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ジャコベ・フラゴメニ対クリストフ・ウロダロチェク(2009/05/16)

2009-05-17 19:56:25 | ボクシング
WBCクルーザー級タイトルマッチ

イタリアで行われたクルーザー級戦は、初防衛戦に臨んだ地元の王者ジャコベ・フラゴメニ選手(Giacobbe Fragomeni)が、ポーランドからの元王者クリストフ・ウロダロチェク選手(Krzysztof Wlodarczyk)の挑戦を受けた一戦は、フラゴメニ選手が8回にダウンを喫するなど苦戦を強いられたものの、12回ドローの判定で辛くも王座を守った一戦でした。

身長でリードする挑戦者のウロダロチェク選手が左ジャブ、左フックのリードから繋ぐコンビネーションでの攻撃を先に仕掛け、それを掻い潜った王者が接近しての左右フック攻撃で対抗、という展開ではじまった試合でしたが、挑戦者の先手先手の攻めがリードしていたように見えた立ち上がり。
3回あたりから両者の距離が縮まり出しフラゴメニ選手の武器である接近戦での力強い左右のコンビが徐々に見られるようになっていきましたが、ウロダロチェク選手も細かい反撃でしぶとく抵抗。
挑戦者は疲れからか中盤以降さすがに手数が落ちますが、要所で細かい連打を集め、身体を密着させて押し込んだりしながら上手く王者をコントロールしていて、ペースを完全には譲り渡しません。
8回にはフラゴメニ選手をロープに詰めた場面で左フック2発でノックダウンを奪い、その後の追撃でダウンを追加(この場面ではダウン後に加撃があったためノーカウント)するなど、互角の攻防ながらも挑戦者が僅かにリードしていた流れに見えた試合だったのですが、公式の採点結果は1人が116-112でウロダロチェク選手、114-113フラゴメニ選手、114-114ドロー、という三者三様のドローでした。
シロート採点は116-112ウロダロチェク。

接戦だったのは確かなので、この採点に何らかの作為が込められていたとは思いません。思いませんが、地元の王者にとっては幸運なドロー防衛でした。
挑戦者はこの日を含む3度の世界戦がいずれも接戦で(スプリット勝ち、マジョリティ敗北、ドロー)ついてないですが、勝ちきるだけのものを持っていないためとも言えそうです。

フラゴメニ選手は26勝(10KO)1敗1分。ウロダロチェク選手は41勝(31KO)2敗1分。

Fragomeni-Wlodarczyk draw!(Fightnews)
Fragomeni and Wlodarczyk Battle To a Draw in Rome(Mark Vester,Boxing Scene)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゴードン)
2009-05-17 21:59:23
管理人さんはDavidTuaが現在なにしているかご存知でしょうか?
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Unknown (管理人)
2009-05-17 23:18:23
>ゴードンさん
http://www.times.co.nz/cms/news/2009/04/tuacameron_moves_indoors.php
先月末のニュースですが、これを見るとニュージーランド人のシェーン・キャメロン(31歳、23勝20KO1敗)という選手との試合が予定されていたものの延期になった、と書いてあります。
再セットされた日時は10月3日だそうで、boxrecにも載っていますね。

ツア選手の2年近く前の最後の2試合は見ましたが、(http://blog.goo.ne.jp/daisukebe_2006/e/96c7e8af0748ea5ad690e98bba24a3d4)相変わらずの豪腕ぶりで試合をこなし続けていけばまた浮上してきそうだなぁ・・とか思ってたんですが、ずいぶん長い事試合から遠ざかってますからねえ。
何故リングから遠ざかっているのか、とかはちょっとわかりません。
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