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ヘスス・ソト・カラス対亀海喜寛(2016/09/10)

2016-09-12 21:13:52 | ボクシング

スーパーウェルター級10回戦

ウェルター級のベテランランカー、メキシコのヘスス・ソト・カラス選手(Jesus Soto Karass)と日本の亀海喜寛選手(Yoshihiro Kamegai)とによるドローに終わった4月以来のダイレクトリマッチは米国カリフォルニア州で行われ、亀海選手が会心の内容での8回終了TKOで勝利した一戦でした。(体格比較)

長い腕を巧みに操るコンビネーションを次々に出してくるソト・カラス選手。スピード感には欠けるものの離れていても接近していてもスムーズに繋がれるソト・カラス選手のパンチの手数が目を引いた試合開始直後。しかし亀海選手は相手のパンチをうまく殺しながら力強いショットで的確に対抗。初回から相手を効かせた左フックボディや相手の打ち終わりを打ち抜く右ストレート・アッパーや左フックなどの強い攻撃で確実にペースを引き寄せていきました。
初回から効かされてしまい苦しい展開を強いられる中、手数を繰り出し続けて粘るソト・カラス選手なのですが、ラウンドを重ねるごとにスピードとパンチの威力を失っていってしまいます。8回に亀海選手のボディブロー→顔面へのアッパーのコンビでついにノックダウンを喫しながらも意地でなんとかラウンド終了のゴングまで生き延びますがダメージは明白。ラウンド終了後すぐにレフェリーがコーナーに確認を取っての終了TKOでした。


PowerPunches

8回までの公式のスコアは79-72、78-73が2人の大差3-0亀海。シロート採点79-72亀海。やや納得のいかない結果に終わった前戦の決着をはっきりと明白につけた亀海選手の快勝劇。一発一発の正確性・強さ。さらに地味にもらっていないディフェンスの巧みさなど、こんな強さをもった選手がここにいるんだぞ!と示すには充分の内容でのこの勝利は日本のファンにとってはとても快いものでした。本場での今後のさらなる活躍に期待したいです。 


亀海選手は27勝(24KO)3敗2分。ソト・カラス選手は28勝(18KO)11敗4分。


Yoshihiro Kamegai vs. Jesus Soto-Karass: WCB Highlights (HBO Boxing)  


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2 コメント

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Unknown (桐島条助)
2016-09-13 01:02:24
亀海は、メイウェザーほど華麗にかわすタイプではないですが、よーく見るとまともにくらってない。
そういえば彼は元々こういう技巧派でしたね。
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Unknown (管理人)
2016-09-16 17:45:13
>桐島条助さん
ディフェンスのみならず攻撃でもシャープで強い攻撃をビシバシ決めていて会心の内容だったと思いました。
米国での戦いにおいて、確実な前進をとげた試合でした。
今後の展開が非常に楽しみです。
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