Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ZEISSの空気53. Instagram風に補正する

2019年09月27日 | Shinkansen commuting

図1.撮影画像

 

図2. Intsagram風に補正

 

 Facebook.incが始めたInstagram(本当かね?研究者は疑い深いからね)には様々なフィルターが用意されていて、綺麗な画像をアップさせている。現代のカラー表現のスタンダードになりそうだ。そんな補正方法の1つを、WEB解説の数値を使ってPhotoshopで試みた。少しクラシックな設定らしい。

依拠:https://www.royalnaught.com/entry/instagram-filter-photoshop

トップの図1が撮影画像そのままである。

1)先ず撮影画像をトリミングして畑を削除し、緑を中心に構成し点景として民家が配置されている構図だ。ここまでは撮影者の感覚が決め手となる。

 

2)トーンカーブの調整

黒をハッキリと表現すること。そのためにトーンカーブの左下側を図3のように設定してヒストグラムの階調範囲をを少し狭めるする。そのほかは画像の状態に合わせてトーンカーブを操作する。

操作方法:イメージ>色調調整>トーンカーブ

 図3


3)彩度をあげる

操作方法:イメージ>色調補正>色彩・彩度

図4.

 

4)カラーバランスに青を加える。

操作方法:イメージ>色調補正>カラーバランス

カラーレベルは左から、-15、-15、+20の値で設定する。

 図5.


5)最近流行のコントラストの低い画像にしたければ・・・、画像によってはおこわない方がよい場合もあるので、撮影者の判断次第でおこうならば以下の設定。

操作方法:レイヤー>レイヤースタイル>光彩(内側)

不透明度15%、エレメントサイズ84%、範囲50%

図6.

 

6)あとはシャープ(強)をかけて、gooのブログだと解像度1024dpiに設定すればブログ用画像になる。

 そんなふうにして図2の修正画像ができたわけです。

 以下にもう1例、同時に撮影した撮影画像と補正画像をあげておきます。強調する度合いを少し強めにしています。これぐらいでInstagramにユーザーネーム、 team_mikami でアップしてみました。なんとかInstagram風にみられそうかなという程度です(笑)。

 

図7. 撮影画像


図8. Instagram風補正画像


 しかし通例私は補正してもPhotoshopの、イメージ>自動トーン補正、ぐらいしか使わない。それで十分メリハリのある画像になるからだ。それに補正しても変化しない撮影機材がある。それがEOS1DsMark3だ。「2019年4月22日、EOSな日191. ピットピタンの人たちを見ればわかると思うが、補正を全くしていないこの画像の赤ん坊の肌の質感表現をみればうなずけるだろう。

 そのあたりの事情は、撮影機材(つまり価格)によって異なってくる。α6000グラスだと補正した方が綺麗だし、そうしているあいだにツァイスの色は消えてしまう。だからみている風景のコピーマシンだと理解した方がよい。

 だから私が大きく重いEOS1Dsを荷物を減らしてまで、海外のフィールドへ持ち込もうとする意図が理解されよう。後補正が不用で見たとおり撮影できるのは、今ではEOS1DシリーズやニコンD一桁シリーズ、あとはライカぐらい。これら以外の機材は、見ている世界のコピーマシンとさえ思われる。だから機材の仕様なんかどうでもよく、あとはPhotoshopやソフトのフィルターが全てフォローしてくれる構造になっているとする見方も成り立ってくる。さてどうしたもんか・・・。


東海道新幹線、京都-名古屋

SONY α6000、ZEISS Vario-TesserE 16-70mm/F4 T*

ISO800,焦点距離67mm,露出補正0,f/4,1/4000

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ZEISSの空気52. 飛行機より高い新幹線運賃!

