![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/ee/2a2f9fc43163286d39018386d7ce47a8.jpg)
アメリカではイタリア料理が人気で、フランス料理をあまり見かけることはないのですが、この料理に限っては御用達書でよく特集記事に載っているフレンチ・ビストロ料理です。
アメリカでの英会話教室のポットラックパーティでも、アメリカ人のJ先生が作ってきた料理であちらでは結構人気のあるメニューなのかもしれませんね。
一度作ってみようと思っていたので、朝の1時間のレシピ翻訳タイムを使ってレシピを解読し、早速作ってみることにしました。
御用達書によれば"クック・オゥ・ヴァン"と言うと、"時間のかかる鶏の赤ワイン煮"というイメージらしく、いかに時間と手間を省くかということが課題。通常レシピでは2.5時間以上かかるものを90分で作り上げる方法を研究してありました。
ポイントとしては、鶏骨付き肉を使わないことと、2つの鍋を同時併用して、片方でワインを煮詰め、もう一方で肉と野菜の下焼きをすることで時間短縮を図るようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/57/70/4faebad3d3a8bf8abdc980a077084a30_s.jpg)
まずは野菜の準備から。
今回の御用達書が要求する野菜は小たまねぎとキノコだけなのですが、小玉ねぎは冷凍モノ。アメリカでは皮むきの下処理済みの小たまねぎが冷凍して売られているのでそれを利用するようになっているのですが、今回は生のペコロスを利用しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1d/8b/6778ae689a61b391e1957590813b33c8_s.jpg)
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ペコロスは小さいので多量に使う場合は皮をむくのが一苦労。御用達書では生を使う場合のやり方も書いてあったので、こちらでやってみることに。小玉ねぎは皮付きのまま、根元と茎元を切り落として、沸騰した湯に1分入れて、軽く湯通しして冷水に入れます。
すると、皮がつるんとむけて下準備完成。
いつも皮を向くのに苦労していたので、この方法は使えそう。最初に茹でて皮をむいておき、冷凍しておいてもいいかも。
注意点としては、生か冷凍のペコロスは利用可能ですが、瓶詰めのもの、つまり水煮や酢漬けのものは利用不可とのこと。煮ている間に煮崩れてしまうためのようです。
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御用達書のレシピではきのこはマッシュルームを使っていますが、手元にないため小さめのしいたけで代用。4つに切っておきます。
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次に鍋にワイン、水、鶏がらスープの基、パセリ、タイムを加えて15分ほど煮立たせて、水分量が半分になるまで煮詰めます。
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ワイン水を煮詰めている間に別鍋でベーコンを加え、カリカリになるまで炒めて取り出しておきます。
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鶏もも肉は1枚を3つに切り、軽く塩コショウで味付けします。今回はもも肉が大きかったので3つに切りましたが、通常なら2つ切りになると思います。
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ベーコンを炒めた鍋に鶏肉を入れ、軽く焼き色が付くまで両面を焼き、取り出します。
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ベーコンと鶏の脂が残った鍋に下準備した小たまねぎとマッシュルームを加えて、軽く焼き色が付くまでいためます。
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にんにくとトマトペースト、小麦粉を加えて全体に混ざるように炒めます。
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煮詰めたワイン水を加えて、炒めた鍋の底をこそげて焦げをこそげ落とします。野菜と小麦粉の焦げはうまみの元でもあるので、丁寧にこそげて取っておくと、後片付けも楽で一石二鳥です。
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こしょうと塩を加えて、焼いた鶏肉とベーコンを戻し、煮立たせます。煮立ったら弱火にして蓋をして鶏肉が柔らかくなるまで20分ほど煮込みます。
思ったより煮汁が少なく、鶏肉を加えてるとほとんど煮汁に浸らない。蒸し煮的なブレゼな火の通し方になるようで驚きです。
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時々鍋の様子を見ながら、水分が少なすぎると焦げるので少し水を足しつつ煮汁を鶏肉にかけつつ、煮込みました。
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仕上げは鶏肉を皿に盛り付け、煮汁を煮立たせて煮詰めます。ほどよいトロみが付いたらワインとバターを少量加え、塩で味を調え、鶏肉にソースとしてかければ完成。
本来は付け合せにエッグヌードル(ヌイユ)やマッシュポテトを添えるのですが、今回は時間がなく、パスタ献立にしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/37/2e/ad7e4d23fc6ca3a28e44add5ef1fbd47_s.jpg)
見た目は濃厚な赤黒いソースのクック・オゥ・バンで写真どおりにできました。
味の方は思ったより濃厚ではなく、甘さを入れないので意外にキレのある大人味。鶏肉は非常に柔らかくて美味でした。
ワインで20分ほどしか煮込んでないのですが、この柔らかさはかなりよくできていると思います。自分的に作るとこの手のソースはすぐに甘くしてしまいがちなのですが、セイボリーベースもソースもなかなかいいですね。
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ワインの種類を変えればまた違った風味になると思います。
今回はワインも御用達書のご指南のとおり、安物ですが中辛のミディアムボディ系を使いました。重いカルベネ種やライトなボージョレーは不向きとのことですが、私的には甘めのヘビーワインで作るとおいしいかも。
今回はかなりレシピどおりに作ってみたので、ベーコンや鶏スープを使いましたが、なくてもそれほど影響ないようなので、もっと気軽に作れそうです。確かに1時間ほどでこの味と肉の食感が出せれば上出来だと思います。
こうなるとお店のものと一度食べ比べてみたいですね。
フランス行くことあるかなあ。それまで味を覚えていればいいのですが。。。
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この日の献立は、クック・オゥ・ヴァン、ルッコラときのこのパスタ、トマトとキャベツのコールスローサラダでした。
