私仕事で経理もやってるのですが
先日どうしても64セント合わなかったんです。
日本円だと50円程度。
50円の差額が発生した原因そのものは分かっていたんだけど、
資料A と資料Bの金額が普通は一致するのにしないというのは(日本では)ダメだから
たぶん自分の仕分けがいけなかったのだろうと
知恵を絞って色んなパターンで考えてみた。
でもね、どうしても分からない。
私がやった仕分けは合っているはずだし、1時間悩んでとうとう諦めざるをえず、顧問の会計士に相談したのね、50円どうしても合わなくて仕分けあってるでしょうか?ってね。
どうやら仕分けは合っていたらしい。
そして言われた。
「たったの64セントでしょ?別に合わなくたって大丈夫よそれくらい」(え!?)
ニュージーランドでは細かいお金の勘定をいちいち気にしない風潮がある。
そもそも買い物をする時からして、1円2円こだわっていると大変。
1キロ2.99ドルなんて表示はざらにあるのに
実際には5セント以下の(5円以下と同じ感覚)の通貨は流通していないから
現金で払おうと思ったら繰り上げか繰り下げを自動的にして請求される。
例えば。
1袋2.98ドルのサラダ菜を買いました。
現金で払おうとしたら請求されるのは3ドル。
でもカードで払うと2.98。
2個で3.96ドルのキャベツを買いました。
現金で払おうとしたら3.90ドルになった。
でもカードで払うと3.96のまま。
どっちが得かなんて考えてたら買い物できなくなるんで考えるのはやめた方がいいです(笑)
世の中みんなそんな感じだから数十円の勘定が合わなくたって世の中なりたつのがニュージーランド・・・・ということが最近分かってきた所。やれやれ。
実は合わないのはお金だけじゃないの。
例えば郵便物。
こちらはね、郵便受けに住所の番号しか表示されてません。
住んでいる人の名前を表示してないと、「宛先人不明」になるのは日本。
こちらは、誰が住んでいようが、郵便屋さんは手紙にかかれた住所の郵便受けに入れていくだけ。
私あてに郵便物を出してみてください。
宛先: へのへのもへじ様←なんでもオッケー。
住所: 123(番号)××××通り ハミルトン ニュージーランド
で届きますから。
そもそもこちらには「住民登録」なんてないので。
その家に誰が住んでいるか、というのはお上は一切関知せず。郵便局だって知るわけない。
では誤配達されたらどうなるのか?
それはその住所に住んでいる人の善意に任されます
・・・・・。
私は前の住人の郵便物が届いたら、マーカーで「ここにはもう住んでいません。差出人に返送してください」と書いてポストに入れます(すると戻してくれる)。
でも人によっては「面倒だから捨てちゃう」という人もいるのです。
これ、すごく嫌でしょう?
住所変更届け出したって、銀行もガス会社も電気会社も(適当な人たちが多いから)
郵便物が古い住所に届くことが多々ある国で
自分宛の郵便物が、見ず知らずの人の善意に委ねられるなんて!!
郵便局の転送サービスも有料であるけれど、それだって「前の住所に何度配達されたことか」と義妹が怒っていたのを知ってるし。
(一応法律では自分以外の宛名の郵便物は開封してはいけないことになっているけれど)
まあそんな国で今度総選挙があるんです。
とすると「投票葉書」はどうなるの?って疑問が出てきます。
一応義務だし、投票は。
選挙管理委員会だって、誰がどこに住んでるか公式記録はないわけだから。
実はこれだって当然のことのように、その住所に住んでる人まかせ(笑)
一応引っ越しをしたら自ら選挙管理委員会に届けるんですけどね。
ちなみに選挙資格の申し込み方法はこちら
選挙が近くなってこんな手紙がうちにも届きました。
夫宛と、私宛と一通ずつ。
捨てちゃったんだけど、実は封筒の方にね
「もしあなたがこの宛名の人でなければ、宛名に×印をしてポストに投函してください」
それでいいらしい。
合わないというか、「それでいいんかい!?」のもうひとつの例は
銀行の振り込み。
日本だって昔は違う銀行への振り込みは、その場で口座番号と口座名が合ってるか確認することは出来なかったけれど、
今ATMで手続きしたら一瞬で相手の口座名が確認できるでしょう?
ニュージーランドはそんなのありません。
振り込みはすべて番号のみ。
これ、実際のオンライン振り込みの画面なんだけど
一番上が一応「相手の名前を入力」する欄なんだけど
これ、無用の長物ですから。口座名一致のための入力ではなく
「あなたの取引明細に記載したい名前」なんで。
だから、へのへのもへじ、と入力したっていいの。自分さえ良ければ。
間違えてはいけないのが、
2番目の
12-3456-0123456-00
という番号。
銀行口座を聞かれたら、ニュージーランドではこの番号さえ教えれば入金ができる。
ちなみに下の2つの入力は
相手の明細書に記載したい内容と
なにか特記事項を自分の明細書に載せたい場合に入力すればいいので
こちらも口座名とは関係なし。
つまり。
もしも番号を一個でも間違えて入力しちゃったら
違う人の口座にお金が行ってしまう可能性もなきにしもあらず!!!!
