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ビリー・ジョー・サンダース対クリス・ユーバンクJr(2014/11/29)

2014-11-30 09:33:39 | ボクシング

欧州・英連邦・英国ミドル級タイトルマッチ

2008年北京五輪英国代表で現在欧州・英連邦・英国王座を保持する25歳、ビリー・ジョー・サンダース選手(Billy Joe Saunders)に同じく25歳のクリス・ユーバンクJR選手(Chris Eubank Jr)が挑んだ英国の全勝ホープ対決は、熱戦の末にサンダース選手がスプリットの判定を制して3本のベルトを守った一戦でした。

サウスポースタイルからの右ジャブでの堅実なボクシングを見せるサンダース選手に対しユーバンク選手は親父譲りのダイナミックな左右で対抗。鋭くタイミングばっちりな左フックリードや豪快で鋭い右アッパー攻撃などセンスを感じさせる動きを見せてくれます。
しかしサウンダース選手が突く右ジャブが的確に入り続けていた試合前半戦。2回3回に何度も強く決まった左ストレートのボディブローなどでペースを掌握していきました。
しかし6回からプレッシャーを強めたユーバンク選手。ワイルドな左右アッパー、左フックでサンダース選手に迫ってペースを自らのもとへ引き寄せていきました。疲労もあってその攻撃がワイドオープンに、雑になってしまってサンダース選手の正確な右フックでの反撃を食う場面が目についた8回以降でしたが、度々ビッグショットを決めてサンダース選手を棒立ちにさせる場面を見せるなど試合後半はユーバンク選手の倒しにかかったチャージがペースをキープ。かなり疲労がきつく、また反撃を食いながらも、ノックアウトを狙い続けるユーバンク選手の強引なアタックをホールディングも駆使しながらなんとか凌ぐサンダース選手、という展開の中最終ラウンド終了のゴングを聞いた熱戦・接戦でした。

公式のスコアは115-113、115-114サンダースが2人、116-113ユーバンクが1人の2-1サンダース。シロート採点114-114。
序盤をやや無策に失い続けた点、終盤サンダース選手の右フック、右ジャブでの攻撃を貰う場面が増えてしまった局面、などで接戦を落としてしまったユーバンクJr選手。やたらとカッコつけな印象ばかりが強い親父さんのことはそんなに好きな選手ではなかったのですが、親父さんの姿を重ねながら試合を見続けるうちに途中からは完全にジュニア応援モードになってしまっていました。この日は敗れてしまいましたが光るものを随所に見せてくれましたし、この日のパフォーマンス自体も見事なものでした。今後も注目していきたいです。

サンダース選手は21勝(11KO)。ユーバンクJr選手は18勝(13KO)1敗。

Billy Joe Saunders beats bitter rival Chris Eubank Jnr in grudge match to retain titles and earn world title shot next year(Jeff Powell/Daily Mail):117-112サンダース
Saunders Grabs Split Nod, Defeats Chris Eubank Jr.(Terence Dooley/BoxingScene):116-112サンダース
Dan Rafael(ESPN):116-112サンダース
Billy Joe Saunders gets split decision over Chris Eubank Jr(Scott Christ/Bad Left Hook):115-113サンダース





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