2019年09月26日 | Shinkansen commuting


 最近、海外や沖縄へ頻繁に行くので長距離の移動は飛行機ばかりだ。地上の長距離移動だと高速バス、だから鉄道なんていうのは地下鉄と阪急ぐらいしか乗らない。それが最近の私の生活感覚だ。

 先日久しぶりに東海道新幹線で京都から名古屋まで1泊2日で往復する機会があった。

 もう京都駅の新幹線ゲートへゆくと、トルコのバザールを歩いているような暗く狭隘な空間にびっしりと並ぶ店舗と人の多さの雑踏に、こちらは辟易していた。そこで気分は市場か駅かと混乱をしはじめる。そしてなにもかもがうざったくなり人間の顔までこちらは拒否感覚になる。

 それにチケットが法外に高いのだ。京都-名古屋金山の自由席片道チケットが¥5,070。それは関空から那覇空港へゆく飛行機の運賃より高い。自販機の前でエッ!エーーっだよ。ポルトガルの特急列車が¥2,000代だったと記憶しているが・・・。

 だって、名古屋へ行こうが東京へ行こうが気候区分が同じ温帯であり、沖縄のような亜熱帯にゆくわけではない。同一気候区分内の移動だろ!。だから国内はどこにでかけたって気候的満足度は同じだ。同じなら価値がないとおもわれる島国内の移動でなぜそんなに運賃が高いかなぁー。

 それなら高速バスにしておけばよかった。だが待ち合わせ時間も迫っているので目下の選択肢はこれしかない。それに来る列車はどれも混んでいて、オイオイオイ!、高い運賃で立ち!!。ようやく空いているこだま号で往復できた。

 名古屋の大学へ毎日教えにいってた頃は、新幹線通勤定期券が1ヶ月10万程度だから、土日も大学へ出かけ、1回あたりの運賃が¥1,833で乗っていた。私にはそんな感覚しかない。でっ通勤時の退屈な時間だから珈琲を飲みながら車窓撮影で時間をつぶした。このブログカテゴリー Shinkansen commutingを引くと、そんな画像を数多くアップしている。

 今回も、少しばかり車窓撮影で時間をつぶした。気がつくと防音壁が増えた。だから車窓は壁、壁、壁の連続で風景のみえないところが増え、さながら地上を走る地下鉄だ。そんな隙間を縫って撮影した画像を少しだけInstagram風に加工してアップさせてみた。少し立体的に見える当たりがZEISSの空気かな。

 

東海道新幹線、京都駅-名古屋駅

SONY α6000、ZEISS Vario-TesserE 16-70mm/F4 T*

1)ISO1000,焦点距離70mm,露出補正0,f/4,1/4000

2)ISO640,焦点距離70mm,露出補正0,f/4,1/4000

3)ISO800,焦点距離70mm,露出補正0,f/4,1/4000

4)ISO1000,焦点距離70mm,露出補正0,f/4,1/4000

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PEN LIFE1412. 節分

2017年02月03日 | Shinkansen commuting
 今日は節分。京都は、節分行事が大変盛んだ。帰りに吉田神社の縁日へ寄り道しようと思ったが、寒いので今年も根性がなく思うだけにとどめた。もう立春の頃だが冬の終わる気配はない。
 それにこのブログでも、過去に夏の祭に匹敵する京都の冬の代表的行事である節分行事は取り上げているし、お奨めのコースまで紹介しているのだから、いまさら書くこともない。そのなかで取り上げたちゃんこ鍋のお店が今はなくなっていた。寒い時には体が暖まるし、おいしかったのに残念だ。その後北野の方でちゃんこ鍋のお店を開いているという情報もある。
 変わったのは、それぐらいであり、節分の行事は今も変わらず行われている。ただし人出が多くなったのではなかろうか。節分に雪が降っていたこともあった。その雪の中を節分行事の徘徊していたのは寒さとともに記憶に残っている。
 さて出かけないとすると書く話題も天気のことぐらいしかない。このブログも天気の話題を繰り返しているようでもある。むしろそれが話題になるぐらいに四季があるというのは幸せというべきか。

新幹線 京都-米原
OLYMPUS OM-D  E-M1MK2, M.ZUIKO DG 12-100mm pro
ISO1250,焦点距離50mm(100mm),露出補正-1/3,f4.5,1/4000
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PEN LIFE1411. 試験監督のお当番