幸いそんな恐ろしいことまだやってないけれど、
そんなんでいいんかい、ニュージーランド!?
一人ツッコミ入れたくなる自分は、やっぱり日本人。
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先日どうしても64セント合わなかったんです。
日本円だと50円程度。
50円の差額が発生した原因そのものは分かっていたんだけど、
資料A と資料Bの金額が普通は一致するのにしないというのは(日本では)ダメだから
たぶん自分の仕分けがいけなかったのだろうと
知恵を絞って色んなパターンで考えてみた。
でもね、どうしても分からない。
私がやった仕分けは合っているはずだし、1時間悩んでとうとう諦めざるをえず、顧問の会計士に相談したのね、50円どうしても合わなくて仕分けあってるでしょうか?ってね。
どうやら仕分けは合っていたらしい。
そして言われた。
「たったの64セントでしょ?別に合わなくたって大丈夫よそれくらい」(え!?)
ニュージーランドでは細かいお金の勘定をいちいち気にしない風潮がある。
そもそも買い物をする時からして、1円2円こだわっていると大変。
1キロ2.99ドルなんて表示はざらにあるのに
実際には5セント以下の(5円以下と同じ感覚)の通貨は流通していないから
現金で払おうと思ったら繰り上げか繰り下げを自動的にして請求される。
例えば。
1袋2.98ドルのサラダ菜を買いました。
現金で払おうとしたら請求されるのは3ドル。
でもカードで払うと2.98。
2個で3.96ドルのキャベツを買いました。
現金で払おうとしたら3.90ドルになった。
でもカードで払うと3.96のまま。
どっちが得かなんて考えてたら買い物できなくなるんで考えるのはやめた方がいいです(笑)
世の中みんなそんな感じだから数十円の勘定が合わなくたって世の中なりたつのがニュージーランド・・・・ということが最近分かってきた所。やれやれ。
実は合わないのはお金だけじゃないの。
例えば郵便物。
こちらはね、郵便受けに住所の番号しか表示されてません。
住んでいる人の名前を表示してないと、「宛先人不明」になるのは日本。
こちらは、誰が住んでいようが、郵便屋さんは手紙にかかれた住所の郵便受けに入れていくだけ。
私あてに郵便物を出してみてください。
宛先: へのへのもへじ様←なんでもオッケー。
住所: 123(番号)××××通り ハミルトン ニュージーランド
で届きますから。
そもそもこちらには「住民登録」なんてないので。
その家に誰が住んでいるか、というのはお上は一切関知せず。郵便局だって知るわけない。
では誤配達されたらどうなるのか?
それはその住所に住んでいる人の善意に任されます
・・・・・。
私は前の住人の郵便物が届いたら、マーカーで「ここにはもう住んでいません。差出人に返送してください」と書いてポストに入れます(すると戻してくれる)。
でも人によっては「面倒だから捨てちゃう」という人もいるのです。
これ、すごく嫌でしょう?
住所変更届け出したって、銀行もガス会社も電気会社も(適当な人たちが多いから)
郵便物が古い住所に届くことが多々ある国で
自分宛の郵便物が、見ず知らずの人の善意に委ねられるなんて!!
郵便局の転送サービスも有料であるけれど、それだって「前の住所に何度配達されたことか」と義妹が怒っていたのを知ってるし。
(一応法律では自分以外の宛名の郵便物は開封してはいけないことになっているけれど)
まあそんな国で今度総選挙があるんです。
とすると「投票葉書」はどうなるの?って疑問が出てきます。
一応義務だし、投票は。
選挙管理委員会だって、誰がどこに住んでるか公式記録はないわけだから。
実はこれだって当然のことのように、その住所に住んでる人まかせ(笑)
一応引っ越しをしたら自ら選挙管理委員会に届けるんですけどね。
ちなみに選挙資格の申し込み方法はこちら
選挙が近くなってこんな手紙がうちにも届きました。
夫宛と、私宛と一通ずつ。
捨てちゃったんだけど、実は封筒の方にね
「もしあなたがこの宛名の人でなければ、宛名に×印をしてポストに投函してください」
それでいいらしい。
合わないというか、「それでいいんかい!?」のもうひとつの例は
銀行の振り込み。
日本だって昔は違う銀行への振り込みは、その場で口座番号と口座名が合ってるか確認することは出来なかったけれど、
今ATMで手続きしたら一瞬で相手の口座名が確認できるでしょう?
