ミドル級10回戦
25歳のSW級ホープ、バネス・マルティロシャン選手(Vanes Martirosyan)が41歳のトロイ・ラウリー選手(Troy Lowry)に3回TKO勝ちして保持するWBCシルバー王座の防衛に成功しています。
試合がスタートしてすぐに明白になった両者の実力差。マルティロシャン選手の放つ右ストレートや左フックがラウリー選手に強く次々にヒットしていきます。初回にボディブローの連続攻撃でノックダウンを奪ったマルティロシャン選手は、以降もワンツーからの右ストレートや強烈なボディブロー、アッパーなどでペースを圧倒。3回にマルティロシャン選手の連続ワンツーを浴びて膝をつき(裁定はスリップ)、最後はワンツーからフォローされた左アッパーでダメージを負ったところに追撃された連続ワンツーで力尽きたように倒れた場面でのストップでした。
3回に明白なノックダウンをスリップダウンだとコールした主審のローレンス・コールさん。ストップも完全に遅過ぎで、見ていて怒りすら覚えるレフェリングでした。
マルティロシャン選手は32勝(20KO)。ラウリー選手は28勝(17KO)12敗。
Vanes, Lucky Boy, Lopez, Saucedo Win in San Antonio(Ryan Burton/BoxingScene)
Bully Beat-Up: On Vanes Martirosyan and Boxing's Ugliest Mismatches(Scott Christ/Bad Left Hook)
Martirosyan could fight Kirkland-Molina winner or Bundradge next(Dan Ambrose/BoxingNews24)
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そろそろ勝負をかけようという時に安定感のない試合運びをするために、フレディローチも中々ＧＯサインを出せないのでしょう。
ですがボクシングファンとしてはそろそろ勝負して欲しい。
いきなりタイトル戦とは言いませんが、カークランド、アングロ、モリナ、シントロンあたりと試合をしてアピールして欲しいです。
それにしても３Ｒはどう見てもダウン。実力差も明らかでしたし、本来あそこで止めるべきです。
マルティロシャンの今後については、
3月24日に予定されているカークランド対モリナの勝者とWBCの指名挑戦権を争う、
てな話があるようです。
また、これとは別にIBFのバンドレッジに挑戦てな話もある模様。
いずれにせよマルティロシャンにとって勝負の時がもう間もなくだというのは確実なのではないでしょうか。