2017年02月02日 | Shinkansen commuting
 今日のブログは、昨日書いておいたし画像も選んでいたのでそのままアップするだけにしていた。だがすべて削除。やはり今日の画像の方がましだ、という理由で。画像も新しい方がよいという刺身状態ってあるとおもう。
 今日の新幹線は、野洲あたりから近江八幡の間でよこなぐりの雪だった。だから2分遅れ。このあたりは日本海からの寒気団が琵琶湖を横断してもろに吹き付けるところなのだろう。1時限に学部科目の試験監督のお当番なので、きょうはのぞみで通勤である。いつものように紅茶をすすりつつというわけにはゆかない。
 さて建築生産工学の試験監督のお当番だ。非常勤の先生は、ギャラの関係で試験監督をしないので、大学の先生がかわりばんこで務める雑用なのだ。だからそそくさと教室へ向かい、「ネットワーク工程表ですか、クリティスカルパスを考慮しろというわけか、スランプ16cmだって、JASSじゃ+2.5cmの予長をみているからな・・・・」なんていいながら試験問題をくばった。解答を教えているみたいだが俺が教えている科目ではないし、まあええか。大体教科書持ち込みなのだから、答えは全部書いてあるじゃん。そんなの試験というのかな。
 そんな微笑ましい朝の時間を過ごし、以後夜まで原稿づくりという地味な仕事で終わった。ううっ、疲れた。
 それにしても機材をEM1MK2にしてから15コマ/秒で撮影するから連写不用カットを削除する仕事が増えたな。仕事量を増やしておいて進化したというのだろうか。俺は、やはり仕事を減らして進化だと思うけどな。ただ写りをみていると撮影素子はこれまでとは違っていることがわかる。古いシステムのPEN Fに手を出さなくてよかったぜ。女も新しい方が絶対いいしさ。2年ぐらいでチェンジするのがいいかな。・・・機材の話だよ。

新幹線 京都-米原
OLYMPUS OM-D  E-M1MK2, M.ZUIKO DG 12-100mm pro
ISO2000,焦点距離34mm(68mm),露出補正-1/3,f4.5,1/4000
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PEN LIFE1409. 私の本

2017年01月31日 | Shinkansen commuting
 昨日の朝は珍しく暖かかったのだが夕方から冷え込み、京都の朝は零下の気温が毎日続く予報だ。寒いが雪は降らないという最も退屈で厳しい寒さの冬が続く。
 さてブログの画像のストックはできたが今度は話題がない。昨日の話題といえば、私の本が京都のジュンク堂にも並ぶようになったことか、アマゾンでは早々と品切れになっているとか、全国の建築やデザインの専門書を扱う本屋では置いてあるようだ。といって専門書がそんなに売れるわけではないので 特に感動もなく淡々と眺めている。私の作品を多く入れてあるが美術書ではなく、ちゃんとしたデザインの方法を書いた本である。といってデザインの方法を勉強する学生ぐらいしか関心がない。美大生に感心を持ってもらうだけでもよいか。
 それよりも、一応専門家としてこれまで勉強してきた知見を社会にお返しして義務は果たしたとする安堵感の方が強い。そうした安堵感は、どこか借金を返したときに似ているようだ。そうか大学の先生は、社会から知的借金をしてその成果がでたら本に記してお返しする。それも知的借金だからお返しするのが当然の義務なのかも知れない。
 これがみんなで執筆する共著だと、そんな気分はない。知的借金も、みんなで返せば怖くないという世界なのかもしれない。もちろん世の中には知的借金を踏み倒す輩もいる。踏み倒しても文句をいわれないのが大学だ。
 おや!、京都も夜半に風花が舞っている。積雪はしないだろう。夜半から気温は氷点下。

新幹線 京都-米原
OLYMPUS OM-D  E-M1MK2, M.ZUIKO DG 12-100mm pro
ISO1600,焦点距離35mm(70mm),露出補正-1/3,f4,1/2000
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PEN LIFE1408. 峠越えの楽しみ

