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ウホッ、いい生まれたての(何

2007-02-08 20:15:42 | Anime(アニメ・コミック)
◆アニメ「武装錬金」---第19話「君さえ守れれば」

第17話の視聴感想記事において危惧していた、構成面の大きなアレンジに因る影響も、まだ前話・第18話では鳴りを潜めていた分、これからも杞憂に終わってくれる事を---いや、むしろ前倒しとなった秋水や火渡、照星さんの出番や、アニメオリジナルシーンの存在に違和感の少ない構成に、逆に僅かな期待もしていたものの、結局は今話において、諸々の不安が現実になってしまった様子に;

今話で描かれた内容は、原作コミックス第8巻収録・第64話「EATER」の”パピヨン vs. 戦部”の戦闘シーンと、第65話「夜明けの墓場」での一部分のやり取り、そして第67・68話「影の抜け道」「とりあえず---…」における”剛太 vs. 根来”という、一応は原作のストーリーを踏襲しているものの、犬飼や円山がカズキ達を襲撃しなかった事から起因する、”斗貴子さんのマイクロ化”や、剛太のカズキに対する心境の変化などの要素を端折ってしまっている為、本来は繰り広げられるはずだった突飛な戦闘がカットされ、重みを持つはずのセリフでさえ、何処か意味が繋がらないものとなってしまったという有様。
以前にも第12話にて”特訓の仕上げ”シーンをカットしてしまった事から、第15話以降のカズキとブラボーの関係に、もうひと味足らない印象が拭い切れなかった様に、共に犬飼を退けた”共闘”が存在しなかった分、同じ”斗貴子さんを守る”という共通意識だけで”戦友”扱いになってしまうのは、やはり描写(過程)不足は否めませんね;

では、そんな犬飼達が何処に行ったかと言えば、前話にて配属された千歳率いる「ヴィクター討伐部隊」に円山・毒島、そして新たにスカウトされた秋水と共に、世界を駆けるヴィクターを専用機にて追い駆け、円山・犬飼を先手に、秋水を軸として襲撃したものの、傷ひとつ負わせるでもなく、毒島の「ガスマスクの武装錬金:エアリアル=オペレーター(シリアルナンバー:ⅩⅩⅩⅨ<39>)」によるかく乱と、千歳の「レーダーの武装錬金:ヘルメスドライブ(シリアルナンバー:ⅩCⅤ<95>)」による瞬間移動(※何度も往復していたのは、このヘルメスドライブで瞬間移動出来る重量限界が成人2人(最大100Kg)までだから)で辛くも脱出出来たという情けない結末に。
これがヴィクターの力量を測る偵察任務というならば、まだ理解出来るものの、あわよくばヴィクターを葬ろうとでも考えていたとすれば、わざわざカズキ=ヴィクターⅢを仮想敵に見立てて、ブラボーに再殺させた意味合いが無くなってしまう気がしないでも…と言うか、エネルギードレインが厄介だからこそ、それをシャットダウン出来る「シルバースキン」が有用なのは判っているのに、ブラボーを残して来ておいて”討伐”も何もあったものじゃないだろうと;
おまけに、犬飼の「軍用犬(ミリタリードッグ)の武装錬金:キラーレイビーズ(シリアルナンバー:ⅩCⅡ<92>)」と、円山の「風船爆弾(フローティングマイン)の武装錬金:バブルケイジ(シリアルナンバー:ⅩⅩⅩⅡ<32>)」は良い所を全く発揮出来なかった上に、「バブルケイジ」は「潰せば潰すほどに増えて行く」という、ただの檻としての性能にダウングレードされてしまっている酷い扱いに;
展開を判り易くする為に、面倒な設定は回避したかったのでしょうが、本来の「風船爆弾に触れた者の身長を15cm飛ばす」という性能だったならば、流石のヴィクターも戸惑った(だけ、になるでしょうけどw)可能性もあっただけに、このアレンジは至極残念。
もっともそもそもからして、この一連のシーンの存在意義自体が疑問に思えて来て、ある意味では秋水と毒島の出番を確保する事と、ヴィクターの「大戦斧(グレートアックス)の武装錬金:フェイタルアトラクション(シリアルナンバー:Ⅰ<1・黒い核鉄>)」の顔見せとしての意味合いしか無いと考えるのが妥当なのかも?

同じ顔見せと言えば、火渡戦士長の「焼夷弾(ナパーム)の武装錬金:ブレイズオブグローリー(シリアルナンバー:ⅩⅩ<20>)」も、その力の一端を見せたものの、実は瞬間最大火力5100℃にもなる性能にも関らず、吹き飛ばされたカズキ達があの程度の負傷で済んでいるのは、流石に無理があるかと思われ、それで倒したものと決め込み、早々に帰還してしまう火渡戦士長の行動も早計過ぎで、本当に今回の展開・構成には、無理矢理に詰め込んだ感が在り過ぎですって。
…これは本気で、クライマックスへの先行きが不安になってきたかも…;

それでも「剛太 vs. 根来」戦は、斗貴子さんの存在が空気だった事と、先述の描写不足を除いては、普通に見られるレベルでしたし、何よりも正に中の人の異名”生まれたての~”を髣髴とさせる、戦部の全裸姿を堂々と描き、高速自動修復に割り込みをかけるという決着シーンを再現した分だけ「パピヨン vs. 戦部」戦は十分に評価出来ますけどねwww

最後に、今回のエンドカードは---、
「次回は秋水クン 出番なし」(by 桜花)
…相変わらず、桜花、腹がくろ(殺


ところで話は変わりますが---「武装錬金ドットコム」にて、これから登場する”とあるキャラクター達”のキャストが発表されたのですけど、ヴィクターの妻子である2人のキャスティングに…、

◇アレキサンドリア:勝生真沙子
◇ヴィクトリア:釘宮理恵


何やらパワード一家の顔ぶれが狙っている件についてwww
力ちゃんと勝生さんは、長尺の吹き替えで共演する機会がかなり多い上、釘宮さんに至っては、小山剛志氏に続き、またしても「うたわれ」キャストからの参戦であり、今回は「おじ様」or「お父様」→「パパ」になるというw
これは、此処から先の本編に感じる不安を払拭する要素になり得る…かな?

加えて、先日発売されたOSTでも言及されていた「武装錬金EXPERT-CD1」「~CD2」という企画CDの情報も公開。
ミニドラマとキャラソンは兎も角、イメージソングと2nd ED、そしてOST未収録のBGMは絶対に押さえて置きたいので、これは購入確定ですね。

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