WBAクルーザー級タイトルマッチ
WBA王者のギジェルモ・ジョーンズ選手(Guillermo Jones)が久しぶりのリング登場。ヘビー級から落としてきたマイク・マローン選手(Michael Marrone)の挑戦を受けた一戦は米国フロリダ州で行われ、ジョーンズ選手が6回TKOで勝利して2度目の防衛に成功した一戦でした。
プロ24戦目で初めてクルーザー級の試合がタイトルマッチとなったマローン選手。左ジャブや左右フックのボディを放って相手に抱きつき押しこむ、というだけのマローン選手のボクシングとジョーンズ選手の実力の差は初回終盤にはあらわになります。
相手の前進を迎撃する左フックや左アッパー、伸びのある左ジャブ、右ストレートで易々とペースを掌握したジョーンズ選手。左アッパーのボディブローでマローン選手の動きを止め、スナップの効いた左ジャブ、右ストレート、左フックでマローン選手を追い詰めていきます。
初回終盤から2回にかけて、何度も強い攻撃を決めてストップは時間の問題と思わせたものの、ジョーンズ選手が少々バテたのとマローン選手の粘りとでややもたつきをみせた王者でしたが、5回終了間際に挑戦者をコーナーに詰めて決めた右フック、右ストレートでダウンを奪い、続く6回にも右ストレートでダウンを追加し、カウント中にマローン選手コーナーがギブアップの意思を表明した末のフィニッシュでした。
ジョーンズ選手は38勝(30KO)3敗2分。マローン選手は20勝(15KO)4敗。
Guillermo Jones Stops Marrone in Six, Retains WBA Title(Phillip Michael/BoxingScene)
写真
Jones punishes Marrone(Phil Doherty at ringside Photos: Rey Sanchez/Fightnews)
フィラット・アルスラン対ギレルモ・ジョーンズ(2008/09/27)
ジョーンズを見てると、伸び悩んでる背の高い選手は一気にクラスを挙げたほうが成功するんじゃないかと思ってしまう。
ウィリアムスも思い切ってLHあたりで試合してみるのもいいかも。
まあ、ジョーンズも単に階級を上げたから強くなったわけでもないと思うけど。