2017年01月30日 | Shinkansen commuting
 この画像をPhotoshopで修正すると真っ白な雪景色となり、それはそれでクリアな画像になるのだが、それではあまりにも明解すぎる。やはりどんよりとしたやるせない空気だ漂っている方がこの季節にはあいそうだから未補正でアップさせた。古い民家が建ち並んでいるので旧道である中山道だろう。
 旧東海道は、名古屋から伊勢湾をわたり桑名から三重県土山を経由して草津から京都にはいる。つまりいまの第二名神国道に沿ってゆく。東海道新幹線は、それとは大きく進路を北に変え距離的には長くなる関ヶ原を超えてゆく。そのあたりの経路の取り方が不思議なのだが、多分こちらの方が緩い勾配で関ヶ原の峠を越せるのだろう。名古屋から京都に入るには、どのみちどこかの峠を越さなければならない。
 米原を出ると新幹線N700系は、大いに加速して関ヶ原の勾配を駆け上がるが、それはつまり勾配を駆け上がるパワーがないということだろう。本来は平地を走るためのツールだからね。そのために九州新幹線では、博多駅の先に35%勾配があるのでN700系は博多より先には行かない。
 車で行くときも同じなのだが、第2名神でゆくと三重県で恒例の渋滞に捕まるので所要時間は関ヶ原経由より時間がかかる。それに第二名神はサービスエリアが少ないので、トイレ休憩しようにも混んでいる土山サービスエリアしかなく難儀な道だ。それにこちらは標高が高いので積雪が多い。結局いつも安定している関ヶ原経由の名神高速国道の方が便利ということになる。
 名古屋と関西の間には峠がある。いつもこの峠を越えて通勤している。峠だからこそ気候の変化も激しく被写体にも巡り会える。そして中部圏にはいれば、この曇天も晴天の風景に変わるのである。
 そうしたドラスティックな変化が峠越えの楽しみというやつだ。そして日本の分水嶺は関ヶ原の北を走っている。北陸本線で敦賀に向かえば、ほどなく川の流れが日本海に向かうことがわかる。だから地形的に複数の要素が重なり、なにかと面白い関ヶ原の峠なのだ。
 ・・・ここまでは昨日書いておいた。今日は夕方から京都は冷え込んでいて寒いのでお酒飲んだら、もう二日酔い状態。弱くなった。寝ます。

新幹線 米原-岐阜羽島
OLYMPUS OM-D  E-M1MK2, M.ZUIKO DG 12-100mm pro
ISO1260,焦点距離66mm(126mm),露出補正-1/3,f4,1/2000
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PEN LIFE1407. 印象の薄い1月

2017年01月29日 | Shinkansen commuting
 これを撮影したのはEM1だったか。あまりボディで個体差がないのはよろしい。つまりレンズの性能で決まるんだろうな。
 車窓撮影の場合は、いつも100mmか140mm相当の焦点距離にセットしている。それが最適な画角であり、一々ズーミングしていたら新幹線はアッという間に通り過ぎてくれる。
 大体あのあたりといった具合に被写体を狙ったら、あとは連写あるのみ。それで何が写っているかは撮ってみないとわからない。だから撮影後に2/3位は消去する作業がいる。撮るのではなく、何を残しておくかを考えながら。
 この寒さではダイビング画像も枯渇しており、まあ雪の関ヶ原ぐらいしかストックがない。この画像も何回か撮影しているポイントだが気候が違えば見え方も違うだろうというわけだ。それにしても寒く何をするのにも面倒な季節になってきた。
 酷寒の日曜日、来週は節分だ。暦の上では春の始まりなのだが。気候はその通りには動かないだろう。それでも光は少しずつ明るくなっているようだ。毎年正月明けの1月のすごし方というのがイメージがわかない。いつもこの時期は、何してたんだろうと思う。印象が薄い1月の頃である。
 
新幹線 京都-米原
OLYMPUS OM-D  E-M1MK2, M.ZUIKO DG 12-100mm pro
ISO2000,焦点距離70mm(140mm),露出補正-1/3,f4.5,1/6400
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PEN LIFE1406. 本来の姿

2017年01月28日 | Shinkansen commuting
 今週は、毎日関ヶ原の雪をみながら通勤だった。晴れても気温が低いためか雪が融けないのだろう。そのうちまた寒波が訪れ雪景色は来週も続くと予想している。今年は、かってのように雪が降り積もる景色が続く。暖冬続きで忘れていたけれど、これが本来の姿なんだ。
 当然湘南育ちの東海道新幹線は、大いに遅れてくれる。そこがまたゆっくり雪景色が眺められて私には大変都合がよい。丁度それは温泉地の露天風呂で雪景色を鑑賞しているようなものだ。暦の上では、そろそろ節分が近いので酷寒の時期も終わる頃かなと思われる。
 こんな酷寒の雪の時、このあたりの民家ではどんな暮らし方をしているのだろうか。炬燵にくるまりジッと耐えているのか。退屈だけど、なにもできない、そんなもどかしさがあるのかも知れない。
 さて週末だけど出勤しますか。仕事山積みだし、天気も良いのでE-M1MK2を持って気晴らしを兼ねて。帰りに大須で28cmのピザを食べたら、もう胃がもたれて苦しいのさ。ああっ、もう京都にはよかえろ。

