毎日新聞 10月25日(火)11時50分配信
九州場所での新十両が決まった大翔鵬=埼玉県草加市の追手風部屋で
2016年9月28日午前11時17分、村社拓信撮影
31日新番付発表の大相撲九州場所(11月13日初日・福岡国際センター)で、モンゴル出身32人目の関取として大翔鵬(22)=追手風部屋=の新十両が決まった。朝青龍や照ノ富士ら幕内上位で鳴らした先輩と同じように、日本の高校で技を磨いて乗り込んだ「高校出身組」。9月の秋場所の幕内で13勝した同部屋で入門同期の遠藤の後を追い、張り切っている。【村社拓信】
◇モンゴル出身32人目関取
秋場所で西幕下筆頭だった大翔鵬は11日目の6番相撲で立ち合いの変化が決まり勝ち越した。付け人を務めている横綱・鶴竜から「変化はしない方がいい」と助言されたのに、だ。それだけに恐る恐るあいさつに行くと「おめでとうと言われた。見ていなかったらしいけれど」と笑った。
母親が日本に留学したのをきっかけに9歳で来日。地元の千葉県柏市にあるクラブで相撲を始めた。当初は「見るのは好きだが取ると、きつい。好きではなかった」。だが中学2年の時「野球ではプロにはなれない」と目覚め、自宅近くで全国大会レベルの流山南高相撲部に入部。同学年で、ともに角界入りし先に十両昇進した阿炎(あび)=錣山部屋、現幕下=とともに鍛え合った。
高校卒業の2013年春場所初土俵。幕下10枚目格で入門した遠藤がスピード出世するのと対照的に、幕下で一進一退が続いた。右四つが得意だが、番付が上がるにつれ「まわしを取って、すぐに攻めないと相手の形になってしまう。十両力士との対戦になると相撲より所作が気になり、緊張する」。
転機は今年の夏巡業。直前の名古屋場所で阿炎を含め十両経験者を3連破するなどして幕下4枚目で勝ち越し。続く秋場所は2日目に十両・富士東に勝って「いつもと違うと感じた」と自信を深め、十両経験者から4勝するなどして5勝した。関取になるまで3年半かかり「長かった」と言う弟子に、師匠・追手風親方(元前頭・大翔山)は「まだ努力が足りない。毎日こつこつ稽古(けいこ)してほしい」と奮起を促す。
モンゴル出身関取は1995年春場所の旭鷲山の新十両から21年で32人。24人は幕内に上がった。幕内優勝は02年九州場所の朝青龍の初優勝から14年83場所で6人延べ74回と89%を占める。秋場所の関取は70人中13(幕内10、十両3)人を占め依然一大勢力。さらに朝青龍は明徳義塾高、優勝経験がある照ノ富士、優勝争いに絡む活躍をした逸ノ城、貴ノ岩は鳥取城北高出身だ。活躍する先輩を見て大翔鵬は「まずは勝ち越し」と意気込む。(毎日新聞 10月25日(火)11時50分配信より抜粋)との内容っす。
まあモンゴル勢の勢いは凄いっす。三重出身の勢どころの騒ぎじゃないっす。なんたって横綱3人に大関1人っす。モンゴル相撲が相撲の元祖かもしれないっすから強いのは当たり前とは思いたくないっす。ハングリー精神の違いかなと思うっす。日本産力士はモンゴルで1年間相撲研修やるともっと強くなるんじゃないかと思うっす。モンゴルは豚よりも牛よりも強い羊っす。(^^ゞ
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