Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

ポットラックパーティ。

2007-01-28 00:42:42 | 料理
昨日のポットラックパーティの続きから。。。。

パーティ用の持込料理を持っていつも通りに朝少し早めに教室に着くと、C先生夫妻が教室の前で待っていました。
C先生は前セメスターで1週間だけ代理講師として教えてもらったことがあり、今でもメールをやり取りしている先生です。
この日はミドルクラスの講師を務めるらしい。C先生は心理学の博士で教師経歴が長く、これぞアメリカの教師と言う感じの女性です。さらに特別なのが、C先生のダンナさん。彼は、この英会話教室を主宰している"OIS(Office of International Student)"のトップ。つまり大学では重役レベルになるHigh positionの人です。英会話教室の先生達の大ボスです。

C先生とそのダンナさんにも挨拶して少し話しながらH先生が来るのを待って、鍵をもらってドアを開けました。なかなか重役さんだとさすがに気軽に話しかけにくい。待っているときに、C先生から菓子箱を渡されて「これはどんなものなのか」と聞かれました。よく見ると「とらや」の包み紙。先生の日本人の友人からもらったらしく、パーティのときにみんなで食べたいらしい。裏をみると「羊羹」と表示されていたのですが、かなり重い。羊羹であることと、何本か入っているかもしれないことと、切り方を少し話しておきました。

授業は10時30分までで、休憩はなしでパーティ準備。やはり中国系の人たちは当日料理が多く、キッチンはごったがえしていました。
テーブルセッティングの準備しながら、他の人たちの料理を見せてもらい、誰がどの料理を作ったかできるだけ記憶。パーティで味見をするときの参考になりますし、あとで料理について会話をするときに料理と作り手が一致していないとややこしい。

とりあえずどんな料理でも褒めるのが重要ですので。自分の料理も袋から出してテーブルに置きました。この時、テーブルの位置取りが重要で、こういうパーティの場合、できるだけ最初に取り始める入り口付近に置くことが重要です。最後のデザート付近などに置くと、皿がいっぱいで取りたくても取れなかったりして料理の人気がさがってしまいます。今回もポジショニングは成功。入り口の一番初めに置くことができました。

料理を置くと、すぐにC先生の羊羹を切ってほしいとの依頼があり、日本のお菓子なので、日本人に切って欲しいとのこと。他にも日本人がいるのですが、なぜか重鎮のC先生からじきじきのご指名のため羊羹切り開始。包みを開けてみると真っ赤な大きな羊羹が登場。かなり過重包装で高級仕様。かなりお高い羊羹であることが見た目でわかりました。周りの人も私が羊羹を切っている間、入れ替わり立ち替わり羊羹について尋ねられ、興味深々。私が作ってきたかのようになっていましたが。。。クラスの新人の台湾人のRさんが盛り付けを手伝ってくれて切った羊羹を並べ始めたのですが、そこでやっと気がつきました。羊羹には山が描かれていて、多分朝焼けの富士山。めでたい仕様でなぜこんなに太くなっていたかわかりました。

最初は太いので半分に割ってから薄切りにしようと思っていたのですが、やめてよかったです。切っている時は逆さになっていたため気づかず、Rさんも適当に並べていたので、絵のことを説明して並べて直してもらい、切れ端を周りにいた人たちと試食。なかなか高級羊羹を食べることは少ないのですが、過度に甘くなく上品な味。これはお高いぞと再確認。久しぶりに高級和菓子を口にできてよかったです。

羊羹を切っていたので、パーティは始まるまでのテーブルに並んだ料理の見た目品評会には参加できなかったですが、今回もかなり私の寿司が目立っていたようで、羊羹を切るためキッチンに引きこもっていたにもかかわらず、あちこちから声を掛けてもらえました。

パーティが始まる直前に一通りさらっと見ましたがやはり自分のが一番派手でした。アジア系のランチ料理はしょうゆを使っている影響で色が黒っぽい。アメリカ系も肉なので焼くと色は茶色系。なかなか鮮やかな色を使うのが難しく、寿司はその点ではダントツの色合いです。タッパーや鍋ごと出すのがポットラックの特徴でもあるのですが、私のは黒の折り紙箱でもあり、それだけでもかなり目立ちました。

デザートのケーキやパイはフルーツデコレーションでかなり綺麗なものでしたが、購入品。私の皿とも離れていましたので有利でした。この日はチーズケーキファクトリーのチーズケーキが出品されていて、食べることができとてもラッキーでした。一度食べてみたかったのですが、いつも行列のお店であり、また少々お高めなので手が出ませんでしたので。。。

羊羹を切り終わって並べるとパーティ開始。皆さん早速料理を取り始めましたが、私の方はここから社交タイム突入。色々な人から持ってきた派手寿司について色々と聞かれてしまい、料理教室のL先生にも料理を見せて今度の講習会のメニューとして考えていることを実物を交えて説明。L先生も実際にみてかなり驚いていたようで、態度豹変でした。
結局、料理を取ったのはほとんど最後。料理を一通りちょこっとずつ取って席に座ることができ、やっと一息つけました。料理の位置取りも重要ですが、食べるときのテーブル席の位置取りも重要。どんな人と会話したいかをよく考えて席を確保することが重要です。私の場合日本人グループの席にはとりあえず座らないようにして、いつもH先生やクラスメイトのそばに座っています。今回は最後に座ったのですが、運よくH先生とスペイン人のクラスメイトのJさんの間に席をゲット。3人でがちゃがちゃ話ながら食べていました。途中、C先生がじきじきに私の席まで尋ねてこられて料理についてかなり詳しく質問。とても私の料理に興味をもってもらえたようで、クッキングクラスの講習会にも参加したいとのこと。日時をあとで連絡することになりました。料理を取るまでの間も色々な人から講習会のことについて質問を受け、宣伝効果は抜群でしたが、ちょっと効果ありすぎかも。J先生も講習会に参加したいと言い出したりして、特別参加者が多くなりそう。講習会の内容をかなり真剣に考えないとだめになってきました。