新幹線 京都-米原
OLYMPUS OM-D  E-M1Mark2, M.ZUIKO DG 12-100mm pro
ISO2000,焦点距離50mm(100mm),露出補正-1/3,f4,1/8000
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PEN LIFE1405. 文化系終焉

2017年01月27日 | Shinkansen commuting
 終日学部生達の卒業制作に付き合わされた1日だった。こうなったらまとめて片づけちゃおうというわけだ。その分来週からは自分の仕事に没頭しなきゃ。
 だがおかげで少しエンジンが再起動したみたいな気分だ。もう一つ仕事が終わると2週間ぐらい休まないと次に取りかかれないぐらいバテてしまう。
 こういうとき気分転換が早いのがダイビングだが、それは寒いし、さらにドライブは遠のいている。今日大雪以来放置してあるプリウスをみたら、雪のお陰で汚れがとれているじゃないか。こりゃ好都合、といって安心しきって乗らずに仕事に没頭。
 WEBサイトをみていたら「安部政権打倒」という文字をみつけた。なんとも文化系的言葉だ。私にいわせれば、「打倒した後どうすんの?」、というオルタナティブがない。そういう提案のない世界は、もう40年前に脱しただろうと思ったら相変わらず文化系的泥縄から抜け出せていない。アメリカ大統領選挙をみると、もうオルタナティブの応酬だけど。
 私などは芸術系だから、もう創造力を発揮して提案するのが空気のように当たり前なのだ。そういう立場から見れば、評論とかいわれちゃうと、小説も書かない人が評論するのかい?、と笑ってしまう。だから最近評論家という言葉もあまり使われなくなった。
 そうじて今は文化系の終焉だと思われる。リケジョということばがあるように、女子学生も今は理工学系志向だから、文系へゆく女子学生は少なくなりつつある時代だろう。
 私などは、乱暴ないい方をすれば今のうちに文化系の美味しいところをむしりとって芸術工学へひっつけちゃえと思うこともある。そう文化系の敵なんですね、私は。それに文化系の看板をさげていても科研費がつかないですから。
 さて浦添グスクの想像復元もようやく諸々の建築の姿が復元しつつある。空間で提案する世界にいてよかったと感じている昨今である。

新幹線 京都-米原
OLYMPUS OM-D  E-M1Mark2, M.ZUIKO DG 12-100mm pro
ISO1000,焦点距離35mm(70mm),露出補正0,f4.5,1/8000
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PEN LIFE1404. 逆風

2017年01月26日 | Shinkansen commuting
 全く個人の思い違いの世界なのだけど、今日は逆風が吹いている感じがした1日だった。私の回りがすべて私の進む方向に逆らっていて、私一人が孤独にされてゆくような感じがしていたし、逆らった先に疫病神がいたりして。
 追い風というのは、自分の回りからゆけゆけという気配が感じられるのだが、逆風というのは、実に冷たく気がつくと一人にされている気配なのだ。もちろんそれは、私の思い込み違いなのだが。そういう孤独な日がまれにある。
そうなると車窓撮影もおぼつかない。人間の気分というのは、その程度なのだなと思われた。
 その程度の気分のフタをあけて、EM1mark2の試写にいそしむ。全く設定をしていないのでわからないが、時々ピントを合わせないことがある。何してんだろうという空白とともに75m/秒の速度で通り過ぎてゆくが、Mark2になってからピントを外した画像が意外に多い。多分設定の仕方であろうけど、マニュアルなんか読む気分にはなれない。
 もう一つあった。プロバイダーをOCNからSoftBankに変えたし機器も届いたが全く設定をしていない。つまり目下ダブル契約。それどころか面倒だから変えなきゃよかった、だからSoftBankを解約しようかと考えたりして。こういうときSoftBankの方が速いよとかサジェッションをくれるとそく取りかかるのだが。そういうことがないので多分逆風だと勝手に感じているのだろう。まあ四条のお店に機器を返せばよいか。
 勝手に走り勝手に孤独を感じている。困った日常だ。
・・・そう思っていたらブログのアップデートができなかった。やはり逆風なんだ。

