ジェームス・カークランド対エロモセレ・アルバート(2008/05/17)

スーパーウェルター級10回戦

HBOが仕掛ける無敗の新鋭3人が揃い踏みする楽しみな興業「A Night Of Star Gazing」から。
トップバッターとして登場した強打のサウスポー、ジェームス・カークランド選手(James Kirkland)がナイジェリアのエロモセレ・アルバート選手(Eromosele Albert)に初回僅か66秒での速攻でTKO勝ちしています。

「怒れるサウスポー」カークランド選手の圧勝でした。
相手のアルバート選手は過去2度オリンピックに出場するなどの豊富なアマキャリアを持ち、プロでも昨年超ベテランのヨリボーイ・カンパス選手を破った星が光る実力者。ラフなカークランド選手の苦戦も予想した試合前でしたが、スタートからの速攻で一気に試合を終わらせてしまいました。
左ストレートから右フックのコンビで効かせてから、アルバート選手のガードの真ん中を破る左ストレートでダウンを奪い、立ち上がってきたナイジェリアンを攻め立てて腰砕けにさせた場面でレフェリーのジョー・コルテス氏が試合を止めています。

最初から強打で相手をねじ伏せにかかるカークランド選手のスタイルが見事にハマったこの日は良いところしか見えませんでした。
ディフェンス面でのルーズさや、時に荒すぎる攻め、スタミナ配分まったく無視、などなど突っ込みどころの多いこの新鋭ではありますが、抜群の攻撃力とファイティングスピリッツは非常に魅力的です。このままのスタイルで行ける所まで突っ走っていってもらいたいものです。

カークランド選手は21勝(18KO)。アルバート選手は21勝(10KO)2敗。

＋アルバート選手の右おでこのあたりが試合前からぽっこりとたんこぶのように腫れ上がっていたのですが、あれは何なんでしょう？
あれが試合に影響したのかなぁ、とも思いました？？


試合動画(youtube)
James Kirkland v.s Eromosele Albert


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