最後に全体で集合写真を撮って12時すぎに終了。残っている料理も観察して料理のウケ度合いをお勉強。次回のメニュー作成の際の参考にしたいと思います。やはりヌードル系など一口サイズでないものとりにくいものは人気薄。ほとんどの料理はなんらか残っていたのですが、寿司は完売でノルマは達成でした。後片付けをやはり最後まで手伝って、2時からの女性会話クラスに参加する前にL先生と講習会の打ち合わせをすることになっていたので、会話クラスの教室へ行きました。この日の料理を見てL先生もかなり具体的に相談にのってくれました。
まだまだ相談して詰めなければならないことがいっぱいあるのですが、英語が出来ないのでなかなか話しが進まない。メニューはずいぶん絞りこめてきましたので、メールでもう少しやり取りして来週の金曜日の試作会に望みたいと思います。

それにしても寿司の威力はすさまじい。本当に人気のあるメニューです。家の周りにもすし屋さんが乱立してますが納得できますね。講習会までの2週間の間にどれだけ口コミで人が集まるか、集まっても集まらなくても恐ろしい限りです。
この日の収穫は、講習会の宣伝が出来たことよりもC先生と会話できたこと。なかなか重鎮のC先生と親しくすることは難しく、C先生側から声を変えてもらったことは私にとってはとても貴重でなによりも嬉しいことでした。
今回のポットラックパーティもかなり色々と勉強でき、私にとってとても有意義なものになりました。

昨日の献立は、豚肉とりんごのソテー、カボチャスープ、ナスとトマトのサラダ、シェルマカロニの豆腐クリームソースでした。

ポットラックパーティ準備。

2007-01-27 01:22:18 | 料理
昨日はポットラックパーティがありました。
前日から一部パーティ出品メニューの製作をしていたのですが、寿司の製作と盛り付けがありますので例のごとく早朝から製作開始。
今回は朝2時起きでした。もうこの時間だと早朝なのか夜中なのか分かりませんが。。。

先ずは寿司飯を製作。ご飯を炊いている間に四海巻き用の厚焼き卵と茶巾寿司用の薄焼き卵を製作。うなぎ寿司用のうなぎを加熱して味を確認。味付けは日本で食べるものと同じでしたので、そのまま味は調整することなく使うことができました。
ご飯が炊き上がると合わせ酢を作り、酢飯製作。今回は3合のお米で約20人分できました。

いつもの通りきゅうり巻きを製作してから四海巻きへ巻き直し、冷蔵庫で形を固定。うなぎ寿司は押し寿司的に作ろうと思っていたのですが、棒寿司の作り方で製作。他の具を取り入れて箱寿司にしてみたかったのですが、時間短縮のため単純な棒寿司で妥協。これも棒状にラップと巻きすを使って整形し、冷蔵庫で形を固定。

冷蔵庫で寝かせている間に茶巾寿司製作。うなぎ寿司と四海巻きに使った残りの酢飯に黒ゴマを加えてさらに少し甘めの合せ酢で味を甘めに再調整してから薄焼き卵で包みました。茶巾の紐としてよくかんぴょうや三つ葉が使われるのですが、かんぴょうはこちらでは高価ですし、下ごしらえが必要。また味と食感が外国人に受けるかどうか微妙なこともあって、私的にはいつもイタリアンパセリを使っています。こちらではハーブ類はかなり日本より安く豊富に手に入れられるので重宝しています。イタリアンパセリは茎が長いので細く裂いて使うと丈夫な紐として使えます。味も香菜よりマイルドで色も葉の形もよいので、三つ葉の代用品として最適です。

寿司製作が一段落した後、前日仕込んでおいた揚げ浸しの組み立て。大根器にナス、里芋、人参、海老、ブロッコリーを盛り合わせて完成。
大根器のままでは汁気が多少多いので、さらにアルミカップに入れてみたのですが、カップが大きくかなり場所をとるのが問題。紙カップにいれて盛り付け時に考えることにしました。

最後に寝かせておいた四海巻きと棒寿司を切り分けて終了。後は総合的盛り付けです。

ポットラックの場合、会場へ料理を持ち込まねばならず、また片付けが簡単に捨てられるような容器で持っていくのが望ましい。また再加熱が不要でテーブルに置くだけで準備不要なことも重要です。私の場合、いつも紙の折り箱を使用しています。厚紙を買ってきて折り紙の要領で内容量に応じて箱を作ります。紙の色は和食の場合は断然黒がいい。料理の見栄えがかなり違ってきますね。黒の食器を使うことはまれなので、他の料理との差別化が簡単に出来ますし、料理の色もさらに引き立ちます。

また料理が取りやすいことも重要であることが最近わかってきたことです。料理の見栄えや味もよいことは重要ですが、取りにくいと人気が大きく下がってしまい、料理も残ってしまいがち。ビュッフェ形式になるので、各メニューのボリュームが一口サイズに決まっていると取りやすく食べやすい。大皿に盛り合わせる料理より1口サイズに切り分けてあるか、1つずつカップに入っていたりする方が意外にウケがいいようです。
揚げ浸しの場合、大根を器にしたのもこのことを考慮に入れているからなのですが、折り箱に詰めるとどうもとりにくい。大根カップが小さいので具が乗せてある状態になっているためお箸を使っても掴みにくいようです。アルミカップだと大きいのでとり易いもののアルミの質感が見た目を損ねるのと余分な場所を取り、イマイチ。紙カップにしても紙カップをつまんで取ってくれるといいのですが、上から大根部分を掴まれたりすると意味がなくなるためやや問題。出来るだけコンパクトに詰めて持っていかなければならないので、問題の解決はできなかったのですが、アルミと紙カップを併用して詰め、あとはパーティで様子を見てみることにいました。

折り箱3箱分になり、料理完成。時間は6時過ぎとなりダンナさんの起床&朝食タイムにちょうどなりました。作った寿司の一部をダンナさん用のお弁当に仕立てて朝の仕事は終了です。やはり2時に起きても出来上がり時間はぎりぎりでした。
いつもどおりパーティの前には英会話クラスがあるので、出品料理を紙袋に入れていつもの通り出動しました。

ポットラックパーティの詳細は明日の報告にしますが、今回も一番見た目が派手な料理であったこともあって、寿司は好評で2月に予定している講習会のいい宣伝になりました。四海巻きの威力は今回も健在でちょっと宣伝になりすぎてC先生やJ先生など特別参加者が増えそうな感じになってきていますが。。。。