新幹線 京都-米原
OLYMPUS OM-D  E-M1Mark2, M.ZUIKO DG 12-100mm pro
ISO640,焦点距離44mm(88mm),露出補正0,f4.5,1/8000
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PEN LIFE1403. EM1Mark2で・・・

2017年01月25日 | Shinkansen commuting
 さてEM1Mark2で少し撮影してみた。
 画面が抜けるようにクリアであり、画質は少しずつ向上しているようだ。1秒間に15枚連写は随分早すぎるようだ。これならば12-100mmレンズを付けっぱなしにしていつも持ち歩くのだろう。オリンパスとしてはいささか大きいバッテリーグリップ付きのボディだ。レンズポーチも大きく大型化の気配が濃厚である。限りなくEOS1Dsに近づくようで警戒信号だ。これ以上大きくなったら、私はEOSだぜ。そうなるとこれが最後の機種かもな。そこへゆくとルミックスの方がコンセプトが一貫していて好ましい。まだ諸設定をしていないので大変使いにくいのだが。あら日付を2016年にしていた。最初からチョンボである。
 さて京都の最低気温は-3度、最高でも5度はゆかない寒い日々が続く。今が一番寒い時だ。だから観光客も少なく大変静かな古都なのだ。出歩くには一番良い季節なのだが、その前に寒さで意欲喪失する。
 こちらは新幹線の車窓から雪景色を堪能しながら、名古屋に向かう。この時期がとてもきれいなのだ。だから大いに徐行しておくれといいたい。各駅停車に乗っている乗客は、みんなそんな気分なのだろう。誰一人遅れますからなんていう野暮な電話をするやからは一人もいない。だかに車内が大変静かなのだ。
 さて困ったことにadobeCS3のPhotoshopが期限切れのようだ。これまでは自動更新していたのに、突然のつれない仕打ちはなんなんだ。これで請求が来たら怒るけど。そう思ったて再度あけたら開いた。つまり契約更新が勝手になされたのか。まったくユーザーの意思確認もせず不明朗なシステムだ。ホントは古いバージョンだからお終いでも良かったのだが。
 ・・・ここまでは昨日書いておいた。書きためて良かった。というのも今日は疲れ果て元気もない。明日も朝から気鬱な仕事で出張だ。やれやれ・・・。

新幹線 京都-米原
OLYMPUS OM-D  E-M1Mark2, M.ZUIKO DG 12-100mm pro
ISO640,焦点距離44mm(88mm),露出補正0,f4.5,1/8000
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PEN LIFE1402. 135mm!

2017年01月24日 | Shinkansen commuting
 フィールド調査で外せないレンズの焦点距離がある。28mm、35mm、50mmは定番というべきで、実際LEITZのレンズは、この焦点距離で名鏡玉をそろえている。
 そして特に強調しておきたいのが建築を撮るから20mm前後の焦点距離は必須であり、さらに地域の景観を撮るならば135mmの焦点距離が必須。この135mmは、200mmで代用することはできても100mmでは全く画像が違うので代用できない。それ位に外せない焦点距離だ。例えば今日の画像は湖西地方の比良山系であり焦点距離が200mm相当、これが135mmでも大差ないが、100mmでは全く異なった視界となる。だから135mmは、大変微妙な画角なのである。当然あのLEITZにも135mmは存在している。
 オリンパスだと70mmに目盛りがあるので140mmとなり結構使えるわけだ。というか12-100mmのレンズ1本でほぼフィールド調査用焦点距離をカバーできる。よくぞこの焦点距離で高性能ズームレンズを開発してくれた。だからメーカーの気分が変わらないうちに早々にゲットした。長く使えるレンズだ。レンズは時間の経過とともに古くなるわけではない。
 そしてオリンパスボディには、建築系にはありがたいデジタルシフト機能が付いているので、余計なレンズを持ち歩かなくて済むようになったのも嬉しい限りだ。 
 キャノンでも同様のシステムが組める。フィルム時代の標準系28-135mmというズームレンズは高画質ではなかったが大変重宝し、これと高性能ズームレンズ広角系の16-35mmと組み合わせると結構使えたのである。初期の16-35mmは周辺の画像が甘いのだが今でも使用しており、なんと最近プログラムで周辺画像の甘さを補正してくれるようだ。最近では、広角~望遠系の28-300mmという高性能ズームレンズがロシアで活躍してくれた。キャノンでは、この広角系と広角~望遠系の2本のレンズで必要な領域がすべてカバーできる。
 つまりレンズは2本までという原則がシビアに働くのが、航空機手荷物の重量制限である。ロシアからウクライナに飛ぶときには7kgまでという制限があったぐらいだ。ならば預けりゃいいか。しらんよ壊れても盗まれても、被写体が目の前に表れても撮影できないことになる。だからいつも持ち歩くというのが原則でしょう。iPhoneが便利なのは、いつも持ち歩けること。いっそiPhoneだけでフィールド調査をしたりして・・・、それは案外現実的な選択かも知れない。
 今日も関ヶ原は雪が吹雪いていた。当然新幹線は20分遅れ。暖かい車中から雪景色をながめるのはなんとも素晴らしい。温泉地に来たようだ。だが名古屋は晴天ですこぶる寒かったこと。

