IBOクルーザー級タイトルマッチ
IBO戦クルーザー級王者ダニー・グリーン選手(Danny Green)に元4階級制覇のビッグネーム、ロイ・ジョーンズJr選手(Roy Jones Jr)が挑んだ一戦は、グリーン選手の地元オーストラリア・シドニーで行われましたが、初回122秒でストップされる番狂わせとなっています。(体格比較)
衝撃的なKOによるビッグアップセットでした。
プレスを掛けてくるグリーン選手に対して退がり、回り込みながらジョーンズ選手が正確なジャブをヒットさせていく試合立ち上がりは、元4階級制覇王者がスピードとテクニックでは大きく優るという戦前の見方通りの内容。
しかしグリーン選手がジョーンズ選手をコーナーに詰めた場面で打ち抜いた右一発で試合は大きく動きます。
この一発を頭部の側面(?)に食ったジョーンズ選手の効きっぷりは驚くほど酷いものでした。坂田選手がデンカオ選手に喰らった耳の下への一撃を思い出させたこの一撃で事実上試合は終わっていました。
なんとか立ち上がったもののグリーン選手のラッシュを前にほとんど反撃を返すことの出来ないジョーンズ選手をレフェリーが救って試合は終わっています。
ジョーンズ選手が固めていたガードの間を破るアッパーで再度効いていたようにも見えた至極妥当なストップでした。
両者の前哨戦の戦いを見て、グリーン選手が勝つには一発当てるしかない、これまでも脆いところは何度も見せていたジョーンズ選手相手に一発決めれば・・・
とは感じてましたが、まさかそれが現実になるとは予想できませんでした。
ジョーンズ選手はこのオーストラリアのビッグイベントに勝利し、来年3月にバナード・ホプキンス選手との約17年ぶりのリマッチを、との計画を描いていたのですが、このショッキングな敗戦でその話は消滅、引退が有力視されています。
ボクシングの怖さをまたしても見せつけられた試合でした。
グリーン選手は28勝(25KO)3敗。ジョーンズ選手は54勝(40KO)6敗。
ボクシング ロイ・ジョーンズJr vs ダニー・グリーン
Danny Green Crushes Roy Jones in One; Hopkins II Off(Mark Vester/Boxingscene)
Roy Jones Offers No Excuses, Green Blasts The Critics(Mark Vester/Boxingscene)
Bye Bye, Roy(Ron Borges/The Sweet Science)
ロイ・ジョーンズJr対ジェフ・レイシー(2009/08/15)
ロイ・ジョーンズJr対オマール・シェイカ(2009/03/21)
ジョー・カルザギ対ロイ・ジョーンズJr(2008/11/08)
ロイ・ジョーンズJr対フェリックス・トリニダード(2008/01/19)
ダニー・グリーン対フリオ・セサール・ドミンゲス(2009/08/15)
IBO戦クルーザー級王者ダニー・グリーン選手(Danny Green)に元4階級制覇のビッグネーム、ロイ・ジョーンズJr選手(Roy Jones Jr)が挑んだ一戦は、グリーン選手の地元オーストラリア・シドニーで行われましたが、初回122秒でストップされる番狂わせとなっています。(体格比較)
衝撃的なKOによるビッグアップセットでした。
プレスを掛けてくるグリーン選手に対して退がり、回り込みながらジョーンズ選手が正確なジャブをヒットさせていく試合立ち上がりは、元4階級制覇王者がスピードとテクニックでは大きく優るという戦前の見方通りの内容。
しかしグリーン選手がジョーンズ選手をコーナーに詰めた場面で打ち抜いた右一発で試合は大きく動きます。
この一発を頭部の側面(?)に食ったジョーンズ選手の効きっぷりは驚くほど酷いものでした。坂田選手がデンカオ選手に喰らった耳の下への一撃を思い出させたこの一撃で事実上試合は終わっていました。
なんとか立ち上がったもののグリーン選手のラッシュを前にほとんど反撃を返すことの出来ないジョーンズ選手をレフェリーが救って試合は終わっています。
ジョーンズ選手が固めていたガードの間を破るアッパーで再度効いていたようにも見えた至極妥当なストップでした。
両者の前哨戦の戦いを見て、グリーン選手が勝つには一発当てるしかない、これまでも脆いところは何度も見せていたジョーンズ選手相手に一発決めれば・・・
とは感じてましたが、まさかそれが現実になるとは予想できませんでした。
ジョーンズ選手はこのオーストラリアのビッグイベントに勝利し、来年3月にバナード・ホプキンス選手との約17年ぶりのリマッチを、との計画を描いていたのですが、このショッキングな敗戦でその話は消滅、引退が有力視されています。
