イーグル・デーン・ジュンラパン対オーレドン・シスサマーチャイ(2007/11/29)

WBCミニマム級タイトルマッチ

日本の角海老宝石ジム所属のタイ人王者、イーグル京和改めイーグル・デーン・ジュランラパン選手(Eagle Den Janlaphan)が母国タイで初めての防衛戦に臨みましたが、同じくタイ人の指名挑戦者オーレドン・シスサマーチャイ選手(Oleydong Sithsamerchai)に12回0-3の判定で敗れ王座から陥落しています。(114-115,112-117,113-115)

地元タイで5度目の防衛戦に臨んだイーグル選手でしたが、無敗の挑戦者のアウトボクシングに手を焼き際どい判定を落としてしまいました。
サウスポーのオーレドン選手に対して右ストレートを中心にプレスを掛けていくイーグル選手の立ち上がりはなかなか良い感じだったのですが、2回以降やや力みが目立つイーグル選手がミスしたところに挑戦者が軽いパンチを決めていく展開で進んでいきました。
イーグル選手はよく手を出しながら激しくプレスを掛け続けていましたが、ちょっとパンチが当たらな杉に感じました。
とは言え、オーレドン選手に対してプレスは十分掛かっていて、その有効度はオーレドン選手の軽いパンチよりも上とわたくしは見たのですが、公式の採点結果は逆のものでした。（わたくしのシロート採点、イーグル選手116-112)

中盤戦ではっきりと優位なラウンドを作れなかったのが痛かったです。
イーグル選手にとってはちょっと気の毒な判定かとも思いますが、この結果はしょうがない内容だったと思います。
タイで敵地、って事から連想されるような酷い判定ではなかったです。

トップ選手に日本の選手が多いこのクラス。日本人王者への挑戦という形でのイーグル選手の巻き返しに期待したいです。

イーグル選手は18勝(6KO)2敗。オーレドン選手は25勝(9KO)。


Oledong stuns Den to take WBC strawweight title
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