ウンベルト・ソト対アントニオ・デービス(2009/03/28)

WBCスーパーフェザー級タイトルマッチ

メキシカン3人が登場するティファナのPPV興業から。まず最初に登場した地元出身の世界王者ウンベルト・ソト選手(Humberto Soto)は、米国からの挑戦者アントニオ・デービス選手(Antonio Davis)に4回TKOで圧勝してタイトル防衛に成功しています。(体格比較)

非常に安定した下半身の運び、バランスの良さがいつ見ても目を引くソト選手ですが、この日も持ち味の安定した下半身が生む力強い連続攻撃でデービス選手を全く問題にしない快勝でした。
地元でのファイトと言う事もあってか初回から倒す気満々に見えたソト選手の攻めは、やや強引にも見えましたが、力強い左フックや右ストレートで立ち上がりからペースを支配。初回終了間際にはかするような左フックでダウンを奪います。
2回に入るとデービス選手が強引に前に出て来てソト選手をロープ、コーナーに詰める戦いで延命を図りますが、押し込まれた状態の密着戦、接近戦での場面でもソト選手の正確なカウンターがヒットし続けます。左右のアッパーや左フックが特に有効でした。
そして4回に強烈な右クロスでダウンを奪い、同じパンチですぐにダウンを追加。最後は粘るデービス選手に左フックを決めて足元を大きく揺さぶらせた場面でのストップでした。

ソト選手は47勝(30KO)7敗2分。デービス選手は26勝(14KO)5敗。



Chavez Jr. defeats Cuello!(Felipe Leon,Fightnews)
Soto Blasts Davis, Retains WBC Belt in Tijuana(Mark Vester,Boxing Scene)
写真
Chavez Jr. struggles for win!(Felipe Leon,Chris Cozzone,Fightnews)

ウンベルト・ソト対フランシスコ・ロレンソ(2008/12/20)
ウンベルト・ソト対ガマリエル・ディアス(2008/10/11)
ウンベルト・ソト対フランシスコ・ロレンゾ(2008/06/28)
ホアン・グスマン対ウンベルト・ソト(2007/11/17)
ウンベルト・ソト対ボビー・パッキャオ(2007/06/09)
ウンベルト・ソト対ウンベルト・トレド(2007/02/22)

ホアン・グスマン対アントニオ・デービス(2006/12/18)