このをクック・オゥ・ヴァン作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
(下記のレシピは今回の試作を元にさらに単純化しています。)
クック・オゥ・ヴァン。 by PCWP
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アメリカでの英会話教室のポットラックパーティでも、アメリカ人のJ先生が作ってきた料理であちらでは結構人気のあるメニューなのかもしれませんね。
一度作ってみようと思っていたので、朝の1時間のレシピ翻訳タイムを使ってレシピを解読し、早速作ってみることにしました。
御用達書によれば"クック・オゥ・ヴァン"と言うと、"時間のかかる鶏の赤ワイン煮"というイメージらしく、いかに時間と手間を省くかということが課題。通常レシピでは2.5時間以上かかるものを90分で作り上げる方法を研究してありました。
ポイントとしては、鶏骨付き肉を使わないことと、2つの鍋を同時併用して、片方でワインを煮詰め、もう一方で肉と野菜の下焼きをすることで時間短縮を図るようです。
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まずは野菜の準備から。
今回の御用達書が要求する野菜は小たまねぎとキノコだけなのですが、小玉ねぎは冷凍モノ。アメリカでは皮むきの下処理済みの小たまねぎが冷凍して売られているのでそれを利用するようになっているのですが、今回は生のペコロスを利用しました。
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ペコロスは小さいので多量に使う場合は皮をむくのが一苦労。御用達書では生を使う場合のやり方も書いてあったので、こちらでやってみることに。小玉ねぎは皮付きのまま、根元と茎元を切り落として、沸騰した湯に1分入れて、軽く湯通しして冷水に入れます。
すると、皮がつるんとむけて下準備完成。
いつも皮を向くのに苦労していたので、この方法は使えそう。最初に茹でて皮をむいておき、冷凍しておいてもいいかも。
注意点としては、生か冷凍のペコロスは利用可能ですが、瓶詰めのもの、つまり水煮や酢漬けのものは利用不可とのこと。煮ている間に煮崩れてしまうためのようです。
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御用達書のレシピではきのこはマッシュルームを使っていますが、手元にないため小さめのしいたけで代用。4つに切っておきます。
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次に鍋にワイン、水、鶏がらスープの基、パセリ、タイムを加えて15分ほど煮立たせて、水分量が半分になるまで煮詰めます。
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ワイン水を煮詰めている間に別鍋でベーコンを加え、カリカリになるまで炒めて取り出しておきます。
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鶏もも肉は1枚を3つに切り、軽く塩コショウで味付けします。今回はもも肉が大きかったので3つに切りましたが、通常なら2つ切りになると思います。
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ベーコンを炒めた鍋に鶏肉を入れ、軽く焼き色が付くまで両面を焼き、取り出します。
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ベーコンと鶏の脂が残った鍋に下準備した小たまねぎとマッシュルームを加えて、軽く焼き色が付くまでいためます。
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にんにくとトマトペースト、小麦粉を加えて全体に混ざるように炒めます。
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煮詰めたワイン水を加えて、炒めた鍋の底をこそげて焦げをこそげ落とします。野菜と小麦粉の焦げはうまみの元でもあるので、丁寧にこそげて取っておくと、後片付けも楽で一石二鳥です。
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こしょうと塩を加えて、焼いた鶏肉とベーコンを戻し、煮立たせます。煮立ったら弱火にして蓋をして鶏肉が柔らかくなるまで20分ほど煮込みます。
思ったより煮汁が少なく、鶏肉を加えてるとほとんど煮汁に浸らない。蒸し煮的なブレゼな火の通し方になるようで驚きです。
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時々鍋の様子を見ながら、水分が少なすぎると焦げるので少し水を足しつつ煮汁を鶏肉にかけつつ、煮込みました。
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仕上げは鶏肉を皿に盛り付け、煮汁を煮立たせて煮詰めます。ほどよいトロみが付いたらワインとバターを少量加え、塩で味を調え、鶏肉にソースとしてかければ完成。
本来は付け合せにエッグヌードル(ヌイユ)やマッシュポテトを添えるのですが、今回は時間がなく、パスタ献立にしました。
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見た目は濃厚な赤黒いソースのクック・オゥ・バンで写真どおりにできました。
味の方は思ったより濃厚ではなく、甘さを入れないので意外にキレのある大人味。鶏肉は非常に柔らかくて美味でした。
ワインで20分ほどしか煮込んでないのですが、この柔らかさはかなりよくできていると思います。自分的に作るとこの手のソースはすぐに甘くしてしまいがちなのですが、セイボリーベースもソースもなかなかいいですね。
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ワインの種類を変えればまた違った風味になると思います。
今回はワインも御用達書のご指南のとおり、安物ですが中辛のミディアムボディ系を使いました。重いカルベネ種やライトなボージョレーは不向きとのことですが、私的には甘めのヘビーワインで作るとおいしいかも。
今回はかなりレシピどおりに作ってみたので、ベーコンや鶏スープを使いましたが、なくてもそれほど影響ないようなので、もっと気軽に作れそうです。確かに1時間ほどでこの味と肉の食感が出せれば上出来だと思います。
こうなるとお店のものと一度食べ比べてみたいですね。
フランス行くことあるかなあ。それまで味を覚えていればいいのですが。。。
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この日の献立は、クック・オゥ・ヴァン、ルッコラときのこのパスタ、トマトとキャベツのコールスローサラダでした。
このをクック・オゥ・ヴァン作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
(下記のレシピは今回の試作を元にさらに単純化しています。)
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