ニュージーランドはそんなのありません。
振り込みはすべて番号のみ。
これ、実際のオンライン振り込みの画面なんだけど
一番上が一応「相手の名前を入力」する欄なんだけど
これ、無用の長物ですから。口座名一致のための入力ではなく
「あなたの取引明細に記載したい名前」なんで。
だから、へのへのもへじ、と入力したっていいの。自分さえ良ければ。
間違えてはいけないのが、
2番目の
12-3456-0123456-00
という番号。
銀行口座を聞かれたら、ニュージーランドではこの番号さえ教えれば入金ができる。
ちなみに下の2つの入力は
相手の明細書に記載したい内容と
なにか特記事項を自分の明細書に載せたい場合に入力すればいいので
こちらも口座名とは関係なし。
つまり。
もしも番号を一個でも間違えて入力しちゃったら
違う人の口座にお金が行ってしまう可能性もなきにしもあらず!!!!
幸いそんな恐ろしいことまだやってないけれど、
そんなんでいいんかい、ニュージーランド!?
一人ツッコミ入れたくなる自分は、やっぱり日本人。
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取引先の口座に窓口で入金したら、窓口のお兄さんが間違った口座に入金してましたよ。
合ってたのは口座番号の下4桁のみ、一応口座名がPCの画面に出てくるだろうに、確認しなかったのか鼻歌交じりでサクッと誤入金…。
後で発覚して取引先から電話が…(汗)。
オーストラリアも郵便物や銀行関係はNZと同じようなものでもう慣れたけど、でも本音を言えば慣れてはいけない事だと思います。
だって絶対おかしいし!!
実は私もタイムリーな話題が・・・
以前からよくダンナの両親に手紙&写真を送っているのですが、1ヶ月前に送った手紙がなかなか届かないのです。普通なら4~5日で着くのに。それで先週やっと私のとこに戻って来ました。私のミスです。番地を書き、Hooker と書いたのですが 『ave.,』を書き忘れました。
そして 住所不完全 と書かれてました。キビシイなぁ!
もっと融通がきくのかと思ってました。
いつも楽しくひつじ様のブログを拝見しています。
私も友人(日本人)がNZのHastingsに住んでおりますが、そこも郵便番号が無いことには驚きました。
ちょっと思い出したことがあります。
一度、日本の友人から、家の番号が書かれてなく、通りの名前だけ書かれた郵便物が届いたのですよ。そりゃあ、私もこの通りに住んで長いから(先日結婚20周年でした)、覚えられていたのかもしれませんけど。
ある時は、日本人学生さんが数軒離れた家に住んでいたらしく、その方宛ての小包が日本から届くと、家の番号が違うのに、何故か我が家に届いていました。ちゃんと家の番号を見て配達してよ~っと大笑いしたことがあります。
こういう所に住んでいると、何でも適当でOK、それこそNo worriesの世界に染まっちゃいますね。アブナイ、アブナイ。
>>そういうものもじき慣れますって。
ええ、本当に慣れるものなんですか?
毎回未だに「ああ、がっくり」って事件が多くて変な所で几帳面な性格を逆恨みしているところです。
もっと楽に生きられたらいいのに(笑)
オーストラリアは中身が「取られないだけ」まし、とはもの凄いですね。エジプトに私が住んでなくてよかった。
ぴぎーさま>
やっぱり間違った口座に入金事件ってあるんですね。その場合銀行のミスですからしっかり戻してくれたんでしょうね?
すごいなー。
こっちが気をつけてもそういうことがあるから怖い。
↑窓口のお姉さんが口座番号の桁間違えて入力しているのを、私が見てて注意したことはあるけれど(笑)
CJママさま>
変な所で厳しいNZ POST。だったら従業員にも厳しくしろよ、って私はいいたいです。←小切手3回無くされた
でもHookerとかかれた郵便物、郵便屋さんもしかしたら職業(タイトル)かと勘違いしたのか?
売春婦という意味もあります。
あきさま>
書込みありがとうございます。
NZも一応は郵便番号あるんですが
全く浸透してません。
それにちょっと前郵便番号変更が実施された後は、新旧の郵便番号が入り乱れ、全く機能を果たさなくなっています(笑)
今でもIRD(税務署)から届く書類、いくら訂正しても前の郵便番号のままだったりしますし。
誤配達、うちに来てくれるなら安心ですが、他人に配達されてしまうとはっきり言って取られないか心配ですよね。
小さい町ならまだ正直な方も多いでしょうが、昨今のハミルトンは油断がなりません。
会計士というのは厳しく時間管理されていて、10分~15分単位で仕事の進行状況がチェックされるのです。仕事により予算も厳しく設定されていて、クライアントにチャージする時給(というのか?)レートをもとに、各案件に割ける時間もはっきり割り出されます。
64セント程度の違いを追跡して予算オーバーしたら、それこそ困ったことになるのです。64セントしか違わないなら、その調査に1分だってかける余裕はありません。
ニュージーランドやオーストラリアがいいかげんな国だから追跡調査しなかったんじゃなく、その金額なら追跡調査をすることでかえって損するからしなかったのです。