題にならないのだが(笑)
運営する側、ビジネスとしての側には、大きな課題だろう。