WBAバンタム級タイトルマッチ
パナマの王者アンセルモ・モレノ選手(Anselmo Moreno)がベネズエラの元フライ級王者ロレンゾ・パーラ選手(Lorenzo Parra)の挑戦を受けた一戦は王者の地元パナマで行われ、モレノ選手が8回終了TKOで勝利してタイトル防衛に成功した一戦でした。
サウスポーのモレノ選手がじりじり前にでながら右ジャブで探りを入れる立ち上がり。プレッシャーをかけながら右フックや左ストレートを徐々に織りまぜていく王者のスタートでした。
パーラ選手はほとんど様子見、といった感じでまともに応戦する場面を見せない序盤2ラウンズ。3回からはボディへの右フックや相手の右ジャブに合わせる左フックを見せはじめてようやく試合が動き出しますが、パーラ選手がアクションを見せたこのラウンドもモレノ選手が踏み込んで伸ばす左ストレートのボディブローなどの攻撃がリード。
以降、右ストレートリードや左ジャブ・フックを時折巧く当てる場面があるにはあるものの、フットワーク・ステップワークを使いながらのディフェンスに重きを置いている感じの挑戦者をモレノ選手が焦れながら追う展開が続いていきます。
なかなか思うようにパンチを強く当てられないモレノ選手がフラストレーションの色を露骨に示しながらラフに出てパーラ選手の正確な攻撃が入る、なんて場面もあったのですがパワーの差は絶望的にも思えたもので、全く効果はありませんでした。
最後は8回終了後にパーラ選手が手の負傷を理由にギブアップして試合は終わっています。
8度目の防衛に成功したモレノ選手は31勝(11KO)1敗1分。パーラ選手は31勝(18KO)3敗1分。
Golovkin, Moreno retain belts(Gabriel F. Cordero/Fightnews)
Chemito Moreno Dominates Parra, Makes Him Quit(Jhonny Gonzalez/Boxing Scene)
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