昨日の献立は、うなぎ丼、豆腐とわかめの味噌汁、人参ときゅうりと里芋の酢の物でした。うなぎを久しぶりに食べたので、かなりおいしく感じました。

揚げ浸し。

2007-01-26 01:35:31 | 料理
木曜日の英会話教室でポットラックパーティが予定されています。
前セメスターの最後の日もクリスマスパーティーとして、ポットラックパーティーがシルバーレイクのとある家で行われました。
ポットラックパーティは一品持ち寄りのパーティのことで、手作りかどうかは問われないのですが、今回のポットラックパーティは私にとっては一つのテストでもあります。
2週間後に予定されているクッキングクラスでの日本料理の先生役をするのでそのメニューを現在思案中。候補がいくつか上がっていて、先生とメールや打ち合わせをして近々決める予定なのですが、今回のポットラックにもその候補メニューをいくつか入れているので、見栄えと味の両方の反応をみるいい機会となっています。また、日本料理講習会の宣伝も兼ねている事もあり、今回はかなり持参メニューと製作に力が入りました。

今回のポットラックの持参メニューは「四海巻き」「茶巾寿司」「揚げ浸し」「うなぎ寿司」の4品。「四海巻き」は前回のポットラックで作ったので今回は製作する予定はなかったのですが、講習会の候補メニューでもあるため1本だけ製作してみることにしました。
うなぎは先週末にコリアンマーケットで購入し、揚げ浸しの材料は昨日のクラス終了後、Villegeスーパーで買出ししました。当初の予定では揚げ浸しではなく、茶碗蒸しの予定でしたが大根がちょうどよい細さで売られているのを発見してしまい、メニュー変更。ちょっと京懐石風なるものを入れてみて外国人の反応を試してみることにしました。

買い物から帰って、揚げ浸しの製作開始。前日に作っておける「揚げ浸し」は一晩煮汁に浸しておけば味がなじむことと、木曜の朝の製作時間を短縮できるので助かります。

先ずは大根の下ごしらえ。揚げ浸しの具を詰める器として大根を使いたいので、まず筒切りにして薄味で煮ておき、中身を器になるようにくりぬいておきました。くりぬき器があれば生の状態で器を作り煮ることができるのですが、道具がないので大根が柔らかくなってから整形することにしました。

次に中に詰める具の製作。ナスとサトイモは一口大に切って油で揚げて、薄甘口の出しにつけて置きました。

人参は花形に飾り切りにして甘煮。ブロッコリーも軽く茹でて出し汁に付け、最後に海老を出し汁で軽く煮て終了。全て出し汁に浸した状態で冷蔵庫保存しました。
それでも20個分の製作となるとほぼ二時間の作業となり、当日の朝の作業でなくてよかったです。

あとは当日朝に盛り付けをして完成です。

夕食のあと、クッキングクラスのL先生にメールで講習会のメニュー候補の写真を送付。ブログ用の写真を引っ張りだして送りました。
先生は日本料理のメニューを全然知らないのでなかなか口頭で説明しても理解できない。メニューを決める際に先生の意見も聞きたいので写真を送付。ちょっとは話がしやすくなるといいのですが。。。
木曜日はまたまた超早朝2時起きで製作です。また夜中製作となりそうですが。。。

昨日の献立は、チキンバーグ・チーズソース、ジャガイモと玉ねぎの味噌汁、きゅうりと大根の酢の物、なすと豆腐と牛肉の甘辛炒め物でした。

リアル韓国ビビンバ。

2007-01-21 00:40:20 | 料理
昨日は金曜日。英会話クラスはお休みでしたが、昨日もなかなかハードな一日でした。
昨年末のクリスマスパーティ以来、ぺスターさんのところに一度も挨拶に行っていなかったため、昨日行ってみることにしました。
今年に入ってからは、英会話のシークレットクラスとPさんとの自転車練習やサンディエゴ旅行などで余裕がなく、教会事務所へ行くのがのびのびになっていました。

昨日もダンナさん出勤後、水の買出しをして帰ってからお菓子作り開始。今回はおはぎです。
もうこちらにきて何度も作っているので、即席お菓子の位置づけになってきていますね。本当はパウンドケーキでも焼きたかったところなのですが、昨日の夜に教会事務所への挨拶のことを思い出したため、買出し不可能。家にあるストック品で短時間に作れるものを考えました。

また来週には英会話教室のポットラックパーティもあるらしく、そのメニューも考えなくてはなりません。もう四海巻きは使えないので新しいネタが必要ですね。日本料理だけでなく、西洋系でも攻めてみる必要があるかも。

もち米を1合だけ炊いて、冷凍しておいた小豆餡で製作。6個のミニおはぎを作り、折り箱に入れて完成。完成してからRalphshへ買い物へ行きました。

昨日の夕方にはアパートのマネージャー主催のミニパーティがあるらしく、部屋のドアに張り紙がしてありました。今後1年の再契約キャンペーンと住民の顔合わせをかねているようなのです。ピザとドリンクは"Free"と書かれていましたがどの程度かよく分かりませんので、一応夕食の買出しへ。

昨日はRalphsでも大捕物があって、ちょっと事件に遭遇。捕物の罪状はよくわかりませんが、叫び声と怒声が飛び交って大騒ぎ。パトカー2台がやって来て黒人男性が捕まっていました。警官が来るまでは店の警備員が何人がかりかで男性を羽交い絞めにして床に押し付けていました。
またその様子を傍観者の女性が携帯写真を撮ろうとすると、店の警備員に止められ、またそこで騒ぎが発生。
一時は騒然としていました。初めてこちらでの生捕物に遭遇したのですが、日本と違ってやはり喧しい捕物でしたね。羽交い絞めレベルは日本の比ではなく、犯人にでも間違えられたら大変です。またまた勉強になりました。。。。

大捕物のおかげで何だか買い物が中途半端になって家に帰り、気を取り直しておはぎを持って教会事務所へ。
ぺスターさんに会って、去年のお礼とおはぎを渡すと、休憩していきなさいと言われてしばし滞在。さらに昼食を食べていかないかとのお誘いがあり、昼食タイムを待っている間、日本語の話をぺスターさんと雑談していると事務所のFreeパソコンの前に座っていた男子学生が会話に参入。
彼は日本人と日本語が大好きらしく、私が日本人とわかって急にフレンドリーに話しかけてきました。彼は19歳の大学3年生の台湾人。年齢と学年が合わないのですが多分飛び級かなにかのようで、彼の英語は効きやすいものの、ネイティブ的にぺらぺら。何処で英語を学んだか聞くと、高校はイギリスで卒業し、アメリカで1年ずつ違う大学で学んでいて、今年はUSCらしい。かなりスマートである。