新幹線 京都-米原
OLYMPUS OM-D  E-M1, M.ZUIKO DG 12-100mm pro
ISO800,焦点距離100mm(200mm),露出補正0,f4,1/8000
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PEN LIFE1400. 個人情報

2017年01月22日 | Shinkansen commuting
 このシリーズのプログアップ回数も1400回。今日あたり大学へOM-D E-M1Mark2のボディが届いているはずだ。オリンパスは一番頻繁に長く使い続けている機材だ。小さく軽量で高性能且つ多用途というのが、そうした理由なのだが。初期のPENからみれば、随分画質もよくなってきた。
 ふと思うのだけど、日本のプロダクトというのは、家電製品などがその典型例なのだが次第に多機能化して肥大化してくる傾向がある。オリンパスもその例に漏れず多機能化してきたが、ミラーレスに小さな撮影素子という基本構造が小さくなっているので、これに救われた感じだ。
 MacからiPhoneという流れをみてもそうなのだが、基本構造を小さくし従来からの機能を省いてゆくことで、次第に高性能で新しい境地を切り開いてきた。
 だからWin系ノートなどをみていると新しい無線LAN機能が外付けで、古いドライブは内蔵というデザインをみていると、あれって古くさいよなぁーと思う。映像関係を除けばもうすでにDVDなど使わない時代だ。私などはもう10年ぐらい前からDVDなど買ったこともない。すべてハードディスクだ。
 大体仕事毎にディスクを分けるストック方法が仕事の上で支障になる。いろんな情報を一度に使うのだからDVDだと何枚も出しては入れを繰り返し情報を逐次集める操作が必要だ。だからUSBメモリーやハードディスクに多くの情報をまとめて入れておくほうがはるかに便利だということを痛感している。それに外部サーバーと契約しておけば多量の情報を送ることもできる。
 そう書くと、セキュリティはどうなるんだいと指摘する小心な輩がいる。大体大学の先生が扱う情報では、セキュリティが必要なものは大変少ない。盗まれてもそれがどんな情報であるかは本人しかわからないし、それに研究成果は論文などで公開してしまうのでセキュリティの必要がない。例えば多変量解析のアウトプットなんか第三者に盗まれても価値なんか全くないですからね。
 それに学生の個人情報は事務が管理しているので、私には無縁だ。おかげて学生との人間的な意思疎通が最近無縁になった。ゼミ生としてやってくるまで実は学生の名前なんか全く覚えていないからだ。
 例えば授業の中で出席簿を付けている場面で
「あのう、遅刻したんですけど、建築専攻の甘木です」
「名前じゃわからんよ・・・学籍番号は?」
「646464です」
「了解!」
といった具合だ。数字の方が処理も簡単なのだ。こんなやりとりもあった。
「あの前回インフルエンザで欠席したときの診断書です」
「誰!?、そんなのいらんよ事務に出しておけば・・」
「・・・・・・×」
「そんな学生がいたか、あいつ誰だろうか???」
 以前であれば学生全員の名前を覚えて、それぞれ個人の特性を把握していたが、個人情報保護方法ができてからは個人を把握することはやめたわけだ。それにプライバシーの侵害だと騒がれても、こちらは迷惑なだけだから。従って学生の個人情報などは、私のMacには皆無だ。成績なんか紙媒体で事務に手渡しですから。
 そんなわけでゼミ生として私の研究室に学生達がやってくる3年生の後期まで、学生の名前は全然わからないというのが現実なのだ。そうしたコミュニケーションを欠いた状態が教育的によいとは思えないが、まあうるさい輩が社会には多いので、こちらとしては個人に関することは事務にまかせて、ようやく仕事は一つへったという気分だ。その分原稿の執筆に専念できるので、今はあまりうるさいことは私もいわないことにしている。

