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ハービー・ハイド対ミカイル・ナシロフ(2007/12/23)

2007-12-26 16:45:38 | ボクシング
WBCインターナショナル・クルーザー級王座決定戦

元世界ヘビー級王者のハービー・ハイド選手(Herbie Hide)と無敗のロシア人ミカイル・ナシロフ(Mikhail Nasyrov)との間で争われたクルーザー級戦は、ハイド選手が5度のダウンを奪っての6回TKOで圧勝しています。

15年前にヘビー級のインタタイトルを獲得しているハイド選手。クルーザー級での見事な内容での復活劇でした。
初回からスピード抜群の左右で無敗のホープ、ナシロフ選手を圧倒。正確でシャープなジャブ、右ストレートが非常に有効でした。
早くも2回にはハイド選手の右ストレートが痛烈にヒットし、ナシロフ選手がガクッと膝を折りあわやノックダウンというシーンがあったのですが、ここで試合は事実上決していました。
この右で効いた後、ハイド選手の右で4度ダウンを奪われたナシロフ選手。(海外サイトの多くでは3度のダウンと報じていますが4度ダウンしています。)
誰の目にもナシロフ選手の深いダメージは明白で、続行を許すレフェリーの判断が信じられませんでした。
3回以降休んだのかハイド選手の手数が減ったのもあり、徐々に回復を見せたナシロフ選手。必死に戦い続けるその闘志は賞賛されるべきものでしたが、3回以降のラウンドはナシロフ選手のダメージを考えると必要の無いものだったように思えます。
6回、今度もハイド選手の右を痛烈に貰い動きの止まったナシロフ選手。なんとか踏みとどまったものの、ハイド選手の追撃の右ストレート、左アッパーを浴びてダウンした場面でナシロフ選手のセコンドがリングに入って試合を終わらせています。この場面でも呑気にカウントし続けていたレフェリーは何を考えているのでしょうか?
カナダのマイク・グリフィン氏というレフェリーのようですが、WBCはこの試合を見て彼がレフェリーとしてふさわしいのかどうか、よく考えてもらいたいものです。

ちと、レフェリー氏に対する怒りで脱線してしまいましたが、ハイド選手のこの日のパフォーマンスは見事でした。
ヘビー級で戦っていた頃は、大きな相手に吹き飛ばされてしまいそうな小柄さばかりが目に付いていたハイド選手ですが、まさに適正クラスであろうクルーザー級では強いです。まだ(?)36歳のハイド選手がもう一花咲かせられる可能性は十分ありそうです。

ハイド選手は41勝(40KO)4敗。ナシロフ選手は19勝(13KO)1敗。

Hide KOs Nasyrov!
Herbie Hide KOs Nasyrov; Solis defeats Long
Hide Cruises to victory in Germany
Hide Stops Nasyrov: Calls Out Haye, Huck
Herbie Hide is back - New WBC International Cruiserweight Champion

試合動画(Youtube)
【2007.12.23】Herbie Hide vs Mikhail Nasyrov Part1

【2007.12.23】Herbie Hide vs Mikhail Nasyrov Part2
【2007.12.23】Herbie Hide vs Mikhail Nasyrov Part3


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