日本語をかなり勉強したいらしく、USCでも日本語クラスを取るらしい。彼と1時間ほど話して英会話練習ができました。台湾の人たちはとても日本に親しみを持っている人が多く、私が日本人とわかるとよく話しかけてくれ、私のたどたどしい英会話にかなり付き合ってくれますね。ここに来て驚いたことの一つです。

ランチタイムになると、台湾人の彼は授業があるとかで退散。なぜ退散したかはあとでなんとなく分かりました。

ランチタイムになり他の韓国人数人と一緒に食事になりました。この日のメニューはぺスターさんの奥さんお手製のビビンバ。もう一組の韓国人カップルが持参したおかず数種類となりました。もちろん本格韓国料理で、タッパーを開けた瞬間、強烈な匂いでわかりました。
シークレットクラスのときにもOさんが1品もってきてくれた料理もなかなか強い匂いがしていたのですが、さすがに何品か重なるとかなり強烈。
台湾人の彼は多分この事実を知っていたのかもしれませんね。だからランチを辞退したのかも。
この匂いでひるむわけにも行かないので、とりあえずちょこちょこ味見と称して、少しずつとって食べてみました。

ビビンパの方は日本で食べるものとはちょっとトッピングが違い、肉そぼろ、大根ナムル、きのこ、ジャガイモの炒め物でご飯も雑穀ご飯。コチジャンも少し辛目で具とご飯の混ぜ方も豪快。かなりぐちゃぐちゃにして食べるのが本格的のようでした。他のおかずも牛肉のいためものや川えびなど日本でも使う材料が主で、味も悪くはないのですが、匂いが強いものが多いので味見で終わりました。
ランチのあと、コーヒーを飲んでお礼を述べて退散。結局お菓子を渡すだけの予定が2時間ほど長居をしてしまいました。本格的韓国家庭料理が勉強でき、びっちり英会話ができたので収穫は大いにありました。帰りにVillegeスーパーで来週のポットラック用のホイルケースなどを購入してやっと帰宅。

次は夕方のアパートマネージャのパーティです。とりあえずそれまでに英会話教室の宿題を仕上げて先生に送付。月曜日のスピーチ文を作成しているとダンナさん帰宅。

パーティは夕方5時からの予定で4時過ぎぐらいから外でどたばた音が聞こえ始めたのでてっきり準備をしているのかと思っていたのですが、5時ちょうどに爆音でスピーカーがなりはじめパーティ開始の模様。様子を見に外に出てみると、どたばたしていたのは引越し作業で、なぜか夕方から引越しする部屋がありその音。爆音スピーカーはパーティ盛り上げ用らしく、マネージャーの部屋の前にドミノピザが3箱と缶ジュースの入ったクーラーボックスがこじんまり置かれてマネージャー二人が待ち構えていました。
一番乗りだったらしく、マネージャーと軽く挨拶してピザをかじって立ちんぼしていると、他の住人数名が出てきてそれぞれ談笑。我が家はもう一人のアメリカ人住人と会話してパーティというか立ち話と言う感じで6時に退散。ピザをタダで食べることができたので夕食がわりとなり、パーティとは程遠いものの、期待は端からしていなかったのでまあ、これはこれでよしでした。

土曜日は来週のポットラック用に食材を買出しにコリアンタウンまで行く予定ですが、まだメニュー何にするか決まっていないのでどうしたものか。。あと、料理講習会のメニューも決まっていないし、宿題はまだまだ山積みですね。

Conversation Class。

2007-01-20 00:59:14 | 料理
昨日は少し気温が回復し、最高気温20度まで上昇しました。
さすがに先週一週間はカルフォルニアでは異例の日中15度以下で最低気温は0度近くでしたのでかなり寒さがこたえました。
20度のありがたみを昨日はひしひしと感じました。

昨日はもう一つの英会話クラスに午後から初参加してきました。もちろん、午前中はいつもの英会話クラスで授業を受けました。
今週から木曜日の午後2時から1時間、女性限定の英会話クラスが開講されるとメールでお知らせが来たため、登録をして一度覗いてみることにしました。秋のセメスターにはなかったクラスで、たぶん今回が初めて。場所は英会話教室と同じ建物で、上級クラスの教室でした。

午前中の英会話クラスは今週は最後の日。初日に比べてさらに人数が増えて、今は15人前後まで膨れ上がり満杯です。子供づれの人もいてかなりにぎやかで、雰囲気が前セメスターとは一転。新入生は全てアジア人で半分はやはり韓国系。ここにきてやっと私の英会話最下位が返上できました。
新しく来た人達は前セメスターの人たちい比べてかなり英会話レベルが低く、話す度胸がまだない分、私の方が有利な状態。4ヶ月前の来米当初の自分を見ているようで、何だか複雑な気分ですね。

新しい人も増えたことで、一度話題作りと自己アピールを兼ねて、「太鼓焼き」を早朝に製作。人数が多いため、1枚の太鼓焼きを半分に切って数を増やして持っていきました。日本人のクラスメイトのYちゃん用とビギナークラスのOさんと先生用に別に包装して、全体クラス用と3つに分けて持っていきました。

今期に入って、私の登校時間はほぼビギナークラス開始時間。ビギナークラスもOさん一人になってCさんもYちゃんも来なくなりました。代わりにクラスには参加しないのですが、中国人老男性のRさんが先に必ず登校。何をするでもなく、ぷらぷらして色々な人に声を掛けています。

昨日もやはりRさんも先に登校していたので、3人に一つずつ太鼓焼きをあげてから、コーヒーブレイク用の準備をしにいきました。
シークレットクラス以来、早く来て手が空いている私がコーヒーブレイクの準備をずっとしています。これもボランティアなのですが、一見邪魔臭く、不必要なことに思われがちなのですが、意外に色々な人とフランクに話せて、英会話の練習と知り合い作りにかなり役に立っています。先生達にもボランティアで用意することで好印象ですし。。。これも続けることが重要ですね。

