みかんのかわ Blog Ver.

某仲卸の最先端花情報メールマガジンの連載企画がブログにバージョンアップ(?)。
スポーツネタを中心に花仕事を掲載!

色は立ち上がる。

2009-01-22 12:33:23 | Design news
昨年末のテレビドラマ「風のガーデン」に出てくる
カンパニュラの話。

とくに、「カンパニュラ・ラクチフローラ」の名前が
出て来たとき、懐かしさを感じました。

私が20代前半、切花仕入れ担当のときに仕入れ日のたびに
購入していた花で、大きなベル状のカンパニュラと違い

繊細さをもつ小さな花で、優しい色と愛らしさが魅力でした。

15年も過ぎ、現在の市場では繊細な野草のような減り
以前の大輪ブームもあり、色バリエがあり、茎がしっかりした
面を構成できる花が中心で、

大都市を中心とした花店は、円形(ラウンド)の花束、アレンジ
をメインとし、色の塊(マス)を様々な組み合わせで、面状の
色対比を作り、提案する形に変化したのが

生産者の育てる花の品種へ影響していることは紛れも無い事実
と言えるでしょう。

私は、このラウンドブームの中で近年ずっと思い続けていることは
「色は立ち上がる」ということです。

今までは、面積によるバランス(安定と不安定)に加え、
遊び(ポイントによるセンス)、適度の凹凸と、色による部質量の
変化が中心でしたが、これからはそのまま上部に立ち上がり

より2Dから立体的に3Dに変化し、空間を取り込み進化するのでは?
と思っています。

グルーピング(集合)によるマスや、色対比はそのままですが
茎を生かしたラインの影響で
よりしっかり、または表情のある線を求められ、意識され、
重要視されるようになるでしょう。

しかしより難しく、より楽しく変化するのではと感じます。

複数花器(ガラスを中心とした)による花茎を利用したマス提案は、
近年多色に変化しつつあり、花器の高さや大きさ、形で変化を
つける形からも変化し、同じ複数のガラスを使った距離感や
色の変化で表情をつけたりと、進化しています。

具体的にここでは、形を示せませんが、
場所を探して自分で答えを形にしたいと思っています。

花がより注目されるように、またフラワーデザインがデザインとして
一般的に認識されるためには、このままではいけない。

そう思っています(笑)。

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2 コメント

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やっぱり! (はなじ)
2009-01-22 17:19:43
そうです!襟だけでなく色も立ち上がるんです!
コメントしろと言う事なのでとりあえず!
Unknown (deblwinkel)
2009-01-23 13:53:17
はなじ先輩!

コメント嬉しいっス!
今年はそちらに行きますよ~!!!