WBOインタコンチネンタル・フェザー級タイトルマッチ
2004年アテネ五輪キューバ代表のルイス・フランコ選手(Luis Franco)が保持するWBOインタ王座の防衛戦に登場。メキシコからのレオニロ・ミランダ選手(Leonilo Miranda)との10回戦に臨み、熱戦の末にフランコ選手が10回スプリットの判定を制して王座防衛に成功した一戦でした。(体格比較)
スピードに乗ったスリックなボクシングを見せるフランコ選手。非常に小柄で、右と左の違いがありますが戦う後ろ姿がイバン・カルデロン選手に似てんなぁとか思いながら見ていた初回、フランコ選手がいきなりピンチに陥ります。
サウスポーのミランダ選手が密着戦から放った左フックを食って動きが止まったフランコ選手。なんとか踏みとどまって立て直しを図りますが、左ストレートを浴びて倒されてしまいます。(レフェリーの裁定はスリップ)
2回に入ってもダメージが残っている様子のフランコ選手だったのですが、足が徐々に戻ってくるに従ってペースを引き寄せていきます。4回などはサイドへ出るステップワークとシャープな連続左フック、右ストレートリードで完全に主導権を支配してみせます。
ただ5回以降は、ミランダ選手が望む中・近距離での打ち合いに足を止めて強気に応じていったフランコ選手で、ミランダ選手のパワフルな左右アッパー、フックを食ってピンチに陥りかける場面も再三再四見せていたキューバ人。
9回10回などは、結構良いのを食いながらも動きからは効いた感じは見せずにガンガン応戦していたフランコ選手が際どいスプリットの判定を制する勝利でした。
公式のスコアは97-93,96-94フランコ、96-94ミランダの2-1フランコ。シロート採点96-94フランコ。
打ち合いに応じるのはいいのですが、この日度々見せていたブロックを固めたまま足を止めて動かなくなるのは見ていて印象よくないですし危ないとも感じました。あと攻防両面でのパワー不足もこの日の試合を見る限り感じました。>フランコ選手。
素晴らしいショートの右ストレートや左フックを見せる一方、ナックルの返らない手打ちの軽打での連打も気になりました。
アテネ五輪では3回戦でビタリ・タイベルト選手に敗れているフランコ選手は9勝(5KO)。ミランダ選手は26勝(25KO)3敗。
レオニロ・ミランダ対オルランド・クルス(2009/01/16)
Shobox Report: Franco Squeaks Past Miranda In 10 Rd War(Cliff Rold/BoxingScene)
Luis Franco, Lateef Kayode Win Hard-Fought Decisions(German Villasenor/Doghouse Boxing)
写真
Photos: Franco vs Miranda, Kayode vs Iannuzzi(Boxing Scene)
More on Franco-Miranda(Photos by Tom Casino/SHOWTIME //Fightnews)
2004年アテネ五輪キューバ代表のルイス・フランコ選手(Luis Franco)が保持するWBOインタ王座の防衛戦に登場。メキシコからのレオニロ・ミランダ選手(Leonilo Miranda)との10回戦に臨み、熱戦の末にフランコ選手が10回スプリットの判定を制して王座防衛に成功した一戦でした。(体格比較)
スピードに乗ったスリックなボクシングを見せるフランコ選手。非常に小柄で、右と左の違いがありますが戦う後ろ姿がイバン・カルデロン選手に似てんなぁとか思いながら見ていた初回、フランコ選手がいきなりピンチに陥ります。
サウスポーのミランダ選手が密着戦から放った左フックを食って動きが止まったフランコ選手。なんとか踏みとどまって立て直しを図りますが、左ストレートを浴びて倒されてしまいます。(レフェリーの裁定はスリップ)
2回に入ってもダメージが残っている様子のフランコ選手だったのですが、足が徐々に戻ってくるに従ってペースを引き寄せていきます。4回などはサイドへ出るステップワークとシャープな連続左フック、右ストレートリードで完全に主導権を支配してみせます。
ただ5回以降は、ミランダ選手が望む中・近距離での打ち合いに足を止めて強気に応じていったフランコ選手で、ミランダ選手のパワフルな左右アッパー、フックを食ってピンチに陥りかける場面も再三再四見せていたキューバ人。
9回10回などは、結構良いのを食いながらも動きからは効いた感じは見せずにガンガン応戦していたフランコ選手が際どいスプリットの判定を制する勝利でした。
公式のスコアは97-93,96-94フランコ、96-94ミランダの2-1フランコ。シロート採点96-94フランコ。
打ち合いに応じるのはいいのですが、この日度々見せていたブロックを固めたまま足を止めて動かなくなるのは見ていて印象よくないですし危ないとも感じました。あと攻防両面でのパワー不足もこの日の試合を見る限り感じました。>フランコ選手。
素晴らしいショートの右ストレートや左フックを見せる一方、ナックルの返らない手打ちの軽打での連打も気になりました。
アテネ五輪では3回戦でビタリ・タイベルト選手に敗れているフランコ選手は9勝(5KO)。ミランダ選手は26勝(25KO)3敗。
レオニロ・ミランダ対オルランド・クルス(2009/01/16)
Shobox Report: Franco Squeaks Past Miranda In 10 Rd War(Cliff Rold/BoxingScene)
Luis Franco, Lateef Kayode Win Hard-Fought Decisions(German Villasenor/Doghouse Boxing)
写真
Photos: Franco vs Miranda, Kayode vs Iannuzzi(Boxing Scene)
More on Franco-Miranda(Photos by Tom Casino/SHOWTIME //Fightnews)
ただ、トレーナーがゴメスやグレン・ジョンソンについてたクリャエルで、
(手打ちを矯正させながら)インでもアウトでも手数を出してペース奪えるスタイルとして、試合の度に完成度は上がってます。
今回は危ない展開でしたが、もっと脆いと思っていたフランコの、予想以上のタフさとスタミナを見せてくれたので面白かったです。
ベルトを狙うなら、もうちょっと攻めのバリエーションが欲しいのと、攻防の抜き差しを徹底すべきかなあと。
サイズで劣るから、その辺りは徹底しないと。
アマ時代も、ガンボアと比べてどうも印象が薄いのはそういうところでした。
いつも楽しく見せてもらっています。
なので、できるだけ頻繁に更新お願いします。
この更新されていない二ヶ月の間に注目の試合がいくつも行われているので・・・。
地震の影響がありましたか?
無事を祈っています
ちなみに出張先は青森県でして、多少の不便はあったものの震災の影響はほぼ皆無です。(この辺りの事情はツイッターでちょぼちょぼと書いてはいました)
昨日出張が終わって帰宅したのでブログの方もぼちぼち再開していこうかな、とか丁度思っていたところでした。
出張中に見た試合もほんの少しではありますがありますし、明日はオルティスの大勝負があるみたいなので久々になんか書くつもりではあります。多分