昨日も中国人老男性のRさんと準備をしながら、しばし会話。中国の都市名を漢字で言い当てるととても喜んで、名前を覚えてもらえました。中国の都市名は日本で習うものとは発音が違うのですが、よく聞いているとなんとなくわかる。中国の都市名もいくつか主なものを知っておくことは大事ですね。ナショナリティの強い国民性をもつ国の人は特に自国のことを知っているとわかるとかなりフレンドリーに急変します。おかげで彼にミドルクラスメイトの中でで一番に名前を覚えてもらいました。

クラスは満杯で1分間スピーチをするだけでほぼ授業の2/3が終わってしまい、やや問題ですね。ほとんど話す機会もなく、黙って座っていることが多くなりました。後半の授業も2-3ページしか進まないし、ディスカッションもできないので、前クラスの人たちはかなり不満があるかも。今後どうなることやら。

クラス終了後、持っていったお菓子の空箱を回収しに、J先生のクラスへ行くと、J先生が一人でランチタイム中。ここぞとばかりに話かけてしばし英会話。彼自身の評判も先生としては最近よろしくないのですが、英会話の練習相手としてはネイティブですし重要人物です。私的にはクラスが違うので性格はあまり関係ない。普通に話している分には話を聞いてくれるいい人なので機会があれば1対1で話すようにしています。
午後からのクラスは2時からで一度買い物をして家に戻り、荷物を置いて再び大学へ。
ちょうど鉛筆を教室に忘れてきたので早めに教室にいって取りに行きました。コーヒーブレイクの部屋に置き忘れたのは分かっていたので、行って見ると、夜のキリスト教系の食事提供の準備をしている女性がいて、鉛筆を探すついでに彼女と料理談義。一度会ったことはある人で話はしたことがなかったのですが、H先生の知り合いですので、初会話だったのですが、いくつか料理について話すことができました。

彼女はネイティブアメリカ人で5年間料理を大学で学んだようで、一人で何品も何時間も掛けて作っています。昨日はあまり時間がなかったのであまり話しができませんでしたが、時々話ができるといいかもしれませんね。木曜日は午前のクラスのあとは次のクラスまで彼女と会話できるかもしれません。

肝心の女性限定英会話午後クラスの方は人数4人。うち三人は日本人。一人は初めて会う人でELSには参加せず、ビバリーのアダルトスクールに通っていて、クッキングクラスのみに前セメスターは参加していたらしい。一人は韓国人でジンジャークッキーハウス講習会で一度会った人でした。
先生はクッキングクラスと同じL先生でしたので、人数も少なくかなりリラックスしたいい雰囲気。日本人が多いのが少々難点ですが、午前のクラスが期待できない今はこちらの方が居心地がいいですね。話題はフリートークでこちらに来ての失敗談や自己紹介で昨日は終了。結局1時間の予定が2時間半もあり、終わったのは4時半。

ついでにL先生と今度のクッキング講師のやり方の打ち合わせ。一度L先生の家でデモンストレーションしてみることになりました。午前のクラスの後に買い物に車で一緒に行って先生の家でデモ。先生が内容を確認してレシピと本番のフォローを考えてくれることになったのでかなり助かりました。

今週から新学期となり、新しいことをいくつか始めることになりましたので、前セメスターとは全く違った忙しく楽しい日々になりそうです。

昨日の献立は、ナスとひき肉の挟み焼き、ブロッコリーとトマトのスパゲッティ、かぶのスープ、りんごと人参のサラダでした。

クッキングクラス。

2007-01-19 01:29:39 | 料理
火曜日はクッキングクラスに初参加してきました。
秋セメスターの途中でこのクラスの存在を知っていたのですが、英会話教室の方の宿題と予習に追われて時間と体力を作ることができず、秋セメスターは行くことができませんでした。
様子見を兼ねて、クッキングクラス主催のジンジャーブレッドハウス講習会兼クリスマスパーティに参加して、先生と一度顔つなぎをしておいたので、初参加とは言え、少しは気が楽でした。

午前中は英会話クラスがあり、前セメスターは14時開始だったのですが、時間が今期から変更になり、13時から開始予定とか。クラス英会話教室終了後、30分ほど早いですが、時間も中途半端で行く場所もないのでクッキングクラス会場に行ってみることに。
会場と言っても、英会話教室と同じ建物の1階でいつもコーヒーブレイクの時に利用している部屋です。

教室を覗いてみるとクッキングクラスの先生がもう準備を一人でしているのを発見。中に入れてもらって、一緒に準備作業を手伝いながら、クラスについてや自己紹介などを個人的にしていました。
おかげで先生独り占めして英会話練習とコネクション作りをすることができました。なかなか一回では親しくなることはできませんので、これからも早めに出て、手伝いつつ親しくなっていきたいです。

しかしながら13時になってもあまり人は現れず、くれない会の人は皆無。英会話には数人出席していたのは確認していたのですが、今期からはもう出ないつもりなのか。。。私的には日本人がいない方が好都合なのですが。

時間を過ぎてちらほら人が集まり始め、火曜日に同じ英会話クラスに初参加した韓国人のCさんも登場。お互いクッキングクラスは初参加で他にこのクラスで知り合いがいませんので、彼女と話をしながらクラスが始まるのを待ちました。
13時半ごろからなんとなくクラス開始。今回はインド料理で「Channa Masala」と「Cucumber Raita」いわわゆる「ひよこ豆トマトカレー」と「きゅうりヨーグルトサラダ」です。講師はUSCのコンピューター系の男子学生。もちろんインド人でベジタリアンでした。

彼は口頭で指導するだけで、手は出さない。参加者が手分けして野菜を切ったり、洗ったり手の空いているやる気のある人だけが作業をするという感じの講習会でした。今まで日本でも料理教室などには参加したことがなく、高校までの調理実習程度でしか料理講習を受けたことがないので、日本との比較はできませんが、かなりアバウトでばらばらな感じ。

レシピは専用のレシピ帳をもらってそこに毎回張るように指示されたのですが、レシピを見る間もなく、なんとなく作業のように料理を作っていました。

まず玉ねぎをみじん切りにする作業から始まってびっくり。参加者は主婦の人がほとんどだと思うのですが、包丁さばきの危なっかしいことはなはだしい。包丁で刻むという作業は他の国ではあまりやらないみたいで、チョッパーが普及しているからかも。私が包丁作業を代わってみじん切りを始めるとみなさんあっけにとられていました。私の技術は特別ではないレベルで、まあ普通の主婦程度のみじん切りの速さと細かさなのですが、違いが歴然としすぎて、なんだかプロモーションビデオ状態でした。

