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バネス・マルティロシャン対マイケル・メディナ(2008/09/19)

2008-09-21 03:11:26 | ボクシング
スーパーウェルター級10回戦

20戦無敗の22歳同士が激突した10回戦、元オリンピアンのバネス・マルティロシャン選手(Vanes Martirosyan)とメキシコのマイケル・メディナ選手(Michael Medina)との一戦は、マルティロシャン選手が10回3-0(100-90,98-92.97-93)の判定で勝利しています。(体格比較)

整ったフォームからの力強い攻撃で存在感を増してきているアルメニア生まれの米国人ホープのマルティロシャン選手。しかしこの日は同年齢のメキシカンの鋭い攻撃での反撃を受ける場面が再三見られ、ポイント差からは見えない苦戦でした。
一発一発にしっかりと力を込めるマルティロシャン選手の攻撃。決して力んでいる風では無く、スムーズに連続で繰り出されるコンビネーションブローでの攻めは非常に質の高いものに思えますが意識がやや攻撃に偏りすぎなのか、この日はメディナ選手の良いパンチを不用意に貰うシーンが目に付きます。
ただ試合のペース自体は、メディナ選手のクリーンなショットが度々入るものの常に先手を取り、また強気な攻めを繰り出すマルティロシャン選手が支配していました。
メディナ選手の右を再三貰ってピンチになりかけた6回でも、カウンターを狙う相手に対しさらにカウンターを狙うタイミングでどんどんパンチを繰り出していて、大人しそうな外見に似合わぬ気の強さが窺えましたが、この日はその強気の攻めが裏目に出る場面が何度か見られた、てな感じでしょうか。
試合終盤は疲れが出たところにメディナ選手の強い右を浴びて動きを鈍らせる場面もあったマルティロシャン選手にとっては決して楽な展開ではありませんでした。

マルティロシャン選手は21勝(13KO)。メディナ選手は18勝(14KO)1敗2分。彼もまた22歳。敗れはしましたが、なかなかの好選手でした。

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