ぱにぽにだっしゅ!①「寒に帷子 土用に布子」

○寒に帷子 土用に布子（かんにかたびら どようにぬのこ）：反対の事のたとえ。布子は綿入れの着物で、帷子は麻の単（ひとえ）だから、寒の帷子、土用（7月20日頃から立秋の前日まで、1年中で最も暑い時期、夏の土用）の布子では季節外れで役に立たない。（集英社「新修ことわざ辞典」より。一部追記）

ぱにぽにだっしゅ! 公式
先日から放送開始したアニメ「ぱにぽにだっしゅ!」。原作は「月刊Gファンタジー」（SQUARE ENIX刊）で連載中の「ぱにぽに」（氷川へきる）な訳ですが…個人的に結構好きな作品だけに、いつまで続くかは分かりませんが、今回から毎回の感想でも書き連ねてみようかと思います。
…まぁ、時間が無かったり、書くのに飽きたりしたら速攻で停滞しそうなネタですが（いきなり後ろ向き；

兎も角も、第1話「寒に帷子 土用に布子」の感想をば。（※ちなみにことわざの意味も毎回調べていくつもりです）
一通り観た感想は、良くも悪くも詰め込みすぎて、ごちゃついてるかな、という印象。第1話なので、定石とも言える「キャラの顔出し」「やけに説明じみたセリフ回しや表現」が多いのは仕方ないですが、原作の「間」を埋める為の演出がやや過剰気味で、これは好みが分かれるのではないかと。原作の雰囲気を知らずに、予備知識無しで、いきなりアニメから入った方には結構厳しいかなぁ…ネタの空回りと思われても不思議じゃないですし。実際、私が「ぱにぽに」の1巻を初めて読んだ時の感想がそんな感じでしたしね…というか、この作品に深いストーリー展開などを求めてはいけないですから、えぇｗ（とは言っても「小学校編」など、それなりに密度の高いストーリーもありますがｗ
ちなみに断って置きますが、「あずまんが大王」と同じ印象で観続けると…痛い目見ますよ☆（ぉ

さて、本編。最近は第1話からちゃんとOPが観られる作品が減ったなぁ…そんな中でも、かなりぶっ飛んだ導入、よもや「猿の惑星」とは； もうこの時点で、視聴者としては「このアニメにストーリーを(ry」と覚悟を決めるべきかとｗ
初っ端から宇宙人も登場してますしね；でも本来のサンプルはベホイミちゃんだったハズですが…。
加えて、原作では1話（同名サブタイ）～2話のネタを、アニメ1話分の尺に伸ばす為に、わざとベッキーを転任初日から大遅刻させたりと、かなり弄った感じ。しかも6号さんの出番、異常に多いしね～☆←個人的には結構嬉しいｗ
あの原作をアニメ化するとしたら、こうせざるを得ないのは想像に難くは無かった訳ですがｗ
にしても…一条さんって、毒団子を用意する程、黒かったっけか；
そしてモブキャラ（周りの名も無いキャラ）、怖ス；；

そんな原作との差異は左程気にならないとして…この教室内をセットみたいに見立てるアングルって、最近何処かで観た様な気が…で、調べてみて納得。監督が「月詠-MOON PHASE-」と同じ新房昭之氏だったとは…そりゃあ、「月詠」でもドリフセットをかましてくれた監督だけに、似てるのは当然かと。もうひとつ、ヒロインの中の人が同じ斉藤千和さんという共通点もある訳ですが、それはそれとして。
他に気になる点としては、各所で観られるベホイミちゃんのアイキャッチですが、アノ姿でいられのはアト何回なんだろう、と；現段階では戦友メディアさんも登場してませんし…と言うかEDにもいませんでしたし、本当に登場しなかったらかなりショックかも；；

まだ第1話ですし、これで全てを判断してしまうのは早計ですが、2話以降、続々と増えてくるキャラを上手く処理しながら、何処まで原作のテイストを視聴者に面白く伝えられるかが鍵ですね。個人的にはそれ程悪くない（むしろ良い）と思うので、優先的に視聴し続けるつもりです。

にしても、予告漫画に原作者自らが乗り出してくるとは…コレ、アトで纏めてコミックスにでも収録してくれないかなｗ