きゅうりもグレイダーという専用のチーズおろしのようなもので、削って千切り状態に。こちらにきて道具で作業をするのは、私にとって新鮮に感じたのと同様、包丁であれこれ刻むのもこちらでは他の人にしてはかなり新鮮なのかも。もう誰が先生なのか分からなくなってきていました。

途中からはほとんど主催者の先生が作り方を指導してインド人は出来上がり時には姿がなく、よく分からないまま、料理完成。

料理としては、玉ねぎのみじん切り、しょうがとにんにくのペーストを油で炒めて、専用香辛料を加えてトマトソース缶とひよこ豆の水煮を加えて煮込むもの。香辛料が独特で本場では各自が各香辛料を混ぜ合わせて作るらしいのですが、初心者はずばり袋入り「Channa Masalaの素」を使うようにとインド人講師。

「この香辛料は辛くないのか」と質問に、「他のものに比べればそれほど辛くない」との回答でしたが、一袋真っ赤な粉を入れたところを見るとほとんど信用できない。日本人は他の国の人に比べて辛味に断然弱いため、「それほど」というところがかなりひっかかりますね。辛味を尋ねるときはこのあたりを注意しなければいけません。ちなみにアメリカ料理は甘みに注意です。

逆に日本料理は「粘り」の食感に注意です。ヨーロッパやインド系の人々は粘り系の食べ物に弱いため、予め伝えておいた方がよいし、好みを尋ねるときも「粘り系」が食べられるか聞いておいた方が失敗が少ないと経験上わかってきました。

料理が出来上がったところで試食タイム。ご飯はクラスが始まる前に浸水したブラウンライスを電子レンジで炊いてありました。
お湯から米を入れて電子レンジにかけて米を炊くのはかなり乱暴なように思うのですが、こちらでは結構普及しているようで、インド人のPさんも電子レンジでかなり簡単に米を炊いていました。フタをせずに炊くので、日本のご飯とは異質のものにはなりますが。。。。

各自ビュッフェ形式で試食するのですが、試食そっちのけでおしゃべりタイム。カレーの方はやはりかなり辛味が強く、ほとんど手付かずで残ってしまいました。私も一口試食サイズで食べただけで、家で作るにはかなり改良が必要ですね。味がよければダンナさんにも味見させようと思ってリフトオーバーしようと思っていたのですが、あきらめました。

試食の後は、自己紹介。今回が春学期の最初だったこともあって、簡単に名前と出身などをスピーチ。
私はやはりお菓子の人でやや顔が知られていることもあり、先日作った四海巻きを習いたいと何人かに言われましたけど。

自己紹介後、各自好きずきに解散。後片付けは誰もしないようですので、先生たちのほかに私とCさんとで手分けして片付けまで手伝いました。変える前に日本料理を教えてみないかと誘われ、「英語ができないから無理。」と言ったのですが、先生たちがフォローしてくれると言うので来週に詳細を打ち合わせることになりました。
メニューやレジュメ用のレシピを用意する必要があるのですが、メニューは寿司が好評のようなので巻き寿司にしようかと思っています。レシピを書くのが一番の問題ですね。当分頭が痛いです。

昨日の献立は、豚ロースのソテー オレンジソース、ほうれん草のポタージュ、紫キャベツとトマトのサラダ、マカロニグラタンでした。
このところのカルフォルニアの大寒波の影響でオレンジはこれから高値が予想されますね。本当にここのところ気温が低く、日本と同じ気温です。
ロサンゼルスの大きな利点である冬暖かい気候は今冬は期待薄です。

American's test Kichen。

2007-01-14 11:25:05 | 料理
昨日は久しぶりに一日予定なし。お菓子をつくることもなく、誰かに会うこともなく静かな一日でした。

昨日から気温が急降下。また真冬になっています。今週末はずっと寒いようですね。気温は最低、最高ともにほぼ日本並み。ニューヨークの方がまだ暖かいようで、この冬はニューヨークが暖冬、ロサンゼルスは厳冬ではずれの年のようです。
暖房と冬装備がないので、持っている服を総動員して着膨れして家で過ごしています。

朝はいつものとおりRalphsへ買出しに行き、明日のサンディエゴ旅行の昼食用パンを買いにVillegeスーパーへ。初めての長距離列車に乗るため楽しみです。

午後からは一日レシピを和訳。時間ああるときにできるだけレシピを解読してメニューを開拓しておかなければなりません。特にお菓子の方を今は重点的に解読中。
こちらに来て、道具類のよさにはいつも驚かされているのですが、料理書のよさにも注目しています。日本の料理書は写真が多く、見た目には綺麗で内容は文字が少なく丁寧で初心者にも作りやすい書かれ方になっているのですが、どれも同じような感じ。
こちらの料理書は写真はかなり少なめで、紙質も悪くわら半紙のようなものもありますが文字数が多く読み応えはかなりあり、書き方も日本のものとはニュアンスが少し違い専門書になると日本のものより理論が分かりやすい。

特に最近、料理勉強の媒体としてよく利用しているのが「マーサ・スチュワート」と「American's test Kichen」の本とサイト。どちらもテレビ番組を見て存在を知ったのですが、この二つはかなり優れものです。
「マーサ」の方は日本でも有名な人なので、番組も有料衛生放送で日本でも見ることができます。アメリカの料理番組はレシピの分量などが日本のように字幕で表示されることはなく、ほとんどネットのサイトに掲載されているのを参照する仕組みになっています。
よって、サイトの内容は比較的よく出来ていて、「マーサ」のサイトはレシピだけでなく、テレビ放送をそのまま無料でダウンロードして見ることができます。
これのおかげで放送を録画する必要もなく、見たいときに見たいレシピの放送だけを直接見ることが出来てかなり重宝しています。料理だけでなく、家事全般が彼女の守備範囲なので、季節の飾りつけや部屋の片付け方の工夫などかなり見ごたえがあります。

「American's test Kichen」はこちらで初めて知った番組なのですが、これは日本ではない斬新な番組。毎回何かのテーマを決めて、それについて市販品やレシピを比較検討する番組です。テレビの方は市販品の比較で、レシピは作り方の実習が主。市販品の比較コーナーでは商品名と実物を見せて味や質を比較して報告しています。もちろん推薦品だけでなく、非推薦品もはっきり言うため、初めて見たときはかなりびっくりしました。日本では推薦品はよく放送されますが、非推薦品に対しては直接コメントしたり商品名を表示したりは通常しないものですので。。。