新幹線 京都-米原
OLYMPUS OM-D  E-M1, M.ZUIKO DG 12-100mm pro
ISO250,焦点距離18mm(36mm),露出補正0,f4,1/6400
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PEN LIFE1399. 煮え切らない症状

2017年01月21日 | Shinkansen commuting
 また寒波予報が来週早々に出ている。つまり雪。そのまえの土曜日。それにしてもこちらは風邪気味だ。一気に熱が出れば医者へゆくほかないのだが、そうでもないし食欲も普通だ。だが体は確実にだるく節々と喉が痛い。扁桃腺炎の前兆なのか。どうしたものか。
 煮え切らない症状だ。

新幹線 京都-米原
OLYMPUS OM-D  E-M1, M.ZUIKO DG 12-100mm pro
ISO800,焦点距離50mm(114mm),露出補正0,f4,1/2000
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PEN LIFE1398. 風邪をひく前兆かも

2017年01月20日 | Shinkansen commuting
 さてこれは月曜日の画像。新幹線の窓ガラスが汚れているのでphotoshopで修正。多分窓ガラスがないとこれぐらいに撮れるのだろうと想像している。ようやくOM-D E-M1Mark2が日曜日に大学へ届くという通知があった。
 目的はOMシステムとして完成させることもあるが、最近塗装がはげて地金が出て少し貫禄のついたE-M1がトロイのだ。オートフォーカスも何を血迷ったか合わせないときがあるし、多分被写体が感知できないのだと思うが、そうかと思えばストップしたままで、リスタートに頼らざるを得ないことがある。そこへゆくとキャノンやニコンはどんなときでも確実に動作するところが素晴らしい。といってあの重たいレンズは手元のEOSシステムだけでいいけど。そんなわけでOM-Dのボディを増やしておく必要があるわけだ。
 12-100mmレンズは実用的なのだけど、どうもバッテリーの消耗が早いように思われる。だからMark2ではバッテリー容量を増やしたんだろうと思われる。もちろんそれがE-M1と同時に使うユーザーにとっては使いにくいことこの上ないことはメーカーも知っているのだろう。やむなく拡張したと思われる。
 ふと思うのだがオートフォーカスも手ぶれ補正も使わなかったらどうだろうか。その方が速射力がありそうだし、当然バッテリーの持ちもよくなる。このへんで機械依存の撮影から、自分の目を信頼する撮影方法に切り替えてみてもよいかと思われる。ただしマイクロフォーサーズは、ピントが大変シビアなので訓練が必要だろうし、あとは被写界深度を利用するほかないだろう。
 さて体のところどころが少し痛いし、お腹もゴロっとした感じだ。熱こそ無いものの風邪ひく前兆かも知れない。ついにかかったか。いっそ風邪でダウンして発熱し体内の老廃物を排出したほうが後がスカッとする。こういうとき出張などにでかけると帰ってから一気にダウンするだろうけど、あいにく週末はなにもない。まあ養生するほかないだろう。
 これまで、だましだまししているうちになんかと冬を越す場合もあったし。さて今年はどうなるか。インフルエンザの季節である。予防注射は痛いからしていない。
 さて私の本が今日から全国の書店で発売されている。当然Amazonにも出ている。
三上訓顯「環境デザインのプロデュース・コンセプトクリエイション・イマジニアリング」井上書院、
定価2500+税。

新幹線 米原-岐阜羽島
OLYMPUS OM-D  E-M1, M.ZUIKO DG 12-100mm pro
ISO1000,焦点距離57mm(114mm),露出補正0,f4,1/4000
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