■アニメ「機神咆哮デモンベイン」---第10回「METALLIC WARCRY」
アンチクロスの一角、カリグラを昇華したのも束の間、その復讐に燃えるクラウディウスと、ウィンフィールドとの死合を望むティトゥスによる同時襲撃を受けながら、辛くも勝利を掴み取った九郎たち---そんな前話における、クラウディウスの繰る鬼械神ロードビヤーキー戦において、原作では本来「とある鬼械神」の介入による決着を見るはずが、アニメ版ではデモンベイン自身がレムリア・インパクトにて、あっさりと昇華してしまった為、その扱いがどうなるのか曖昧だった「とある鬼械神」=「ネームレス・ワン」が冒頭、既に「暴君」と共にクトゥルーの中枢ユニットと化していた事が判明。
「暴君」絡みのイベントを省略しているのは、尺の都合による皺寄せの影響が大きいとは言え、その種明かしを伏せたままに後のイベントに繋げられるという点では、副次的な産物の印象が強いながらも面白いアレンジかな、と。
ただ、その割には、前回の地下基地襲撃には参加していなかったティベリウスが、自らの鬼械神ベルゼビュートで仕掛けてくる展開がそのままだったのでは、前話の引きをアレンジしてまで、わざわざ戦闘を一段落させた意味が無い様な気も…この辺り「メタトロン」と「暴君」の辻褄を合わせる為に悪戦苦闘しているのが、ありありと感じられますわ;
そんなメタトロン不在の役を担い、ティベリウスに捕らわれた瑠璃を助け出したのは、本来ならば「怨霊呪弾」でショートしてしまう筈だったエルザw
都合の良い改編ですけど、あまり違和感も感じなかったのは、最早、受け手側がメタトロンのいない事を当たり前と認識する事に慣れてしまったからなのかな…;
そして、どんな絶望の中でも諦めず、その先にある何かの為に戦い続ける九郎に応え、遂にアル・アジフ復活…なのですが、閃光の中を走って帰って来る演出はどうかと;
原作の1枚絵やEDアニメでイメージが固まっていた分、此処は空中から舞い降りて来る動きを予想していただけに、名シーンにも関らず、思わず苦笑してしまいましたよw
シナリオ的にも、アルの精神世界において重要な部分である、この戦いに対する何者かの介入に纏わるシーンをカットしてしまった為、突然にアルが復活して来たり、いきなりナイアさんに「最後の断片」云々言われても、正直、原作未プレイの人間には訳が解らないかもしれないなぁ…本当、苦笑するばかりでしたよ。
そんなアル復活記念という訳ではありませんけど、鬼械神同士の戦闘や、全体的な作画レベルも、それなりに気合の入ったものになっていたかと思われ。
勿論、「シャイニング・トラペゾヘドロン」のあっさり感含め、相変わらずの重厚感の乏しさと演出不足や、やや静止カットが多用されていたのは否めませんが、それでもこれまでの惨状に比べれば、十分なクオリティだったのでは。
でも、事あるごとに瑠璃とエルザの胸を揺らせるだけの余裕があるなら、その分をもっと別の方向に使って欲しかったですね;
窮極呪法兵葬「シャイニング・トラペゾヘドロン」の発動により、不死であったティベリウスを消去し得た九郎とアル。
そんな戦いを余所に、夢幻心母=邪神クトゥルーの内部では、内密にその力の流れを我が物としたウェスパシアヌスが、同胞であるアウグストゥスを葬ろうとしたものの、思わぬ返り討ちに遭い、全ての主導権は、アンチクロスの最後の一人”地球皇帝”アウグストゥスが握る事に。
この辺の流れは原作とは異なっていて、クトゥルーに進入して来たデモンベインによる攻撃で、死んだかと思われていた(使い魔を犠牲にする事で、3回だけ自己の身を守る事が出来る)ウェスパシアヌスが、最終的にアウグストゥスを出し抜いて、クトゥルーの主導権を得る(とは言っても、ほんの束の間)ので、要はデモンベインと、ウェスパシアヌスの鬼械神サイクラノーシュの戦闘をカットする為に、イベントを前倒しアレンジしたのかも?