この番組のサイトはかなり文字だらけなのですが、ここが出版している本が今一番のお気に入り。内容はサイトとほぼ同じものなのですが、比較検討が市販品だけでなく、レシピについてもかなり詳細に検討されていて、とても興味深い。
質の改善のためにレシピをかなり検討していて、材料の選定から量、材料の完成品の与える影響など実験的に研究されています。また絵は写真でなく、挿絵。

この挿絵が手書きで私には新鮮で先日もここのお菓子特集の雑誌を購入しました。本当はここが出しているハードカバーの大きなレシピ集が欲しいですが、日本の方が安く買えそうなので、日本に帰ってからお楽しみにして、今は月間誌の方を内容に応じてたまに購入して勉強することにしました。

英会話教室の待ち時間などにもこの本を持ち歩いて解読しているのですが、暇つぶしにはもってこいの英語量です。当分はこれで英語と料理の勉強が同時にでき時間があっという間にたってしまいます。

昨日の献立は、豚肉のソテーチーズクリームソース、ブロッコリーとツナのパスタ、白いんげん豆とキャベツのシチュー、紫キャベツとゆで卵のシーザーサラダ風でした。

シュークリーム。

2007-01-13 00:23:16 | 料理
昨日はシークレットクラス最終日。来週から英会話クラスも春学期がスタートです。
秋学期が11月で終了して以来1ヶ月半、休暇中は英語がどうなるか心配でしたが、このシークレットクラスのおかげで正式クラスより会話量も内容も充実していて、かなり勉強になりました。
特に年末あたりからはほとんど仲良しサロン状態でしたので、韓国料理の試食ができたり、先生のお宅訪問や人生相談会など毎日退屈せずにかえって忙しく楽しい毎日でした。
正式なクラスが始まると、宿題に毎日追われますので今のようにゆっくり午後を過ごすことは難しくなります。さらに今期からはクッキングクラスやもう一つの英会話クラスに参加してみようかと思っていますので、さらに大変かも。まあ、やれるだけやってみましょう。

昨日は最終日ということもあり、また昨日は何だか夜中に目が覚めてしまったこともあってお菓子を夜中2時から作り始めてしまいました。
今回は「シュークリーム」。食べるメンバーがいつも同じになりつつありますので、和菓子系ではあまり珍しくなくなってきたことと、和菓子のレパートリーも少ないことで、最近は洋菓子部門へ踏み込みつつあります。シュークリームはたしかにアメリカでも売られているのですが、見た目も少し違うし、味もかなり甘くなっていると思います。
シュークリームもフランス菓子ですので、歯ごたえや食べ応えを求めるアメリカ菓子とは別系統になり日本ほど見かけません。見た目もアイシングがごってり掛かっていてクリームもヘビー、ネットのレシピでは詰めるクリームはアイスクリームを入れたものもあり、カスタードが主流ではないのかも。

私的にはシュークリームは成功例が少ないお菓子の一つで、メレンゲクッキーにしようかずいぶん迷ったのですが、時間もあるのでやってみることにしました。
材料はシンプルで型も必要ないのでうまく作ることができれば、お菓子としてだけではなく、セイボリーとしても使え、意外に応用範囲も広いシュー作り技術は修得しておきたいものですね。オーブンは覗き窓のないものなので焼けているか途中で確認が一切できず、レシピの温度と時間で一発勝負することに。

レシピは日本のものを採用。アメリカのものはやや分量に違いがあり、甘さもかなり強くなるため、日本の味で一度外国人ウケを判定してみることにしまいした。シュークリーム自身が受けるかどうかも味以前に問題があるのですが。。。

シュー生地を練って焼く直前まではいつも問題はなし。日本のレシピは重量表示ですので秤の信頼度がやや不安ではありますが、とりあえず焼いてみることに。温度は450Fで余熱して400Fで20分焼きました。ここだけはアメリカのレシピを参考にしました。
20分後、不安いっぱいでオーブンを開けてみると、結構膨らんでくれていたのでちょっと安心。まだ少し焼けが浅いようなので、さらに10分焼きました。

何とかシューが出来そうだったので、追加焼成の間にカスタード作り。レシピの1/3量で作ってみました。これもよくダマダマになって失敗することの多いものなのですが、いつもと作り方が違うものを採用し、卵黄に砂糖を混ぜ、粉を加えてから牛乳で伸ばす作り方。火に掛けるのは最後で全てが混ざった液体状態で火にかけるのでダマが出来ずにうまく作れました。

焼けたシューは少しだけボリュームが下がったものもありましたが、今まで作った中では上出来です。カスタードも量が少なめでしたが、無事7個のカスタードシュークリームができました。

昨日もやはり先生と私とOさんの3人でしたのでシュークリームを授業の初めに食べました。シュークリームのウケはよく、手作りのシュークリームにかなりびっくりしていました。

日本ではシュークリームは手作りお菓子の代表的なものの一つでもあり、手作りであることはそれほど驚かれるものでもないのですが、こちらではそうでもないみたい。先生はあっと言う間に3つたいらげて、すぐに全部売り切れ。Oさんも私が作るものは市販のものより甘さがあなり抑えてあるためウケ上々。箱の方にもまた興味が集まり、簡単に折ってあるのを説明するとこちらもかなりウケていました。
やはり半分雑談、半分授業でこの日も授業は終了。
昨日は自転車練習もなく、先生とのスタバお茶会もなかったため、久しぶりに家に直行で帰りほっと一息つけました。

意外にシュークリームのウケがよく、前回作ったクッキーも思ったより好評でしたので、洋菓子方面でも手作りは有効かもしれません。来期は和菓子だけでなく洋菓子も駆使していきたいと思います。

昨日の献立は、しゅうまい、レタスと卵白の炒め物、干し魚スープ、トマトときゅうりの豆腐和えでした。
卵黄をカスタード作りに使いましたので余った卵白で炒め物にしました。干し魚は先日先生からの頂きものを習ったレシピで作ってみました。ニラと卵のスープにするといいそうなのですが、ニラは手に入らず、卵も他の料理につかっていますので、今回はリーキだけのシンプルなスープにしました。干し魚は塩漬けではないため味は薄め。魚もそのまま具となりますので、具の味としてはスカスカにならず、おいしかったです。多分本場のスープとは違うものになっていると思いますが、これはこれでおいしかったです。

