そろそろフィラリア予防をする季節になりました。
フィラリアの別名は、犬糸状虫と言い、蚊によってうつされる寄生虫です。
成虫は心臓に寄生して、心臓病、肝臓病、腎臓病など、いろいろな病気を引き起こす恐い病気です。
事前に薬で予防することができるので、忘れずしっかり予防することが大切です。
症状としては、せきが出る、食欲がない、フラフラする、何となく元気がない、倒れる、散歩を嫌がるようになる、赤いおしっこをするなどです。
フィラリアは感染してもすぐは無症状で、数年たって初めて症状が出てくることが多い。
感染しても気づきにくく症状が出た時には、かなり重度だったりします。
長年心臓や他の臓器が痛めつけられている場合も多いのです。
フィラリアに感染した犬の血を蚊が吸うと、フィラリアの赤ちゃんも一緒に吸い上げます。
蚊の体内でフィラリアの赤ちゃんは成長。
その蚊が他の犬の血を吸う時にフィラリアも一緒に犬の皮膚に入っていきます。
皮膚の下で成長しながら心臓に向かい、心臓が最終すみかになります。
フィラリアの薬を飲む期間は、蚊が出始めてから1ヶ月後~蚊がいなくなって1、2ヶ月後まで。
季節や地域により若干違ってきます。フィラリアの予防薬を飲む前は、感染していないかの血液検査が必要です。
フィラリアのお薬は、粉末、錠剤、牛肉のすり肉と薬が混ぜ合わされたおやつタイプ、フィラリアの予防とノミ駆除を同時に出来るものなどさまざまなタイプがあります。体重によりお薬の大きさも変わりますので、獣医さんに診断・処方してもらってください。