ボクシングの怖さをまたしても見せつけられた試合でした。
グリーン選手は28勝(25KO)3敗。ジョーンズ選手は54勝(40KO)6敗。
ボクシング ロイ・ジョーンズJr vs ダニー・グリーン
Danny Green Crushes Roy Jones in One; Hopkins II Off(Mark Vester/Boxingscene)
Roy Jones Offers No Excuses, Green Blasts The Critics(Mark Vester/Boxingscene)
Bye Bye, Roy(Ron Borges/The Sweet Science)
ロイ・ジョーンズJr対ジェフ・レイシー(2009/08/15)
ロイ・ジョーンズJr対オマール・シェイカ(2009/03/21)
ジョー・カルザギ対ロイ・ジョーンズJr(2008/11/08)
ロイ・ジョーンズJr対フェリックス・トリニダード(2008/01/19)
ダニー・グリーン対フリオ・セサール・ドミンゲス(2009/08/15)
タフネスの低下（もともと打たれ弱かったとは思いますが）と瞬間的な判断力の低下が顕著だったと思います。
大好きな選手ですが、ターバー第２戦のＫＯ負けで壊されたと思ってます。
それに比べてホプおじさんの充実度ときた日にゃ…大金が稼げるロイ戦がなくなった今、ホプは誰と闘うのでしょうか。
大金を稼げる選手が居なくなってしまったので、引退でしょうか。
スーパーシックスの誰かとやってくれないかな。
アブラハム戦があればおもしろそうです。ま、ホプおじさんが鉄壁ディフェンスとは何たるかをレッスンして判定勝ちしそうですが。
同日別会場で行われたホプの試合はまだ見ていません。(入手済み＆結果知ってる)
ホプはパブリク戦では素晴らしすぎる内容で勝利しましたが、なんと言ってももういいオッサンですからねぇ(笑)
いきなり力が落ちてしまう、って可能性も大いにあると思ってます。その意味でも今回のホプの試合は注目しています。
(多分明日には見る予定でいます)
全盛期のロイなら難なくコーナーから脱出していたのに。
年齢以外にも無理な増減をしたことも衰えの原因でしょう。
今まで有り余る身体能力とセンスだけで勝ってきた選手ですからね。
足が動かなくなると引き出しのロイにはキツイですよ。
その点、技のデパートのホプは長生きの秘訣を心得てますな。
ホプキンスは試合後、階級をヘビー級にあげ、世界ボクシング協会（ＷＢＡ）ヘビー王者のデービッド・ヘイ（英国）に挑戦することを示唆した。
嘘っぽいですな。ロイ戦が消滅したので、耳目を集めるための彼流のリップサービスでしょうか。
もし、やったら、８５ｋ位に上げたホプがのらりくらりと単発カウンター狙いで判定負けに持ち込みそうではあります。
グレンコフ・ジョンソンにＫＯ負けした感じに似てると思ったのは自分だけでしょうか？
ホプキンスと戦っても勝てる姿が想像できない・・・スピード重視のボクサーですから、この先もキツいでしょうね。
辞める辞めないは本人と周りの判断ですが・・・。
ロイは足を使うボクサーではなかったような記憶があります。ジャブを見る限り(と言うかジャブしか打ってない)ハンドスピードもさほど変わらない気もします。
でも何かが違うんでしょうね。全盛期にもロープに詰まることはありましたが、それでも打たれる気配はなかったです。
ひょっとしたら打たれる自分のイメージができあがってしまってるかもしれませんね。
ジャブの相打ちでも後退していた様に見えましたし・・・（試合が短すぎて何とも言えない部分はありますが）
もしジョーンズ選手が敗北するならこんな展開だろうとは予測していましたが、それが現実になるのですからボクシングは面白いです。
40歳ですからね。衰えるのは当然のことだと思います。
＞まっからむさん
今回の試合は対ホプ2に向けての意味も非常に大きいものですからホプの話題は不可欠なんですが、ホプの試合内容や結果、今後とかについてはホプの試合の記事をアップした場合そちらにお願いします。
＞かつべさん、hadashaさん
負ける試合、それも今回のようなあっという間の秒殺劇では良い所の出ようがありませんからね。
初回KOで敗れたからこの世の終わり、みたいに捉えるのは大きな間違いだとも思います。
ただロイの場合は引退した方が良い、と個人的には感じます。
＞けんたしちーさん
予測できない事が起こる。それこそがボクシングの面白さでもあり、怖さでしょう。
そこまでの番狂わせじゃないと思います。