シナモンロール。

2007-01-07 01:07:17 | 料理
昨日は、初パン作りに挑戦。
一昨日はPさんがお疲れの様子でしたので、励ましも兼ねて練習時に手土産を作ることにしました。
前回作った赤飯饅頭はライス系であまりお好みではない感じ、彼女の好みとしては"ベーク系"、つまりマフィンやケーキのような焼き粉菓子の方がいいみたいでした。先日の自転車練習の後、昼食に食パンを食べているところをみたので、普通パンでも食べるようでしたので、一度パンを製作してみることにしまいした。
パンも小麦と塩が基本材料ですので、ベジ仕様にしやすい食べ物なのですが、問題は作る技術の方。イースト発酵なので、うまく発酵してくれるかが最大のポイントです。

先月からパン作りの計画を考えていて、イーストを購入していました。
イーストは日本のドライイーストと少し形式が違うようです。
こちらではキッチンエイドが普及しているため、パン作りをする人は多いと思っていたのですが、そうでもないみたい。
ドライイーストも2種類あって、「クイック系」と「アクティブ系」。どちらも同じパッケージで価格も同じ。よく見ないとどちらを購入したかわからないくらい。
Villegeスーパーでは「クイック系」しか置いてなく、Ralphsに行って始めて「アクティブがあるのを発見。値段も日本のものより高い気がします。こちらは大量製作のためか、3袋が連なった紙袋セットか、瓶売り。紙袋の方はよく底が破れていてイーストが漏れているものが多いので要注意です。
とりあえず今回紙袋セットで試してみることに。
今のところ、「クイック系」と「アクティブ系」の違いはよく分かりませんが、多分発酵時間がクイック系の方が短いのではないかと思っています。

パン作りと言ってももちろん型を持っていないので、型のいらないシナモンロールを作ってみることにしました。「シナモンロール」はアメリカのパンで、どこのお店でも巨大サイズで売られています。多分日本の倍はあると思いますね。値段もマフィンよりは高く、味は店によってばらつきがあり、甘さが控えめなものでシナモンがあまり利いていない方が私には食べやすいです。

一応、日本で基本的な手こねパン作り技術は自己学習済みですが、シナモンロールを作るのは初めて、今回はベジ仕様のため、卵、バターなしで製作。粉にイースト、砂糖、塩、植物油、に温めた牛乳を加えて練りました。イーストがどの程度パワーを持っているのか分かりませんが、家の洋料理書の分量からするとイーストの量が日本の作り方よりかなり多い気がします。こちらのイーストは量が多い目に必要なのでしょうか。。。まあ、とりあえずやってみて考えることにしました。

少し練りが足りない気もしますが、こちらの料理書には日本のように細かく生地がどういう状態になるまで練るとか書いていないので、10分ほど練って少々練り足りないのですが、一時発酵に持ち込みました。

日本でも発酵の保温に即製で鍋を使っていましたので、今回も同じように鍋にお湯を沸かしてその上に皿を載せ、生地を載せてラップとフタをしてタオルで保温。この状態で発酵させている間に買い物に行くことにしました。
洋料理書では一時発酵は10分程度と短く、整形後の二次発酵が1時間程度と長く取られているのですが、10分ではほとんど変化がなかったため、日本と同じく、一次発酵に時間をとることにしました。
買い物に行って、シナモンパウダーを購入。帰ってくると約2倍に発酵していました。
初回としては1時間程度で膨れてくれてくれただけでも良しと思っているので、上出来。

16個に分割して、縦長に伸ばし油を塗ってシナモンを振りかけ、レーズンと蜂蜜をちらして巻き込みました。1個につき2個の生地を巻いて半分に切り、切り口を上にしてアルミ皿にのせて30分間2次発酵。

200度程度にオーブンを設定して15分で完成。一口サイズのベジシナモンロールができました。
卵とバターが入っていないので、風味は薄く、ふわふわには仕上がらなかったのの、焼き菓子的なお菓子パンにはなりました。初挑戦でしたので、合格点だと思います。

次回は練りやイーストの量などをもう少し調整してみたいと思います。

ちょうど焼きに入る前あたりでメールをみるとPさんから練習のキャンセルメール。
どうも筋肉痛とお疲れモードが重なったようでダウンした模様。やはり根をあげてしまったようです。

とりあえず焼きあがったものをつつんでPさんの家に持って行きました。Pさんの家は大学の近くで我が家からも近いのですが、ノックしても返事なし。遅れて大学に行くとの内容だったので、もう大学にいったのかと思い、研究室まで行ってみるとまだ来ていないとのこと。
とりあえずダンナさんにパンを預けて撤退。

家に帰ってからは夕食の「参鶏湯」作り。昨日は風が台風並みに強く、気温も急降下。一次発酵の間に行ったRalphsで丸鶏が大安売りしているのを見つけたため、「参鶏湯」を作ることにしました。2kgサイズ丸鶏で200円。いつもの3割程度の価格でした。
「参鶏湯」は鶏のお腹にもち米や木の実などの薬効の高い食材を詰めて煮込む有名な韓国スープ鍋です。今回はもち米とピーナッツ、小豆を詰めました。

鶏を煮ていてもう一度メールを確認すると、彼女からメールがあり、やはり今日は家に一日居るとのこと。もう一度研究室まで自転車で行って、パンを取ってきて彼女の家に寄って手渡してきました。研究室でクラスメイトのJさんに見つかってしまい、案の定「なにしてるの?」と聞かれてしまい、ことの顛末を話すと、「まだ練習に付き合っているの?」と少々あきれられていました。「今、辞めるわけにはいかないから。。。」と取り繕いつつ、苦笑い。気にしない気にしない。。。

まあ、私としてはパン作り実習ができただけで今日はかなり収穫がありました。渡す相手がなければなかなか作る気にはならないため、キャンセルになっても自分にはモチベーションを保つにも良いきっかけだったと思っています。
昨日もドタバタの一日でした。

昨日の献立は、参鶏湯、プッチンゲ、きゅうりとトマトの中華風サラダでした。参鶏湯は身が柔らかくとても美味でした。もち米も一緒に炊き込むので、ご飯とメイン、スープを同時作成でき、煮込み時間だけはかかるものの手間の掛からない料理です。