スーパーバンタム級10回戦
前統一スーパーバンタム級王者のギジェルモ・リゴンドウ選手(Guillermo Rigondeaux)がラスベガスのコット対カネロ戦のアンダーで無冠戦に出場。フィリピンからの元暫定スーパーフライ級王者ドリアン・フランシスコ選手(Drian Francisco)との10回戦に大差の判定で勝利しています。
昨年の大みそか以来の久々のリング登場だったリゴンドウ選手。11か月の間に王座をはく奪されたり色々ありましたが、この日見せたパフォーマンスは以前の姿のまま。じりじりとかけるプレスと相手が出てくればその分だけ下がるステップとで相手との距離を常に完璧にコントロール。カウンターで決める左ボディアッパーや右フック、リードとしてのロングの左フックやストレートを正確に決めながら相手のパンチを空転させ続けるいつも通りのリゴンドウ選手の姿が披露された10ラウンズでした。
公式のスコアは97-93が1人、100-90が2人の3-0リゴンドウ。シロート採点100-90リゴ。
ドリアン選手の右ストレートや左フックなど、ヒヤリとさせかけるパンチがリゴンドウ選手をかすめる場面も何度かあり、実際にリゴンドウ選手が慎重になる場面もあったりもしたのですが、シャープなカウンターブローと間合いのコントロールを前になかなか思い切った攻めを繰り出せずじまい。もう少し一か八かの攻め、徹底的なアタックの姿勢を見せてほしかった、というのはシロートの無責任な感想なんでしょう。
リゴンドウ選手は16勝(10KO)。フランシスコ選手は28勝(22KO)4敗1分。
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