とすると、アウグストゥスの鬼械神レガシー・オブ・ゴールドとデモンベインの激突後に、ウェスパシアヌスが再び登場して来る可能性も…もっとも、次回は「暴君」の種明かしと、恐るべき宿敵の復活がメインになるのでしょうから、あっさりとスルーされるかもしれませんがw
さて、このアニメ「機神咆哮デモンベイン」も、残すところはアト2話。
今までの流れと残り話数からして、最終回で無事にエンディングまで描き切る事が出来るのか疑問ですが、よくも此処まで付き合って来ましたし、どんな結末に着陸させるかを、不安9割、期待1割で見届けようかと思いますw
アンチクロスの一角、カリグラを昇華したのも束の間、その復讐に燃えるクラウディウスと、ウィンフィールドとの死合を望むティトゥスによる同時襲撃を受けながら、辛くも勝利を掴み取った九郎たち---そんな前話における、クラウディウスの繰る鬼械神ロードビヤーキー戦において、原作では本来「とある鬼械神」の介入による決着を見るはずが、アニメ版ではデモンベイン自身がレムリア・インパクトにて、あっさりと昇華してしまった為、その扱いがどうなるのか曖昧だった「とある鬼械神」=「ネームレス・ワン」が冒頭、既に「暴君」と共にクトゥルーの中枢ユニットと化していた事が判明。
「暴君」絡みのイベントを省略しているのは、尺の都合による皺寄せの影響が大きいとは言え、その種明かしを伏せたままに後のイベントに繋げられるという点では、副次的な産物の印象が強いながらも面白いアレンジかな、と。
ただ、その割には、前回の地下基地襲撃には参加していなかったティベリウスが、自らの鬼械神ベルゼビュートで仕掛けてくる展開がそのままだったのでは、前話の引きをアレンジしてまで、わざわざ戦闘を一段落させた意味が無い様な気も…この辺り「メタトロン」と「暴君」の辻褄を合わせる為に悪戦苦闘しているのが、ありありと感じられますわ;
そんなメタトロン不在の役を担い、ティベリウスに捕らわれた瑠璃を助け出したのは、本来ならば「怨霊呪弾」でショートしてしまう筈だったエルザw
都合の良い改編ですけど、あまり違和感も感じなかったのは、最早、受け手側がメタトロンのいない事を当たり前と認識する事に慣れてしまったからなのかな…;
そして、どんな絶望の中でも諦めず、その先にある何かの為に戦い続ける九郎に応え、遂にアル・アジフ復活…なのですが、閃光の中を走って帰って来る演出はどうかと;
原作の1枚絵やEDアニメでイメージが固まっていた分、此処は空中から舞い降りて来る動きを予想していただけに、名シーンにも関らず、思わず苦笑してしまいましたよw
シナリオ的にも、アルの精神世界において重要な部分である、この戦いに対する何者かの介入に纏わるシーンをカットしてしまった為、突然にアルが復活して来たり、いきなりナイアさんに「最後の断片」云々言われても、正直、原作未プレイの人間には訳が解らないかもしれないなぁ…本当、苦笑するばかりでしたよ。
そんなアル復活記念という訳ではありませんけど、鬼械神同士の戦闘や、全体的な作画レベルも、それなりに気合の入ったものになっていたかと思われ。
勿論、「シャイニング・トラペゾヘドロン」のあっさり感含め、相変わらずの重厚感の乏しさと演出不足や、やや静止カットが多用されていたのは否めませんが、それでもこれまでの惨状に比べれば、十分なクオリティだったのでは。
でも、事あるごとに瑠璃とエルザの胸を揺らせるだけの余裕があるなら、その分をもっと別の方向に使って欲しかったですね;
窮極呪法兵葬「シャイニング・トラペゾヘドロン」の発動により、不死であったティベリウスを消去し得た九郎とアル。
そんな戦いを余所に、夢幻心母=邪神クトゥルーの内部では、内密にその力の流れを我が物としたウェスパシアヌスが、同胞であるアウグストゥスを葬ろうとしたものの、思わぬ返り討ちに遭い、全ての主導権は、アンチクロスの最後の一人”地球皇帝”アウグストゥスが握る事に。
この辺の流れは原作とは異なっていて、クトゥルーに進入して来たデモンベインによる攻撃で、死んだかと思われていた(使い魔を犠牲にする事で、3回だけ自己の身を守る事が出来る)ウェスパシアヌスが、最終的にアウグストゥスを出し抜いて、クトゥルーの主導権を得る(とは言っても、ほんの束の間)ので、要はデモンベインと、ウェスパシアヌスの鬼械神サイクラノーシュの戦闘をカットする為に、イベントを前倒しアレンジしたのかも?
とすると、アウグストゥスの鬼械神レガシー・オブ・ゴールドとデモンベインの激突後に、ウェスパシアヌスが再び登場して来る可能性も…もっとも、次回は「暴君」の種明かしと、恐るべき宿敵の復活がメインになるのでしょうから、あっさりとスルーされるかもしれませんがw
さて、このアニメ「機神咆哮デモンベイン」も、残すところはアト2話。
今までの流れと残り話数からして、最終回で無事にエンディングまで描き切る事が出来るのか疑問ですが、よくも此処まで付き合って来ましたし、どんな結末に着陸させるかを、不安9割、期待1割で見届けようかと思いますw
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます